尾鷲から、はじめまして!
皆さんはじめまして!
今回から豪海倶楽部のライターとして参加させて頂くことになりました、尾鷲シードリームの伊藤英昭です。
川奈の八木さんと同い年で、オヤジパワー炸裂で頑張っていきますので、宜しくお願い致します。そして、あまり知られていない、紀伊半島の東紀州の海を、ご紹介できればと思っています。
まず、尾鷲と聞くと、どんなイメージをお持ちでしょうか。
雨が多いとか、熊野古道など。確かに一度に降る雨量は凄まじく、その豊かな雨が世界遺産である山々に降り注ぎ、その水が川へと流れ、尾鷲湾を豊かにしてくれます。
この11月にNHKスペシャルで放映されました、隣町の銚子川は日本有数の透視度を誇ります。
この画像は銚子川の河口付近の様子、すぐ近くが海なのですが、この青さです。そして、この川ならではの生態であるシオアユが観察できます。
汽水域の海水側で暮らす鮎が、画像手前のユラユラしている箇所に写っています。もちろん、リクエストを頂ければ、リバーガイドさせて頂きます。
そして、海に話しを移しまして、尾鷲の特徴を一言で言うと、ソフトコーラルが多いことです。
画像はコンクリートブロックを沈めてある魚礁というポイント。
この春に古見きゅう氏が、取材で来られた際に、興味深いコメントを頂きました。
人工的ブロックにこれだけのソフトコーラルが生い茂っている光景を見たのは、長崎県の五島列島と、ここ尾鷲だけだそうです。
そしてそれらの生えものに付く生物たち、ハナダイ系ではサクラダイ、アカオビハナダイが、紀伊半島としては18mの浅い深度で観察できます。
甲殻類では、アヤトリカクレエビが2色楽しめます。また、深度も20m付近の浅い深度に生息します。
そして、なぜかむちゃくちゃ多い、ゼブラガニ。イイジマフクロウニが至る場所に付いているのですが、冬場になると、ほぼ100%寄生しています。画像はラッパウニ・バージョン。
ハゼ系では、冬場にサビハゼの繁殖が10m付近で観察できます。
初夏になるとネコザメ繁殖地では幼魚が増えて、今年は1ダイブで20個体見つけたこともありました。
そして、先月に人気だった、アオサハギの幼魚。
ざっと、ご紹介させて頂きましたが、来月からは旬のネタ情報を詳しくご紹介させて頂きます!
そして、最後の一枚はクリスマスっぽい色彩の、クダヤギクモエビ。
2019年も宜しくお願い致します!
伊藤 英昭
(いとう・ひであき)
1969年12月24日生まれ
三重県尾鷲市出身
ガイド会所属
某俳優と同じ名前なので、ふざけてるのかと思われることがあるようですが、本名です。
休日は波乗り、サイクリングに出かけ、最近はカメラ片手に自然のバイブレーションを追い求めている。
趣味は文科系で、ビンテージラジカセ収集、アナログレコード鑑賞。
三重・尾鷲 エリア情報
紀伊半島・尾鷲
TRUE COLOR
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三重県松阪市川井町336-7
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