ガイドのつぶやき - 伊豆諸島・八丈島からThe Diving Junky Magazine

黒潮さまさま

5月27日、ついに八丈島に黒潮がやってきました!

その一言が書きたくて、今月の豪海倶楽部の原稿の締め切りが守れませんでした。

振り返れば、今年のスタートは20℃でした。それがじりじりと下がり始め、1月末から冷水塊に入り一気に15℃へ降下。

それでも透明度は落ちていなかったのですが、3月末から本格的に冷水塊の海になり、5月中旬には12℃まで落ちました。

冷水塊に入り、水温が下ると、ダイビングしていて寒いというだけでなく、いろんなところに影響が出ます。例えば、冷水塊ならではの海岸の風景は、こんな感じ。

冷水塊ならではの海岸の風景

上を見上げると青空が広がっているのに、水面の上に厚い雲。これが山裾を這いあがっていく様子が見られます。八丈島に南西の風が吹き込むと、その暖かくて湿った空気が冷たい海に触れ、水蒸気が結露して霧や雲となるのです。この雲が島全体を覆い、視界は真っ白。おかげで飛行機は視界不良で欠航…。

悪いことばかりではありません。釣り客は、水温が低めの方が嬉しいそうです。釣れた魚も脂が乗っていて美味しい! それに、こういう時は台風が来てもへっちゃらです。八丈島付近に来た途端、冷たい海水にエネルギーを吸い取られ、低気圧に降格してしまうのです。

でも、ダイバーは、やっぱり黒潮が好き…。

黒潮が来た途端、水温も透明度も急上昇! 昨日から水温は24℃です。

透明度もばっちり、サカナ達も元気いっぱい。

キンギョハナダイ

潜っていても寒くないので、テンションもアゲアゲ。

ナズマドにエントリー、遠くまで見渡せてワクワクします。

ナズマド

そして八重根では、ついこの前までは「今年はダメなのかも。。。」と諦めていたアオリイカの産卵が盛んになってきました。なんだか例年とは違うタイミングでピークを迎えていますが、その迫力はいつもと同じ。

アオリイカ

まさに、黒潮さまさまです。

このままずーっと八丈島を通って、たくさんのサカナたちを送りこんでくれますように!!

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水谷
水谷 知世

昭和40年代生まれ
兵庫県出身

一見、負けず嫌いで男勝りというイメージだが、実は繊細な女性らしい一面を持つ、頭の回転はレグルス一番!!の頼もしい存在である。(レグルス親方・談)

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