ガイドのつぶやき - 鹿児島・屋久島からThe Diving Junky Magazine

環境倫理シンポジウム「自然を愛する」とはどういうことか”のご案内

屋久島は北太平洋最大のアカウミガメの産卵地だと言われている。

毎年5月上旬から7月下旬にかけて屋久島の各砂浜でのべ1000頭を超えるアカウミガメの産卵が観察される。

屋久島ではこのアカウミガメ(及びアオウミガメ)の産卵行動とその卵は人間の手によって”特別に”手厚く保護され、守られている。

今年は7月下旬に近海を通過した台風6号により、島内各所の砂浜が浸食され、一緒にウミガメの卵が大流出した。

この時も即座に流失情報が流され、うみがめ館、永田ウミガメ連絡協議会、環境省、屋久島町役場、屋久島観光協会から30名の人が集まり、その流出した卵の人工的な回収作業が行われた。

そう、ウミガメだけは特別なのだ。

他の海の生き物はともかく、ウミガメだけは多くの人間、多くの機関が関心を持ち、”特別に”手厚く保護されている。

山への関心が圧倒的に高く、海への関心が比較的薄い屋久島にあっても、ウミガメだけは特別な存在らしい。。。(^^;)

環境倫理シンポジウム「自然を愛する」とはどういうことか<

【日時】 2011年9月17日(土) 13:00〜18:00
【場所】 大阪府立大学・学術交流会館 定員200名 入場無料
【講師】 森岡正博 瀬戸口明久 福永真弓

【概要】
自然や生命に関する議論は、感情論に流されやすく、意見対立の原因となります。
冷静な視点で、「自然を愛する」ということを考えてみませんか。

このような話題が出たらどう答えますか。
・シカ、サルは害獣として駆除すべきか、保護されるべきか。
・人も動物もいのちの価値は同じではないか。
・クジラは食べよう、希少なジュゴンは守ろう!
・人の役に立たないゴキブリやカは根絶させよう!

【申込み・問合せ】
当日に会場に来ていただければ自由に参加できます。
座席や当日に無料配布する資料は数に限りがありますので、座席と資料を確実に確保したい方は、事前に下記Eメール宛で参加者の名前をお知らせください。
先着200名まで確保します。問い合わせは、Eメールまたは電話でどうぞ。
Eメール karin@nature.or.jp
電話 大阪自然環境保全協会 06-6242-8720

【詳細情報:PDF

なお、参加できないという方も含め、事前アンケートにお答えいただくとこの企画に参加することができ、アンケートの回答をまとめた冊子を無料で郵送させていただきますので、本文末のアンケートにもぜひお答えください、(回答期限9月5日)との事。

この事前アンケートがとても考えさせられるものだったので、ここで紹介したい。

(質問1)
「貴重な自然」を守ろう、という言い方がありますが、このような場合あなたはどのような自然をイメージしますか。その理由も含めてお答えください。

(質問2)
「貴重な自然」ではなく「ありふれた自然」であったとしても人は自然を愛する場合があります。あなたにとって愛する自然、もしくは大切に思う自然とはどのようなものでしょうか。これは質問1で答える「貴重な自然」と同じものでもかまいません。その理由(体験談など)も含めてお答えください。

(質問3)
自然保護の現場では、外来種の駆除など動物の殺処分がしばしば求められています。しかし、実験動物などと異なって、どのような生物・方法・状況なら殺してよいのかに関する統一的な倫理規定がありません。自然保護という理由が掲げられる場合、私たちはどのような生物・方法・状況に対して殺処分を認めるべきでしょうか。

(質問4)
自然の中には、人にとって不要であると一般に考えられている生物がいます。例えば、ゴキブリ、カ、ハエ、強害雑草、病原菌などがそうです。もしもこれら生物が絶滅の危機に瀕している場合、我々はこれを保護すべきでしょうか。それとも絶滅にまかせるべきでしょうか。

アンケートのダウンロードはこちら

屋久島のアカウミガメ
屋久島のアカウミガメ

原崎
原崎 森
(はらざき・しげる)

