ガイドのつぶやき - 三浦半島・葉山からThe Diving Junky Magazine

キヌバリ復活!!

こんにちは、葉山の佐藤輝です。

いよいよ今年も今月で終わりですね。本当に1年が早い!!

やりたい事、目標とした事の半分くらいのところで1年が終わっていってしまいます。

でも今年も安全に楽しくダイビングができたことを本当にいらしていただいたお客様、スタッフ、関係者の皆様に感謝しております。

現在の葉山の海は昨年の今の時期と同じく水温が高めに推移しています。この時期は17度くらいが通常の水温なのですが、現在19度です。

ダイバーにとっては水温が高めというのは潜りやすくて嬉しい事ですが、海の生態系にとってはあまり良い事ではありません。

目に見えてわかるのは海藻の生育です。

ワカメ、カジメ、ホンダワラ、アカモクなどは水温が下がってくるといっきに成長してくるのですが、今年もこのままの高水温な状況が続くと生育が心配です。

昨年もワカメのできが非常に悪く、漁師さん達は苦労されていました。早い段階で水温が下がってきてくれることを願いたいと思います。

ただ嬉しいこともあります。

ここ3年、葉山を代表する魚の1つであるキヌバリ(ハゼ)の数が目に見えて減ってしまい、幼魚は少し目にするものの求愛や産卵はほとんど観察する事ができない状況だったのですが、

今年の春先から数が増えて来て、今年は3年前に比べれば数は少ないものの、求愛や産卵のシーンを観察できるまでに復活してくれています。

キヌバリの求愛
キヌバリの求愛

体色を婚姻色(オスにアピールする色)に変えたメスの位置を確認しておいて、フェロモンに引き寄せられ寄ってくるオスを待ちます。

出会うと口をお互いに大きく開けたり、鰭を全開にしてお互いをアピーリしあい、上手くいけば石の下に2匹で入っていき産卵となります。

絶対数があまり多くないので毎回ご紹介できるわけではないのですが、少しでも多くのお客様にご紹介できるように努めていきたいと思います。

今年も残りあと1か月。全力で葉山の海を紹介していきたいと思います。

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佐藤 輝
佐藤 輝

1976年1月19日生まれ
ガイド会所属

大学卒業後、都内のホテルに就職し営業マンとして働いていたときに、どうしてもダイビングの仕事がしたくなりサイパンに修業に行く。

サイパンでダイビングの魅力にどっぷりはまり生まれ故郷である葉山で独立することを決意。2005年にダイビングショップNANAを設立し現在に至る。

サラリーマンを辞めて10年!故郷の葉山で子供の頃の心を思い出しつつ葉山の海にどっぷりはまっています。

都心から近い海にも沢山の生物が暮らし凄いパワーを持っていることを自分自身が驚き、楽しみながら伝えられたら良いなと思っています。

三浦半島・葉山
ダイビングショップNANA

〒240-0112
神奈川県三浦郡葉山町堀内647
Tel:046-854-4770
Fax:046-854-4771

www.nana-dive.net

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