らしさ・・・
地球上にはいろんな海がありそれぞれの海に個性豊かなガイドさんがいる。
同じ海にばかり潜っている僕なんかより、日本中世界中の海を潜り歩いているゲストダイバーの方が沢山の海に行って僕が見た事ない生物を見ているわけだ。そんな皆さんにタイの海らしさをご紹介したく、タイの海のガイドとして自分のフィールドを開拓している日々を過ごしている。
タイの海らしさって何だろう!?
まず、魚影の濃さやジンベエなどの大物との遭遇というのが挙るだろう。
僕が今いるカオラック(11月〜4月がシーズン)に関して言えば、インド洋、アンダマン海ならではの固有種が沢山いるということも大きな魅力となるだろう。
チョウチョウウオやキンチャクダイ、ハナダイ、スズメダイ、べラなど、ただでさえ美しいのに固有種と言う事でさらに値打ちの増す魚がゴロゴロいるのだ。
クジャクべラのインド洋型であるマッコスカーズフラッシャーラスなんかはタイやモルジブの海で大人気。

雄(右)が鰭を全開にしてディスプレイしている。
男前を前にした2匹の雌がそれぞれ目が血走っていたり口をあんぐり開けている様に見えて笑える・・・w
アカネハナゴイのインド洋型であるインディアンフレームバスレットの雄のどや顔。

カラフルなソフトコーラルが元気に群生しているというのも魅力のひとつだろう。特にフォト派ダイバーにとってはワイドでもマクロでも背景が綺麗に撮れるのが嬉しい。
固有種じゃなくても純粋に絵になるので撮り甲斐があるというものだ。
ウミトサカを背景にしたミナミギンポ。

あなたはいつも笑っていて前向きでエラい!(ただそう見えるだけやけど・・・)
婚姻色を出したクロリボンスズメダイの雄。

こんなに綺麗な産卵床ならきっと雌がやってくるよ!(笑)
そして極めつけは背景が綺麗な固有種やレアものだ。
こんな綺麗な場所ならアンダマンミミックファイルフィッシュの求愛も盛り上がるというものだ。(ホンマかいな!?)

ブルーノーズラスも背景が綺麗で値打ちがUp!

世界一美しい家(と、僕が勝手に言っているだけだが・・・)に住むレッドサドルバックアネモネフィッシュ(通称:トマトアネモネフィッシュ)。

皆さんもカオラックの海にお越しの際は、是非、この海らしい固有種やサンゴの綺麗な場所を楽しんで下さいね。
" らしさ・・・ " へのコメント
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ゆうすけ: 2012年4月1日 10:51 AM

大村 健
(おおむら・たけし)
1973年、京都生まれ
ガイド会所属
18歳で大学のクラブでダイビングを始め、その後、バックパックを背負って海を潜り歩く旅を経て、20歳の頃に秘境・タオ島に出会う。以後、徐々に発展してきた島とともにダイビングにのめり込んで今に至る。
現在、タイの2つの海を舞台に、海のポテンシャルをフルに引き出すべく精力的に潜り倒す日々を送っている。
東南アジア・タイ エリア情報
タイ・タオ島/カオラック
Big Blue Diving
www.bigbluediving.jp
take40mura.blog17.fc2.com
タオ島店
14/126 Moo 1, Koh Tao , Koh Phangan
Suratthani 84360, Thailand
Phone : 66-77-456 179
カオラック店
57/7 Moo 7, Khuk Khak Takua Pa,
Phang-Nga 82190, Thailand
Phone : 66-76-486 773
いや〜カラフルだね。アジアの海の豊満さだね。インドトマト久しぶりにみた。どこの海でも似たミミックがいるね。ありとあらゆる自然の世界に、にたミミックとかアイデアがあるのが、ホントおもしろい。今度ニュートンで擬態をやるのだけど、昆虫と海で2ヶ月連続なんだけど、久しぶりに擬態についてかんがえてみた。どうも進化論てのは、1部納得できて1部納得できない。