ガイドのつぶやき - 鹿児島・屋久島からThe Diving Junky Magazine

夫婦で、親子で別種扱いされる魚たち(1)

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魚にはオスとメス、または成魚と幼魚で色彩や形が違うという例はごくごく普通にある。
そのせいで昔は同じ種類なのに別種だとされていた魚も多い。

性転換中(?)のトサヤッコ

性転換中(?)のトサヤッコ

例えば伊豆諸島南部や四国、屋久島など主に日本の太平洋沿岸の黒潮流域で見られるトサヤッコという魚がいるのだが、昔はオスとメスで別種とされていた。
オスとは色彩がまったく違うメスにはクマドリヤッコという和名までついていた。

トサヤッコのメス

クマドリヤッコ???(笑)

キンチャクダイの仲間はメスからオスに性転換するのだが、トサヤッコもそう。
一番上の写真は多分、性転換中の個体の色彩だ。

性転換中の個体などめったに見かけないので、きっとほんの一時期だけの色彩なんだろうけど、こんなオス・メスの中間的な色彩の個体も当時は下手すれば別種にされかねなかったわけだ。(笑)
見た目だけで分類してしまうと、トサヤッコが2種類どころか、3種類に分けられてしまう可能性もあったのだ。

トサヤッコのオス

トサヤッコのオス

今はだいぶ分類も進んできて、こうした間違いも少なくなってきたのだろうけど、深海に棲む魚はまだまだ謎に包まれているようで、今だに同種なのに別種にされている例が多いみたい。
オス、メスどころか、成魚と幼魚とで別種にされていたり、「種」レベルどころかその2つ上の階層である「科」レベルで別種とされている魚もいるというからビックリ!(・_・;)
ここからが今回の本題なんだけど、長くなったので次回にまわします。。。^^;

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原崎
原崎 森
(はらざき・しげる)

1970年8月26日生まれ
山梨県出身

八丈島から屋久島へ。。。

巨木と苔の深〜い森を抱える島で、あえて海に潜る。

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