羊
オーストラリアの羊の数は人口の8倍の1億5,000万頭。これ日本の人口より多いんですけど。
と、今回はそんな羊のお話ではなく、海の中にいる羊です。
大きさはなんと5mm前後の極小サイズ。肉眼で細部の特徴が分からないほど小さいので、ローガンズを苦しめる羊です。
まぁ羊と言っても、正しくは羊みたいに見えるウミウシなんですけどね。
そんな羊くんを探すのが大変。
彼らの大好物の砂地にところどころ生えている藻類に着いていれば、どんなに小さくても見つかるのですが、その藻類の周辺の砂地の上でじっとしているので苦労するのです。白い砂粒、白い貝殻の破片、、わけわからん白い小さなイソギンチャク、、、辿って辿って見つけるわけです。
八丈島にはネオンモウミウシとテングモウミウシの2種類がよく見られます。
何も考えずに普通に撮ってしまうと羊には見えません。ただのウミウシです。
ここで念じてください。「羊のように、羊のように」と唱えるのです。
そうすると、あ~ら不思議。羊のようなウミウシが現れるのでした。
なんてね。。
加藤 昌一
横浜出身、獅子座
昭和30年代生まれ、気分は昭和50年代
1992年にレグルスダイビングを設立する。フィッシュウオッチングの草分け的存在。
飽くことなく潜り続け、水中生物は分け隔てなく撮り集めているため、膨大なフォト・ストックを有する。
ガイド業も第一線で活躍しているが、写真家としても注目され、「エビ・カニガイドブック」「ウミウシ 生きている海の妖精」「スズメダイ」「海水魚」を出版する他、さまざまな水中写真を図鑑や雑誌に多数提供している。
水中生物だけではなく、陸の生き物も大好き。特に爬虫類が大好き。
伊豆諸島・八丈島
レグルスダイビング
〒100-1511
東京都八丈町三根1364-1
Tel/Fax:04996-2-3539
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- 2020.11:生態写真に点数を付けたら、負けてしまったという件
- 2020.10:常時携帯
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- 2019.10:「旬を逃す」 それステータス
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- 2019.5:ローガンズとウミコチョウ
- 2019.4:60マクロレンズと105マクロレンズ
- 2019.3:オヤジ撮り
- 2019.2:被写界深度との闘い
- 2019.1:経験と勘
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