蛙合戦
コロナショックでいろいろ大変なご時世ですが、こんな時こそ元気が出るような、旬でホットな情報を尾鷲からお伝えできればと思います。
やっと近所のスーパーでも、トイレットペーパーが棚に並ぶようになりほっと一息。
三重県の感染者はまだ少なめですが、今度は東京が大変な事態になってきたようで、ウイルスとの闘いはしばらく続きそうです。皆さんも、手洗い、マスクでご家族とご自身をしっかりと守って下さい。
さて、尾鷲の山奥を流れる、早春の銚子川では、年に二日間だけの熱いシーズンを迎えています。
準絶滅危惧種、ナガレヒキガエルの繁殖行動、子孫の生き残りをかけて、壮絶な闘いが繰り広げられます。爬虫類が苦手な方は、ご了承くださいませ。
まずは優雅に遊泳中のヒキガエルのペア、上に負ぶさっている小さいのが雄、下の大きいのが雌です。
気に入った雌を見つけると、産卵日までガッツリ離れません。移動する時もこんな感じでラブラブです。
しかし、カエルの世界も大変です。そう、恋敵の出現です。
抱接中のペアに強引にアタックする雄が現れました。3匹でダンゴになって蛙合戦の始まりです。
僕も若い時は、そんな事したっけな・・・(笑)
既にペアになった雄も必死、必殺技、後ろ足キックで防衛します。
壮絶な闘いに勝ち残ったペアは、とある深夜の二日間だけ一斉産卵を開始します。
そして渓流にも流されない、美しい紐状の卵塊でいっぱいになります。
熱い二日間の産卵行動が終了すると、カエル達は再び春眠をするため、森へと帰って行きます。
大自然の中で繰り広げられる蛙合戦、元気が伝わりましたでしょうか。
それでは、春が近づく東紀州でお待ちしております。
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伊藤 英昭
(いとう・ひであき)
1969年12月24日生まれ
三重県尾鷲市出身
某俳優と同じ名前なので、ふざけてるのかと思われることがあるようですが、本名です。
休日は波乗り、サイクリングに出かけ、最近はカメラ片手に自然のバイブレーションを追い求めている。
趣味は文科系で、ビンテージラジカセ収集、アナログレコード鑑賞。
紀伊半島・尾鷲
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- 2020.5:ニュージェネレーション
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- 2020.2:あーあ、母の偉大さ
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