ラニーニャ現象とパラオの夏
いきなり天気の話からですが、今年の夏はラニーニャ現象が続くのだそうです。
長引けば秋ごろまで続くような予報であるこのラニーニャ現象とはどんなものか?ご存知の方も多いと思いますが、ざくっと15文字にまとめると「日本南海の太平洋の水温が上がる」ということです。
もう少し説明すると、日本南海=西部太平洋地域の海水面温が上がり、このエリアの空気の対流活動が活発になり、太平洋高気圧の張り出しが強くなるようです。
ラニーニャ現象が発生するとミクロネシアは降雨量が減る傾向にあり、パラオも今年の夏は少雨傾向の予想となり、雨期っぽくない雨期となりそうです。
また、近年夏の台風の発生地点はパラオから遠いところが多く、風の影響を受けにくい傾向があります。
これはここ数年続いているこのラニーニャ現象からきているのだと思います。
なので今年の夏は、パラオの海況は良くなる傾向が強くなると思われます。
それを見越して今年の夏は、少ないですが何本かクルーズを設定しています。まだ訪れるダイバーの人数は少なく、ポイントはガラガラの状態で独占状態。
よい海を独り占めで、天気も海況も良いなら今年の夏はパラオという選択肢もありかと思います。遊びにきてね。
秋野 大
1970年10月22日生まれ
伊豆大島出身
ガイド会所属
パラオ在住25年。パラオ現役ガイドで最古参。「データ」が大好物で、なんでもかんでもすぐに分析したがる「分析フェチ」。
だいたいの魚は好きなのだが、やっぱりブダイのことだけは苦手。とりわけ3cm以下の魚には激しい興奮を示し、外洋一発系の魚に果てしないロマンを感じるらしい。
洋酒より焼酎。肉より魚。果物と酸っぱいものは見て見ぬふりをする。最近甘党。人生ビール党。
ミクロネシア・パラオ エリア情報
ミクロネシア・パラオ
DayDream PALAU
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