先が見えたら・・・
ウミウシの改訂版が決まり、そのイラストを描き始めたりのが去年の初め。
1,300種くらい描かなければならないという気の遠くなる作業が始まったのです。
以前はパソコンのモニターを見ながらマウスで絵を描いていたけど、今回はモニターにペンで直接かける素晴らしい武器を手に入れ、細部まで精密に描けるようになりました。そうなると、以前に描いたイラストもすべて描き直したくなり、追加した種だけでなく、改訂前から載せていた種もあわせて約1300種描くということになってしまったのです。
毎日毎日コツコツと一枚ずつ描いて仕上げていく。敢えてゴールを見ず、ひたすら描き続けて一年。
相田みつをの「毎日少しずつ それがなかなかできねんだなあ」の詩を覆したのであった。
※詳しくは2019年6月の記事を見てね。
終わったぁ~。でも意外と達成感はなく、イラストを終えて次の作業へと移るのでした。それはフォト講座とウミウシの探し方の原稿。これが終われば、出版社に提出するだけです。
そう思ったら、原稿が進まないこと進まないこと。なんか先が見えてしまうとダメなタイプかも知れませんね。
写真は三点。フォト講座に出そうかなぁと思っている写真です。
今回はコンデジメインでライトを併用して撮影する新たな撮り方の紹介をしようと思っています。
写真はオリンパスTG-6とイノンの新型ライト5800Kを使っています。
Kはケルビンね。ケルビンって何って思った方は、ウミウシ改訂版買ってください。



https://www.gokaiclub.com/2020/03/regulus/kato/6168/trackback

加藤 昌一
横浜出身、獅子座
昭和30年代生まれ、気分は昭和50年代
1992年にレグルスダイビングを設立する。フィッシュウオッチングの草分け的存在。
飽くことなく潜り続け、水中生物は分け隔てなく撮り集めているため、膨大なフォト・ストックを有する。
ガイド業も第一線で活躍しているが、写真家としても注目され、「エビ・カニガイドブック」「ウミウシ 生きている海の妖精」「スズメダイ」「海水魚」を出版する他、さまざまな水中写真を図鑑や雑誌に多数提供している。
水中生物だけではなく、陸の生き物も大好き。特に爬虫類が大好き。
伊豆諸島・八丈島
レグルスダイビング
〒100-1511
東京都八丈町三根1364-1
Tel/Fax:04996-2-3539
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- 2020.11:生態写真に点数を付けたら、負けてしまったという件
- 2020.10:常時携帯
- 2020.9:告白
- 2020.8:圧を感じたい時もある
- 2020.7:拍子抜け
- 2020.6:対象物と寄り
- 2020.5:しばらく振りのお魚さん
- 2020.4:ウミウシは続くよ、どこまでも
- 2020.3:先が見えたら・・・
- 2020.2:メガネと透明度
- 2020.1:改訂版のウラ話
- 2019.12:訂正のタイミングと一発勝負
- 2019.11:人間も騙される凄い奴
- 2019.10:「旬を逃す」 それステータス
- 2019.9:体験ダイビング中の楽しみ
- 2019.8:訂正
- 2019.7:羊
- 2019.6:毎日少しずつ
- 2019.5:ローガンズとウミコチョウ
- 2019.4:60マクロレンズと105マクロレンズ
- 2019.3:オヤジ撮り
- 2019.2:被写界深度との闘い
- 2019.1:経験と勘
- 2018.12:次から次へ壊れる
- 2018.11:悪い霊の正体
- 2018.10:よき八丈島再び
- 2018.9:愚痴を言ってみる
- 2018.8:カメと記念写真
- 2018.7:新種記載、その魚の名は
- 2018.6:一番面白かった小説
- 2018.5:ライト撮影の勧め
- 2018.4:試しの裏とおこぼれ頂戴!!
- 2018.3:太陽の代わりとなるライト
- 2018.2:横位置ひれがバシッ!
- 2018.1:新たな出発
- 2014.6:イカしたお話し
- 2013.3:あくまでも個人的な狙い in レグルスツアーマクタン編
- 2012.10:豆南諸島報告
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