ブダイの旅

今月の「八ック謎ナゾ生命体」は、代打、、背番号44、、、、加藤がお送りいたします。

知っている方はいると思いますが、知らない方は知らない。そう私、また凝りもせず図鑑を出版いたします。今回のお題目は「ベラ・ブタイ」に絞った限定図鑑となります。なのでハナダイが載ってないだの、ハゼが載っていないなど言わないでください。

その代わりベラは、分類上混乱している3種を除き、あとは日本産のものすべて載せる予定です。ブダイは日本産全種で、しかも不明だった雌や幼魚も大分載せる予定にしています。

そのブダイなんですが、八丈島で見られる種類は限られていて、というよりも、沖縄へ行かないと写真が揃わないのです。写真借りちゃえば簡単なんですが、ブダイ撮っている方ってあまりいないんですよね。ましてやよくわからない雌の写真を撮っている方は皆無です。

そこで行動を起こしました。沖縄本島と石垣島の一人旅。。

ANAのマイルを使いまくり、一人旅なんてしない、いやしたくない、いやできない私が、ブダイのために一大決心です。

計画では石垣島から西表島に行って、その帰りに屋久島に寄って帰ろうと思ったんですが、よかったぁ〜、2島だけにして。私にとって、1人旅は8日間が限界でした。やっぱり、八丈島でのんびりしているのがよいみたいです。

シロオビブダイの雄

写真はシロオビブタイの雄です。

山渓の日本の海水魚に載っていますが、撮影地はインドネシアで雄輔さんが撮った写真。それとハンディ図鑑に、こちらも雄輔さんが伊江島で撮った写真が載っています。

でもそれ以外では見たことのないような。。解説文にも分布域でも少ないと書いてあるし、ネットで検索してもそんなに出てこないし・・・。

沖縄行っても難航しそうなブダイだなぁと思っていたのですが、石垣島のファーストダイブで、「なんだ普通種じゃん!」って思ったほどいました。雌も解明されてないけど、たくさんいるのですぐに雌も解明し、今回一番拍子抜けをしたブダイでした。

タイワンブダイの雄(婚姻色)

タイワンブダイのギンギンの婚姻色となった雄です。

真っ黒で体側に白い斑点があり、尾びれをくいって上げて滑るように中層を泳いでます。最初何のブダイなのか分かりませんでしたが、すぐにタイワンブダイの雄の婚姻色であることが判明しました。

こちらも図鑑には載っているものの地味、ネットにもかろうじて何点か出てくるものの地味、陸に上げられて死んだ奴ばかりだし。。

こんに婚姻色になるなんて。やっぱり現地で観察しないとダメですねぇと痛感したブダイです。もしかして沖縄一人旅で、一番気に入ったブダイかも知れません。

シジュウカラ

沖縄本島で10ダイブ、石垣島に移動して12ダイブで、もちろんベラも撮りましたが、主にブダイたちの撮影に没頭していました。

ブダイの撮影はとにかく泳ぎます。10m先のブダイを見つけると、水底近くを泳いで隠れなら回り込んで近づきます。ブダイが私に気が付いたときは、頭を押さえられ、仕方なく私の目の前を通らなければならない状態にするのです。

なので「見つける、ダッシュで隠れながら回り込み撮影」というダイビングを繰り返すわけです。

どれだけ泳いだでしょうか。気が付くと足の指の親指を以外、すべての関節部分に水ぶくれが出来てしまっていて、石垣島の後半戦頃には痛くて歩くのが辛かった。でも、泳ぐとその痛みも忘れるんですよね。なんか不思議。。

そして最終日、シジュウカラの撮影に挑んだとき、すべての豆が潰れたのでした。

シジュウカラ、サーフゾーンの中を勇ましく泳ぐ素敵なブダイです。指は痛かったけど、ロールする波を見上げながらシジュウカラとの楽しいひと時を過ごしたのでした。

イロブダイの雄

沖縄本島と石垣島の一人旅は、ちょっと寂しかったけど、撮影は9割の成果があり、ほぼ目的を達することが出来ました。

でもどうしても満足できる写真が撮れなかったのがイロブダイです。

沖縄本島では、ダッシュの回り込みで近づくと、すぐに根の下に隠れてしまうので勝負できず。石垣島では何とか近づいて撮るも、やっぱりすぐに根の下に隠れてしまうので、ほとんど証拠写真程度で終わったのでした。他のブダイは高速で泳ぎ回るだけなんですが、イロブダイって隠れるタイプだったんですね。

そしてレグルスの今年の海外ツアーはパラオです。参加ゲストのキャンセルが相次ぎ、二人のガイドはいらないということとなり、だったら私、自腹で行ってパラオのブダイを撮ろう!ってことになりました。

パラオ、蓋を開けたらびっくりポンのブタイの宝庫でした。

イロブダイなんて普通種。やっぱりたくさんいると警戒心が薄れるのか寄りやすくなるんですね。ベストショット、頂きました。

イエローフィンパロットフィッシュ

パラオでは他にもいろいろ撮れました。これで今回の目的をほぼ達成し、鼻歌交じりの余裕のダイビングをしていると、目の前に見知らぬブダイが現れました。

「なんだ、キミ外国のお方ね」

普通だったらそのまま見過ごすんですが、ブダイばかり撮っていると、癖で撮っておこうと大脳にインプットされているようで。雄を撮ったら、近くに雌がいないかなぁ〜と、やっぱり大脳にインプットされているようで。雌らしきブダイも撮って終了です。

もちろん外国のお方なので、今回の図鑑には出すことは出来ません。

ところがこの外国のお方、日本でも撮影されてました。場所は西表島です。西表島でブダイの撮影しているとなれば、あのお方しかいません。さっそく聞いてみると即答で撮っているよだって。。やっぱり凄いお方ですわ。

ということで、この種類も載せられることになりました。

何気なく撮った外国のお方の写真。私の大脳と凄いお方に感謝です。

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水谷
水谷 知世

昭和40年代生まれ
兵庫県出身

一見、負けず嫌いで男勝りというイメージだが、実は繊細な女性らしい一面を持つ、頭の回転はレグルス一番!!の頼もしい存在である。(レグルス親方・談)

伊豆諸島・八丈島
レグルスダイビング

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