アオイガイのチビ
全長で2cmくらいのアオイガイのチビ。貝を外套膜で覆っている。目がでかい。
青海島では、シーアゲインのニコラス笹川に世話になっているが、カリユシの甲斐 ヨシコちゃんが教えてくれた。本人もこんな小さいの初めてだそうだ。ニコラスもそう言っていた。
コウジさんによると、なんでも元気な個体はするのだそうだ。だいたい漁師さんにもらって撮影されてる写真が多いから見たこと無かったんだな。
かくいう私もいつもの不勉強でまったく知らなかった。
アオイガイは、日本海側の人ならそれなりにチャンスはある感じだが、今まで日本海は少ないもんな〜
不勉強だと、現物見たときの驚きとかすごくて、いいこともある。
フルカバード、アルゴノータス。ひびきがいいな=
今回の青海島、僕は少し出遅れて、なんとなくいまいちの日々が続いていたが、後半にはニコラスが1回とか2回とかしかみたことないホームランみたいなヤツが、がんがん出た。しかも連発で、、、
ずるずる滞在日程を延ばした僕だからこそのラッキーパンチ。海には潮と一緒で、あげさげあるもんね〜
駐車場で寝ていると、朝誰かに叩き起こされた。ここのレストラン兼タンク屋さんの輝子さんだ。ぎゃーぎゃーテンションあがってる。息子のケンちゃんは、潜らないけど毎日網もって海の観察をしているのだが、見たこと無い魚が泳いでいるから、はよ潜れとのこと、、、ネム=い。オヤジは10時出勤がいいんだけど、、、
行ってみると、あ^^^フリソデウオ、、、イソゲ、いそげと周りが盛り上がる。
輝子さんは、撮影を手伝ってくれている。真木 久美子ちゃんを朝から叩き起こして、、、6時台だけど。おまけに俺の器材を運んでくれる。
というわけで、かなり元気で傷んでないフリソデの中ぐらいゲット。ニコラスとお客さんが到着したときは、もう元気がなかった。
一期一会、勝負はいつも一瞬、というわけで、休みにくい青海島のダイビングはオヤジにはきつい。
そういえばこんなことがあった。
ほぼ毎日潜っているニコラスが発熱して休み、奥様のミキちゃんが代わりにきてくれた日の午後、とんでもない量の浮遊生物が押し寄せた。青海島史上最高の量だそうだ。
明くる日の午前のダイブまで続いたので、やってきたニコラスが青海島史上最高!と叫んでいたが、本当は前の日の午前が最高だった。
ウヒヒ、、、ウヒヒ、、、、
吉野 雄輔
1954年生まれ
東京出身
海と海の生物すべてを愛する写真家。
大学卒業後、アジア、南太平洋、南北アメリカ、カリブ海、インド洋など世界の海を放浪、1982年にフリーの海洋写真家として活動を開始。世界80か国ほどの海を取材、《吉野雄輔フォトオフィス》を主宰。
2009年から日本全国をキャンピングカーの旅をスタート、1年の半分以上は海に潜って撮影している。
吉野 雄輔/photojournalist:
happypai.wix.com/kaitei
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- 2020.11:シオマネキ
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- 2020.9:オオモンハゲブダイの顔
- 2020.8:海とは違う美しさ
- 2020.7:青い海に浮く
- 2020.6:種不明の魚
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- 2019.2:ヒレナガカエルウオ
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