期間限定 - 八ック謎ナゾ生命体The Diving Junky Magazine

八丈富士の山男

ダイバーでもなく、釣り人でもなく、サーファーでもない観光客が、とりあえず行ってみるスポットのベスト3に入るだろうと思われる八丈富士。

伊豆諸島の山々の中で最も標高が高く854m。中腹まで車で登ることができ、そこの周回道路を周れば八丈島の北側半分全てを見渡すことができます。そして、そこにある「ふれあい牧場」からは、まるでおもちゃのような飛行機が八丈空港に離発着する様子を見下ろすことができます。

その周回道路の路肩に、なんとなく車が5〜6台停められそうなスペースがあるなあと思えば、そこが頂上へ続く登山道の入り口。

ここから山頂の周回道路まで、石畳の階段を上ること約40〜50分。頂上に着いたか!?と思うと、そうではなく、人が1人やっと通れるほど細い、時折ヤブに覆われた道の分岐点に到達します。1つはカルデラの周りを囲む「お鉢周り」の道。この道が山頂へと続いています。もう1つはカルデラの中へ下りて行く道。うっそうとしたジャングルの中に、湖や神社がありますが、迷子になりそうで怖くて行ったことがありません。

しかし、登山ブームのあおりか、八丈富士に登る観光客が増え、この道が踏み崩されるのを防ぐために修復工事が始まったと聞きました。

もともと、この登山道の石畳の階段はどうやって作り上げたものなのだろう?と興味を持っていたので、早速見に行ってみることにしました。

この石畳の石、だいたい20cm四方に切られた岩ですが、1つ持っただけでも10〜20キロくらいありそうです。一体、どうやってこんな岩を運びあげているのか?

登山道に入って、すぐにそのナゾが解けました。

なんと! モノレールが敷かれていたのです。工事に必要な道具や岩は、このモノレールで運ばれていたのです。

登山道に沿って続くレール

このレール、登山道に沿って延々と続き、ついに山頂の周回道路に到着。働いている人達の人影が見えてきました。

山頂の周回道路に到着
働いている人達の人影

お仕事中申し訳ないと思いつつ、ちょっとだけお話を伺うと、資材はモノレールで運んでいるけど、働いている皆さんは毎日自力で登ってきているのだそうです。私なんて1回登ったら3〜4日は筋肉痛が治らないのに、それを毎日だなんて…。

しかもモノレールはここで終点なので、ここからカルデラの中や山頂へは、人力で運びあげているのだそうです。まさに究極の肉体労働。工事はまだ始まったばかりで、登山道の脇に点々と岩や土嚢が積み上げてあります。これからこれで道が崩れないように脇を固めていくのでしょう。

山頂までの道は藪に覆われたり、崖になっていたり、ところどころどちらへ進んだら良いのかわからなくなる場所があるので、整備されて登りやすくなると良いな。

藪に覆われた山頂までの道
山頂
山頂から見た八丈空港

工事は年明けまで続くそうです。

山頂まで行って、帰り路。遠くからコトコトコトコトという音が聞こえ始め、モノレールに載った荷物は私たちの横を通っていきました。

モノレールに載った荷物

工事が終わる頃にまた登って、登山道がどんな風になっているか見に行こうと思います。

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水谷
水谷 知世

昭和40年代生まれ
兵庫県出身

一見、負けず嫌いで男勝りというイメージだが、実は繊細な女性らしい一面を持つ、頭の回転はレグルス一番!!の頼もしい存在である。(レグルス親方・談)

伊豆諸島・八丈島
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