南国通信 - パラオの海からThe Diving Junky Magazine

高い水温

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いよいよ10月である。パラオが鎖国をしてから半年が経った。

この間に変ったことと言ったら、パラオ在住の日本人の数と、僕のお腹周りの肉の量くらいだろうか。前のは減って、後ろのは増えているという困った状況だ。

と、そんなことを書きたかった訳ではありません。

今年は台風が少ないため海が混ざっていないのか、水温が少し高い。よく調べてみると、今年はラニーニャが発生してるようだ。

ラニーニャが発生すると西太平洋における赤道付近の海水温は上がる傾向にある。

その昔、パラオのサンゴが壊滅的なダメージを受けた1998年の高水温現象の時も実はこのラニーニャ現象に起因している。

サンゴというサンゴがことごとく死滅し、そのサンゴに藻が生えて、魚層が藻食のハギばかりになったのは昨日のことのように覚えている。

あの時は本当にパラオ終わったと思ったくらいダメージが酷かった。

98年のダメージは5年以上も残り、20年以上経っている今でも完全復活をしていないエリアもある。単純に心配だなと思う。

先日、パラオの有名なダイブサイトの一つ、ニュードロップオフに潜ってきた。

そこで久しぶりに色が抜け白化しているセンジュイソギンチャクを見つけた。水温が高いなって感じていたので「やっぱり」と思ってしまった。

生き物たちのほうが人間なんかよりもよほど敏感に感じているはずだ。どうも海の中に元気がない気がする。嫌な予感だ。

こんな時はクラゲのようにフワフワユラユラ成り行きに任せて、なんて呑気なことを言ってる場合じゃない。かもしれないですね。

クラゲ
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秋野
秋野 大

1970年10月22日生まれ
伊豆大島出身
ガイド会所属

パラオ在住23年。気がつけば現地在住の現役ガイドでは最古参。「データ」が大好物で、なんでもかんでもすぐに分析したがる「分析フェチ」。

だいたいの魚は好きなのだが、未だにブダイのことだけは苦手。とりわけ3cm以下の魚には激しい興奮を示し、外洋性一発系の魚に果てしないロマンを感じるらしい。

洋酒より焼酎。肉より魚。果物と酸っぱいものは見て見ぬふりをする。最近甘党。人生ビール党。

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