島の花粉

今年の3月は暖かい日が多かったですね。以前はマリンダイビングフェアの時期に池袋近辺で満開の桜を眺めていたのに、今年は葉桜になりそうです。しかし、そのおかげで花粉がよく飛びました。

よく、「八丈でも花粉飛んでるの?」と聞かれます。

飛んではいますが、スギではありません。

都区内でスギの花粉症で悩まされている人は、八丈に到着した途端、目や鼻が楽になったと喜びます。しかし、島に何年か暮らしていると、またこの時期に悩まされるようになるのです。

島の花粉症、犯人はこちら。

やせた土地でもよく生長し、潮風にも強く、沿岸の砂防に適したオオバヤシャブシ。島内のいたる所で見られ、松ぼっくりのような果穂はリースなどの細工に使われています。

オオバヤシャブシ

都区内の皆さんがスギ花粉症に悩まされているのと同じ頃、このオオバヤシャブシも花粉を飛ばし、島の人たちも目はくしゃくしゃするし、鼻は詰まるし、喉がイガイガする〜と言って耳鼻科の臨時診療に駆け込むのです。

オオバヤシャブシはスギと同じように、1本の木に雌花と雄花がつく雌雄同株です。大きな雄花のすぐそばに、小さな雌花がついています。

オオバヤシャブシの雄花

緑色の青虫のように見えるのが雄花、先端が少し赤くなっているのが雌花です。

今、この雄花が茶色くなって道端に落ち、遠くから見ると毛虫が大量発生しているように見えて、ちょっと気持ち悪いです。雌花は受粉して、そのまま果穂になり翌年になっても木に付いたまま残ります。

この枝を撮影した後、しばらくテラスのテーブルに置いたままにしておいたら…

オオバヤシャブシの花粉

すごい花粉。。。

オオバヤシャブシは八丈島だけでなく、本州の太平洋岸に自生する他、兵庫県の六甲山をはじめ、近畿地方に多く砂防や緑化のために植林されているそうです。

そろそろスギ花粉の時期は終わったはずなのになあ…と言いながら、まだまだ目や鼻がくしゃくしゃして不愉快な思いをしている方、もしかしたら原因はスギではないのかも知れませんよ。

冬の間は春が待ち遠しかったけど、もう早く夏になってほしいですね!!

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水谷
水谷 知世

昭和40年代生まれ
兵庫県出身

一見、負けず嫌いで男勝りというイメージだが、実は繊細な女性らしい一面を持つ、頭の回転はレグルス一番!!の頼もしい存在である。(レグルス親方・談)

伊豆諸島・八丈島
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