ガイドのつぶやき - 伊豆諸島・八丈島からThe Diving Junky Magazine

底土の体験サマー

今年の8月は私にとって記録的な一ヶ月でした。

体験ダイビングなんて忘れた頃にたまにやっている程度だった私が、8月は本日22日だと言うのに既に12日間もやっていたのです。レグルスの体験ダイビングは半日コースなので、午前1セット、午後1セットで計算すると、この12日間で18セット、のべ50人の皆さんに水中散歩を体験して頂きました。

そして今年の特徴は、ほとんど全て、ポイントが底土海岸だったこと。小さなお子さん(と言っても年齢は10歳以上ですが)を連れた親子の参加が多かったこと。

底土海岸は島内唯一の砂浜のある海岸です。ダイバーにとっては、島の東側唯一のビーチポイントでもあります。台風が連発しれくれたおかげで南西側には途絶えることなくウネリが到達、連日波の高い状態が続き、海水浴客もダイバーも底土海岸に大集合する日が多かったのです。南西側の高波と真っ白な海岸線を見たら、信じられないほど底土海岸はベタ凪でした。

底土海岸

器材を背負って、てくてく歩いて砂浜から海の中へ。水面が徐々に上がってきて胸のあたりまでくると、重たかった器材が急に気にならなくなります。そこでフィンを付け、マスクを付け、レギュレーターをくわえて、顔だけ水に漬けて呼吸の練習。

足の立つところだけど、そこで潜降。水深、たった1m。耳抜きさえ必要のない場所で、もうサカナたちが出迎えてくれます。緊張がとけて、初めての水中世界にちょっと慣れてきたところでゆっくりと前進すると、キビナゴ・シャワーの歓迎を受けます。

キビナゴ・シャワー

そこでふと水面に目を向けると、上空を海水浴客が通過。私たちと同じようにキビナゴの群れを追いかけていますが、水中から見るのと、水面から見るのとでは、同じサカナでもずいぶん印象が違うはず。

キビナゴの群れを追う海水浴客

さらに沖へ出ると、それまで砂地だった水底に、さまざまな珊瑚が現れ始めます。目にとまるサカナたちの種類が増え、色彩も鮮やか。個人差がありますが、この頃には水中世界にすっかり慣れ、自力で自由に泳げるようになっているゲストもいらっしゃいます。

さまざまな珊瑚

海水浴客やシュノーケルを楽しむ人達が遊べるのは、だいたいここまで。これより沖側には、水面でもインストラクターなどのガイドが引率する人達しか出られません。この周辺は、堤防やテトラポットの影響で、潮の流れが複雑で、沖に流されてしまうことがあるからです。

水面からでも、水中からでも、遊泳できる範囲が一目でわかるよう、ブイに付けた赤旗が並んでいます。

しかし、珊瑚の群生が美しいのは、ここからです。

珊瑚の群生

潮通しの良い場所なので、連れて行く方も大変ですが、参加者皆さんが感動してくださいます。

さらに頑張れば、こんな出会いも。

アオウミガメと大接近

けっして深く潜る必要はありません。

最大水深6m程度で、アオウミガメと大接近。潜水時間は20分程度ですが、忘れられない夏の思い出ができることは間違いなし。

たくさん写真を撮って、エキジットは堤防の先端にある階段から。

堤防の先端にある階段

水中ではあんなに身軽だったのに、階段を上がり始めたとたんに背中の重荷がずっしりと。

こんなに素敵な底土海岸だったのですが、唯一の難点が、歩く距離の長いこと。特に高齢の方や身体の小さなお子さんがタンクを背負って歩ける距離ではありません。

そこで今年から新兵器登場!!

Colemanのキャンプ用品運搬キャリア

Colemanのキャンプ用品運搬キャリアです。耐荷重100キロ!

この夏、大活躍でした。

まだまだ体験ダイビングのご予約は途切れていません。まだまだもう少し働かないと!

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水谷
水谷 知世

昭和40年代生まれ
兵庫県出身

一見、負けず嫌いで男勝りというイメージだが、実は繊細な女性らしい一面を持つ、頭の回転はレグルス一番!!の頼もしい存在である。(レグルス親方・談)

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