横位置ひれがバシッ!
奥様は取り扱い注意、ドクターX5、コウノドリ2、先に生まれただけの僕、そして陸王、去年は結構楽しみなドラマが続いたんだけど。
おいおい、その後から始まるドラマが何だかみんな興味わかないんですけど・・・。
また、ワンパターンの正義は勝つっていう現代版ドラマが見たいなぁ〜。その時は是非とも高嶋政伸にまたヒクヒクして欲しいなぁ〜。
ワンパターンといえば、どんな種類でも関係なく横向きでひれがバシッ!って全開に広がっている写真ばかり撮っている私。
まさにワンパターンだ。でもこのがカットが大好きだからいいんです。
年の暮れ、フチドリハナダイが大群で群れている場所に出会った。ちょっと深いけどね。これだけ群れているんだからやっぱりワイドで収めようと思い、後日ワイド片手に行ってみた。
ところがどっこい、この間のような大群の群れはなく、ばらばらと分散してしまっていたのでした。
やっぱりワイドなんて持ってくるんではなかった。
いつもの横向きでひれがバシッ!って全開に広がっているフチドリハナダイを撮ろう!!
と再びちょっと底まで。実はこのちょっと底までなんですが、行くの大変なんです。
冬場はナズマドがなかなか凪てくれない。凪たとしても出入りはバシャバシャしているし。場所も遠く流れもあるし、深さも尋常ではないし。安全のためサイドマウントで加速減圧用のタンクぶら下げているし。
で、行って撮った写真がこれ!これですよ・・・。
ひれ広がってないし、寄りもあまいし、ダメダメな写真です。
ワンパターンと言えどもこれは納得がいきません。なので再度ちょっと底まで。
寄りもよし!横向きでひれがバシッ!って全開に広がっているフチドリハナダイ!
まぁこれでしたらよしとしてもよいでしょう。
やっぱりワンパターンとは言え、自分が納得できる写真でないと駄目ですね。今日もワンパターンを求める44なのでした。
さて撮影が終わり、ふとその下を見ると、あら、リュウセイスズメダイの幼魚・・・。
ってことで、横位置ひれがバシッ!は続くのでした。
加藤 昌一
横浜出身、獅子座
昭和30年代生まれ、気分は昭和50年代
1992年にレグルスダイビングを設立する。フィッシュウオッチングの草分け的存在。
飽くことなく潜り続け、水中生物は分け隔てなく撮り集めているため、膨大なフォト・ストックを有する。
ガイド業も第一線で活躍しているが、写真家としても注目され、「エビ・カニガイドブック」「ウミウシ 生きている海の妖精」「スズメダイ」「海水魚」を出版する他、さまざまな水中写真を図鑑や雑誌に多数提供している。
水中生物だけではなく、陸の生き物も大好き。特に爬虫類が大好き。
伊豆諸島・八丈島
レグルスダイビング
〒100-1511
東京都八丈町三根1364-1
Tel/Fax:04996-2-3539
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