マンタフィーバー

10月からクルーズ船「龍馬 I」の新しいシーズンが始まっている。
3年ぶりに今季はクルーズディレクターとして乗務することになった。一旦出港してしまうと通信環境が遮断されてしまうので船はまさに洋上の孤島状態である。
なので今月は原稿の締切に間に合わず遅れて掲載となりましてすみません。という言い訳をするのに150文字も使っている大バカモノ。
と、そんなことを書きたかった訳ではありません。
11月は毎年ジャーマンチャネルのマンタの景気が良くなる。なぜだかよく分からないが、11月はいいのである。遭遇率も個体数も他の月に比べると確率がグググッと上がる。うちのスタッフで最もマンタを勉強している祥子は「繁殖では?」と読んでいるそうだ。
エントリーするとほぼ100%の確率(と書くと出なかったときに怒られるから)に近い高確率で遭遇できている。
これも大体毎年のこと。季節外れの台風とか来て水面が荒れるとそのときはどうやら深いところに行ってしまうようなのだが、海況が戻ればまたいつものジャーマンチャネルに戻ってくれる。
この時期パラオはまだシーズンオフでダイバーも少なめで、海は空いていてマンタは沢山いて、もうやりたい放題(一定のルールはもちろん守ってのこと)で、とにかく11月はマンタのことを考えるなら最高の月なのだ。


秋野 大
1970年10月22日生まれ
伊豆大島出身
ガイド会所属
パラオ在住23年。気がつけば現地在住の現役ガイドでは最古参。「データ」が大好物で、なんでもかんでもすぐに分析したがる「分析フェチ」。
だいたいの魚は好きなのだが、未だにブダイのことだけは苦手。とりわけ3cm以下の魚には激しい興奮を示し、外洋性一発系の魚に果てしないロマンを感じるらしい。
洋酒より焼酎。肉より魚。果物と酸っぱいものは見て見ぬふりをする。最近甘党。人生ビール党。
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