擬態
富山、滑川と能登島で潜ろうかと、北陸に向かっている。途中山で泊まっているが涼しくて、行きたくなくなるね。日本海も夏は暑いからね。
さて、今月のニュートンで16P、擬態の特集をしてみた。擬態のページを作るのは、本当に難しい。
どのくらい、肝心の生き物が、分かりにくいかが大事なわけだが、DIVERにみせる場合でも、オタクの人と、それ程詳しくない人では、感じ方が違うわけだから、一般の海を知らない人まで含めると、1番いい点が分からない。
写真は、まー分かりやすい?オオモンカエルアンコウだが、分かりやすすぎてつまらないともいえる。
読者が分からなーい!と感心でき、なおかつ分かる奴ってのが必要なわけで、副題が、あなたは擬態にだまされる、だから、だまされないじゃん!で、終わるのも困ったことになる。
そこでわからない奴として、イロカエルアンコウ。
このサイズの写真では分からないかも。
本では見開き、後ろの方に、この魚を白線でおおった解説付きがあるが、それでも編集部の人間は、ほとんど分からなかったそうな・・・。
どこまで分からないように撮影するか、分かるように撮影するかがキモだが、考えても仕方のないことのような気もする、永遠のテーマである。

吉野 雄輔
1954年生まれ
東京出身
海と海の生物すべてを愛する写真家。
大学卒業後、アジア、南太平洋、南北アメリカ、カリブ海、インド洋など世界の海を放浪、1982年にフリーの海洋写真家として活動を開始。世界80か国ほどの海を取材、《吉野雄輔フォトオフィス》を主宰。
2009年から日本全国をキャンピングカーの旅をスタート、1年の半分以上は海に潜って撮影している。
吉野 雄輔/photojournalist:
happypai.wix.com/kaitei
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