釣り師か?サカナか?

2つの火山の溶岩が流れ出て、つながって8の字形になった八丈島。島の周囲のほとんどが岸壁で、周回道路から徒歩で波打ち際まで下りられるところは限られています。

そのため、島の沿岸全てがダイビングポイントになり得ても、ビーチエントリーできるのはごく一部。

それと同じように、釣りをする人達も、磯釣りができる場所は限られてしまいます。その中で、足場の良いところや、サカナが集まる場所に、人が集中するのは当然のこと。

ドライブをしていて、最も釣り人が集まっているのを見かけるのは、八重根の堤防の先端。

本来なら立ち入り禁止の場所ですが、凪で天気が良ければ、それこそ黒山の人だかり。

普段、私たちも潜っている八重根。堤防の先端周辺は、堤防の基礎となるコンクリートブロックが整然と並び、その水底や沖合には白い砂地が延々と続いています。釣り人とトラブルになりたくないのはもちろんですが、あまりにも人工的な風景なので、あまり近寄ることがありません。

そんな場所に、島内のガイド11人が集まり2はいのボートに分乗して潜ってきました。年に一度の海中清掃。いつも冬の閑散期に実施するので、寒さに凍えながら作業しているのですが、今年は黒潮のおかげでホカホカ!

予報が外れて陸上も良い天気、ウェットスーツの濡れた身体でも船上で寒い思いをすることがありませんでした。

しかも、透明度抜群。ゴミ拾いの作業ダイビングなのに、なんだかみんな楽しそう。

海中清掃
海中清掃
海中清掃

ところで、この場所、以前から知り合いの釣り人に「今はシマアジがよく釣れてるけど、カンパチとかヒラマサも釣れてるよ」と聞いていました。

でも普段のダイビングでシマアジなんて見かけないんだけどな。」と思っていたのです。

ところが、ちょっといつものコースから外れているだけで、シマアジの大群ぐるぐる!

シマアジの大群

それを追ってヒラマサ、ツムブリもやってきます。同業者はハンマーも目撃! 水底では巨大なマダラエイがうろうろ。

マダラエイ

ブリーフィングの時、いつも「八重根はマクロポイントです」って言っていたのに。大物+群れいっぱい。

どうやら、毎日釣り人たちがエサを捲き、そのエサにサカナたちが集まり、そのサカナを狙って大物がやってきているのだとか。

あれ? それって逆じゃないんだっけ?

サカナが集まっているところだから、釣り人が集まっているんだと思っていたのに。サカナが先か?

釣り人に迷惑かけない程度に、また行ってみたいな。

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水谷
水谷 知世

昭和40年代生まれ
兵庫県出身

一見、負けず嫌いで男勝りというイメージだが、実は繊細な女性らしい一面を持つ、頭の回転はレグルス一番!!の頼もしい存在である。(レグルス親方・談)

伊豆諸島・八丈島
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