ガイドのつぶやき - 伊豆諸島・八丈島からThe Diving Junky Magazine

生態写真に点数を付けたら、負けてしまったという件

八丈島初記録の魚、もしくは初めて見つけて種類が分からなく、散々調べた結果、これだったんだという魚の記録をするのも楽しみのひとつ。

しかし、長年八丈島の海に潜っていると、滅多にそんな種類の魚に出会うことがなくなってしまった。

それでも、確認したけど写真を撮っていない種類はたくさんあるので、まだまだそんな種類の魚に出会う楽しみはなくなったわけではない。

今回はそんな魚を一つ紹介します。

過去一度だけ確認したヤミスズキという魚がいます。名前の通り岩棚や洞窟など暗闇を好むハタの仲間で、屋久島や琉球列島に生息する南のサンゴ礁の種類です。

もちろん八丈島で一度だけ確認しているものの、写真がないので分布に八丈島は入れなかったいわくつきの魚てもある。

そんなヤミスズキを見つけたのは、うちから独立して沖縄本島で「ゴリラハウス」というはショップを始めた昇太である。

先日、ゲストを連れて八丈島やって来た時のこと。「ヤミスズキって八丈島では珍しいんですか?」とのんきな事言っていたけど、いや~、大変な発見なんですけど。素晴らしい置き土産をありがとうだね。

もちろん空いた日を狙って撮ってきました。ヤミスズキのくせに外を泳ぎ回っていた変な子でしたが、きっと気に入った暗い場所が見つからなかったのかな。

でも、外に出ているとは根側にお腹を向けて泳ぐ、ヤミスズキの習性です。そこで困るのが完全に横向きで撮れないのです。一生懸命あおって撮ってもどうしてもやや上からのアングルになってしまうんですよね。

まぁ何枚かの数カットは完全な横向き写真は撮れているんですけど、ひれ全開はこの一枚だけでした。

ヤミスズキ

ヤミスズキを撮りたい人がもう一人いました。

スタッフの水谷です。以前から撮りたかったらしいのですが、一度も見たことがないので、その願い叶わず。

もちろん次の日にいそいそと海へ出かけて行きました。

その写真がこちら。

ヤミスズキ

そしてもう一人、スタッフのジャンです。

私と水谷が、そわそわとヤミスズキを撮りに行く姿を見て、撮りたくなったのか、その次の日にジャンも撮りに行ってました。

ヤミスズキ

これで三人の写真が揃ったのですが、ジャンの狙いは分かりませんが、私と水谷は図鑑に使える生態写真です。

背景処理をして被写体を浮き立たせ、横位置で顔が少しこちらを向き、各ひれが全開というのが私の生態写真の基本となります。

三枚の写真で一番よい生態写真は、水谷が撮ったヤミスズキです。100点満点ですね。

二番目は私かな。クリアさやひれ全開は申し分ないのですが、斜め上からの角度が悪い。90点くらいでしょうか。

三番目はジャンです。真横からのとてもよい角度、でも少し距離が遠いのでクリアさに欠けます。腹ひれも全開ではないしね。85点かな。

ジャンとは僅差で勝っているかも程度で、負けたも同然。

みいさんに至っては、う~ん、見事に負けてしまったですかね・・・。

加藤
加藤 昌一

横浜出身、獅子座
昭和30年代生まれ、気分は昭和50年代

1992年にレグルスダイビングを設立する。フィッシュウオッチングの草分け的存在。

飽くことなく潜り続け、水中生物は分け隔てなく撮り集めているため、膨大なフォト・ストックを有する。

ガイド業も第一線で活躍しているが、写真家としても注目され、「エビ・カニガイドブック」「ウミウシ 生きている海の妖精」「スズメダイ」「海水魚」を出版する他、さまざまな水中写真を図鑑や雑誌に多数提供している。

水中生物だけではなく、陸の生き物も大好き。特に爬虫類が大好き。

伊豆諸島・八丈島
レグルスダイビング

〒100-1511
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Tel/Fax:04996-2-3539

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