ガイドのつぶやき - 伊豆諸島・八丈島からThe Diving Junky Magazine

底土でTG-3

6月のレンベツアー前に購入したTG-3、帰国してからは体験ダイビングでゲストを撮影する時くらいしか活躍の場がありませんでした。

もちろん、ワイドでカメ&ダイバーとか、ダイバー in ムロアジ・トルネードを撮るのも面白かったのですが、やっぱりたまにはマクロも撮りたい…けど、そんな暇はありませんでした。

今年の夏は、妙に団体さんの体験ダイビングが多かったです。例年ですと、レグルスに来る体験ダイビングのゲストと言えば、ほとんどカップルでした。カップルでないとしても、たいていは二人連れでした。ところが今年は家族4人とか、5人以上の学生グループとか、一組受けたらもう満員!ってことが、何度かありました。

そんな日に、底土が凪ていると、とっても助かります。

よくよく考えてみると、八丈島にはビーチポイントがたくさんあるのに、足の立つ場所が少ないんです。底土以外は、だいたいディープシーエントリー。ぽちゃんと海に入ると、浅くても水深2m。底土だけが砂浜で、てくてく歩いてエントリーができるのです。腰まで水に浸かったら、顔だけ水に付けて、しばらくレギュレーターで呼吸をする練習。立ったまま水中を眺めていると、それだけで足元にはたくさんのムロアジが集まってきていました。

夏の時期には、あんなに群れてにいたのに、今はすっからかん。

秋の日差しが水底で揺らめいているだけです。

水底の水面

ほんの少し沖へ出ると、水深が5m前後になり、島内で一番美しいサンゴの群生地に到着します。体験ダイビングだけでなく、シュノーケラーやダイバーも楽しめる一帯。色とりどりのサカナたちや、運が良ければアオウミガメとも遭遇できます。
ダイバーに人気なのは、サンゴの間から見え隠れする、南から流れてきたチョウチョウウオの幼魚たち。

ヤリカタギの幼魚

体験ダイビングでは、この周辺をぐるぐる回って、この近くにある堤防の先端から階段を上ってエキジット。逆にダイバーは、この階段からエントリーして、さらに沖へ進みます。

水底は大小の岩のゴロタと砂地、いろんなサカナの幼魚たちが、岩と岩の隙間から見え隠れしています。こちらも南から流れてきた、幼魚だけしか見られない季節来遊魚が人気です。

オビテンスモドキの幼魚

水底の起伏はなく、なだらかですが、周りには大きな根があり、複雑に入り組んだ三又アーチがあります。潮通しも良いため、根の近くには、たくさんのサカナたちが群れています。今年は水温が高かったので、ハナゴイの群れも順調に育っています。

ハナゴイ

他のポイントと比べると、器材を背負って歩く距離が少しだけ長いせいで、ちょっと敬遠されがちな場所ですが、八丈島の夏は底土海岸なしでは語れないのです。

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水谷
水谷 知世

昭和40年代生まれ
兵庫県出身

一見、負けず嫌いで男勝りというイメージだが、実は繊細な女性らしい一面を持つ、頭の回転はレグルス一番!!の頼もしい存在である。(レグルス親方・談)

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