1970年8月26日生まれ
山梨県出身

八丈島から屋久島へ。。。

巨木と苔の深〜い森を抱える島で、あえて海に潜る。

鹿児島・屋久島 エリア情報

鹿児島県・屋久島
屋久島ダイビングサービス もりとうみ

〒891-4205
鹿児島県熊毛郡屋久島町
宮之浦2473-294
Tel:0997-49-1260

http://mori-umi.net/
http://harazaki.net/

携帯サイト【QRコード】
QRコード

屋久島ダイビングサービス もりとうみ

バックナンバー
関連キーワード

BabyFinders7OリングPOL-058PT-059RXWRECKWWL-1はえものアオサハギアオリイカアカオビハナダイアカカマスアカグツアカゲカムリアカボシウミウシアケボノハゼアサヒハナゴイアザハタアデイトベラアミメハギアメフラシアヤニシキイサキイシガキカエルウオイソギンチャクイソバナイソマグロイトヒキハゼイトヒキベライナダイバラタツイボヤギミノウミウシイルカイレズミフエダイイロカエルアンコウイワシウシマンボウウチワザメウデナガウンバチウデフリツノザヤウミウシウミウウミウシウミカラマツウミヒルモウルトラマンオオウミウマオオミナベトサカオオメカマスオオモンカエルアンコウオキノスジエビオニヒラアジオパールミノウミウシオヤビッチャオヨギベニハゼオルトマンワラエビカイメンカサゴカシワハナダイカジメカスミチョウチョウウオカマスカンザシスズメダイカンパチカンムリブダイカンムリベラガイコツパンダガイコツパンダホヤガラスハゼガンガゼキイボキヌハダウミウシキザクラハゼキシマハナダイキジハタキツネベラキハッソクキビナゴキミオコゼキリンゴンべキリンミノキンギョハナダイギンガメアジクジャクケヤリクダゴンベクマドリカエルアンコウクマノミクラゲクロキンチャクダイクロホシイシモチグルクングレイリーフシャークゲッコウスズメダイコバンザメゴシキエビゴマフビロードウミウシゴルゴニアンシュリンプゴンズイゴールデン・ロッドサクラダイサビハゼサンゴザトウクジラシコンハタタテハゼシモフリタナバタウオシャチブリショウジンガニシラスシリテンスズメダイシロアザミヤギジンベエザメスケロクウミタケハゼスジキツネベラスジハナダイスナイロクラゲスベスベマンジュウガニセイタカアワダチソウセダカギンポセトリュウグウウミウシセホシサンカクハゼセボシウミタケハゼセンカエルウオゼブラガニソフトコーラルソメイヨシノソメワケヤッコソラスズメダイタカサゴタカノハダイタカベタキベラタコクラゲタコベラタテジマキンチャクダイタテジマヤッコタテスジハタタマギンポダテハゼダンゴウオチュウコシオリエビチリメンウミウシツノダシツノメヤドリエビテヅルモヅルエビテングダイトゲトサカトビヌメリナガサキニシキニナナガヒカリボヤナガレヒキガエルナノハナスズメダイナンヨウイボヤギナンヨウツバメウオナンヨウマンタニザダイニシキウミウシニシキオオメワラスボニシキフウライウオニシキヤッコニジギンポニセハクセンミノウミウシニホンイモリニラミアマダイニラミハナダイネッタイミノカサゴハシナガウバウオハタタテギンポハタタテハゼハチジョウタツハナゴイハナダイハナヤギウミヒドラハマグリハマチバラナガハナダイパラコードヒメエダミドリイシヒメテグリヒメホウキムシヒレナガネジリンボウヒレボシミノカサゴビゼンクラゲピグミーシーホースフィリピンクロミスフクロノリフタスジリュウキュウスズメダイフトスジイレズミハゼフリソデエビフロートブラックウォーターダイブブラックフィンバラクーダブラックマンタブリプランクトンベニウミトサカベニゴマリュウグウウミウシベニマツカサベニワモンヤドカリペアホホスジタルミホムラチュウコシオリエビホヤホンカクレエビホンダワラボロカサゴマダイマダコマダラタルミマダラハナダイマツカサウオマニュアルモードマメダワラマルハナシャコマンタマンボウミカヅキツバメウオミギマキミジンベニハゼミゾレウミウシミッドナイトダイブミノカサゴミヤビチュウコシオリエビムレハタタテダイメガネゴンベメギスSPモンガラカワハギモンスズメダイモンツキカエルウオヤイトハタヤセアマダイユビナガワモンヤドカリユリタツノコリュウキュウキッカサンゴロウソクギンポロープワクロ一期一会交雑種侵略的外来種内部波円周魚眼写真展卵保育台風婚姻色季節来遊魚孵化対角魚眼幼魚放散虫沈船浮遊系海牛海牛杯深海魚渦巻き状灯台生態行動産卵白化胞子嚢軽石魚眼レンズ

環境倫理シンポジウム「自然を愛する」とはどういうことか”のご案内 < 鹿児島・屋久島から < トップ