チゴガニ
いよいよ春、桜さくの季節ですね。ここ数年の僕は、春と言えば青海島。
冬の間のデスクワーク漬けがたたり、青海に辿り着く頃には、ブランクダイバーで、疲れるは、泳げないは、の繰り返し。
今年こそはという思いだったが、正月を最後に潜ってないので、すでに2ヶ月あまり、また同じてつを踏んでしまった〜〜
ま〜のんびり出直そう〜。春から夏、いろんな動物が隠れていた巣から姿をあらわし、行動的になるので面白い季節だ。植物も動物も、それを見ている僕らももろに影響を受けるわけだよね。
僕の住む東京の近くの海辺、三浦半島の残された小さな干潟でも、いろんな動物が動き出す。茶色の泥の上の、クリスタルブルーがとてもよく目立つ。
こんなに目立っていいのかな?なんてかんじもするけど、彼らなりの理由があるのだろう。今年も彼らの元気な姿が見れるとうれしいな。
桜はもちろん美しいけれど、桜みたいなものは、沢山あるのが春だよね。
わずか数センチだけど、かわいいチゴガニ君です。

吉野 雄輔
1954年生まれ
東京出身
海と海の生物すべてを愛する写真家。
大学卒業後、アジア、南太平洋、南北アメリカ、カリブ海、インド洋など世界の海を放浪、1982年にフリーの海洋写真家として活動を開始。世界80か国ほどの海を取材、《吉野雄輔フォトオフィス》を主宰。
2009年から日本全国をキャンピングカーの旅をスタート、1年の半分以上は海に潜って撮影している。
吉野 雄輔/photojournalist:
happypai.wix.com/kaitei
出版のご案内
バックナンバー
ガイドのつぶやき
- 三浦半島・葉山から
- 真鶴半島・湯河原から
- 伊豆半島・伊東から
- 伊豆半島・川奈から
- 伊豆半島・伊豆海洋公園から
- 伊豆半島・大瀬崎から
- 伊豆半島・平沢/静浦から
- 伊豆諸島・八丈島から
- 静岡・三保から
- 紀伊半島・尾鷲から
- 和歌山・串本/古座から
- 高知・沖の島から
- 鹿児島・屋久島から
- 沖縄・本島から
- 沖縄・久米島から
- 沖縄・西表島から