夏の見どころ・水面と生態観察

暑い日が続きますね、大瀬崎も完全に夏の海に変わりました。

腰の浸かるぐらいの位置にはオキザヨリが群れになって泳いでいたり、夜になるとさまざまな種類のトビウオの幼魚、黄色い鰭が綺麗なギンポの仲間の稚魚など水面付近ではまさに夏だなぁと思えるさまざまな生き物に出会います。

あおって撮影すると空に浮いているように見える、アオリイカの小型個体は湾内の水面付近各所で観察できています。

水面付近の小型アオリイカ

また今の時期に面白いのは活発的に行われえる普通種の生態行動。

スズメダイ類は岩の隙間や裏に産卵していて、鰭を動かして卵に海水を送っているソラスズメダイの姿も確認できます。

ソラスズメダイと卵

ベラ類も面白くホンべラとカミナリべラの2種類を2週間、追って追って追ってを繰り返していました。

早朝に海に入ると浅場の1か所にカミナリベラが300匹以上の大群になっている。。。

そこから一瞬カミナリベラが玉のようなになり浮上。さらにその浮上した個体の中から数匹が産卵を行う。

産卵浮上前に集まっているカミナリべラ

そこで数日に渡り撮影を続けるとあることに気が付いたのです。

夕方にも大群になり産卵をしている。

早朝〜9時前ぐらいの時間に合わせるのでは?と思いよく見てみると・・・。別のベラでした、そのベラとは似て異なるホンべラ。

産卵エリアは同じなのにうまく時間帯で産卵を分けているように思えました。

産卵浮上中のホンべラ

さらにこの2種類見ていて面白いことに気が付きました。産卵浮上を始める瞬間オスがメスのことを刺激するのです(噛みついているのか、ぶつかっているのかは不明)。

普段見慣れている普通種ですが観察してみると意外な発見がありますね。

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堀口 和重
堀口 和重

1986年5月22日生まれ
東京都中央区出身

専門学校で海洋生物の勉強をしながら伊豆の海でダイビングを始める。

卒業後、2年間鹿児島県の屋久島でガイドをスタート。その後どうしても、大瀬崎で働きたく伊豆の海へと戻ってくる。

現在は大瀬館マリンサービスのチーフインストラクター。

伊豆半島・大瀬崎
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