冒険の旅へ

明日、約1ヶ月の特別計画のビキニクルーズを終え、龍馬Ⅰがパラオに戻ってくる。入港予定時刻は午前7時。入港管理局や税関の手配をして僕らは入港を待つばかり。ちょっと風が強いから予定よりも少し遅れた。船を待ちながら、ここ2ヶ月のことを思い出していた。
今年の6月からは船と共に日本の四日市に居た。定期ドックを行うため。龍馬Ⅰのような一般船舶は年に一度定期ドックを受けて、船体検査を受けないとならない。面倒だけどやらなければならない作業だ。僕らもドック中に現地に行って、自分たちでも船内の細かい修正や手直しをした。造船所に寝泊りしながらの作業期間は決して楽ではなかった。数日もすると、ドックの職人さんなのかガイドなのか、自分でもよく分からなくなった。まあ、忙しかったけど、充実してたかな。
こういう作業をしていると、ますます船に愛着も沸く。もう船が可愛くて可愛くて仕方なくなってくる。自分でも書いててアホだなと思う。でもアホみたいだけど本当にそういう気持ちになってしまうのだ。そう、以前、金澤機関長が言っていた言葉に「船は女性と一緒。一生懸命手をかけて、お金をかけてあげないと綺麗にならないし、ちゃんと動いてくれない」というのがあった。
あまりに上手い例えに思わず手を叩いてしまった。(笑)
そう、手間隙をかけてやらないとちゃんと動かない。綺麗にならない。じゃあ仕方が無い。ドックに入ってお化粧直しをして、綺麗になって・・・なんて変に納得。
そんな龍馬。8月13日からセカンドシーズンと銘打った通常クルーズが来年2012年5月までで37クルーズを行う。今シーズンはアンガウルよりも南にあるソンソロールへのクルーズが8本計画に入っている。新しいエリアへの挑戦する。
いままでもいろんな場所へ新しいことを求めながら潜ってきたが、アンガウル島から南は距離がありすぎて、どうしても行く事ができなかった。ずっと行ってみたかったけど、行けなかった。それが、今は出来るようになった。これって僕にとってはものすごいこと。また新しい冒険ができる。こうやって書いててもわくわくしてくる。さあ、しっかり明日から準備をして冒険の旅へ出発しよう。


秋野 大
1970年10月22日生まれ
伊豆大島出身
ガイド会所属
カメラ好きで写真を撮るのはもっと好き。でもその写真を整理するのは大キライ。「データ」が大好物でいろんなコトをすぐに分析したがる「分析フェチ」。ブダイ以外の魚はだいたいイケルが、とりわけ3cm以下の魚には激しい興奮を示し、外洋性一発系の魚に果てしないロマンを感じるらしい。日本酒より焼酎。肉より魚。果物は嫌い。苦手なのは甘い物。
ミクロネシア・パラオ
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バックナンバー
- 2012.2:パラオオウムガイ
- 2011.12:再出発
- 2011.9:海行きたいなぁ
- 2011.8:冒険の旅へ
- 2011.6:龍馬、日本へ
- 2011.5:春、新月の風物詩
- 2011.4:いつか一緒に
- 2011.3:夢を乗せて
- 2011.1:明けましておめでとうございます
- 2010.12:龍馬が届くまで 〜 四日市からパラオへ 〜
- 2010.11:天馬、龍馬
- 2010.10:新しい船
- 2010.9:茜色の海
- 2010.8:7月は結局ほとんど海に行けなかった
- 2010.7:夏前
- 2010.6:次の時代を担う子達へ
- 2010.5:癒しの水面
- 2010.4:バードアイランド
- 2010.3:冬の風物詩
- 2010.2:顔リーフ
