ヘビギンポ偏愛(35)

[ヘビギンポ偏愛、一時復活]

2年前まで、この場を借りて図鑑にものっていないような国産のヘビギンポを毎月紹介させてもらっていた。

33種紹介したところでネタが尽き、一旦、連載を打ち切ったのだが、その後いくつか解明したヘビギンポがいるので、また紹介したい。

「ヘビギンポ偏愛」一時復活!(^^)

【ソメワケヘビギンポ】

ヘビギンポにはお互いがよく似ているため、混同されている種類があまりにも多い。

オスが求愛時に見せる”婚姻色”にならないと、種類が分からなかったりするから厄介だ。

代表的なのがゴマフヘビギンポ、ソメワケヘビギンポ、ゴマフヘビギンポ近似種の3種だ。

この3種は通常時の体色からはどこからどう見ても同じ種類にしか見えず、識別はかなり難しい。

ゴマフヘビギンポ近似種だけは未記載種なのにも関わらず、南日本の太平洋沿岸で普通に見られるためヘビベースには写真も沢山集まってくる。
しかし、あとの2種がどうしても分からない。。。

沖縄諸島から送られてくるこの手の仲間の写真の中に、胴体の真ん中から微妙に2色(赤と緑)に染め分けられている子がたまに見られ、これがソメワケヘビギンポなのかな。。。?と昔から感じてはいた。

しかし、その後、沖縄本島で撮られた以下の写真を見て確信した。

これがソメワケヘビギンポだ!!

ソメワケヘビギンポの婚姻色褪めかけ
ソメワケヘビギンポの婚姻色褪めかけ

その写真は明確に体の前と後で染分けていて、顎のあたりも黒く染まっていた。

もしかしたら、バリバリの婚姻色では体の後半の緑色が真っ黒くなり、顔の下ももっと黒くなるのだとは思うけど、ここまでクッキリ染め分けていれば、ゴマフヘビギンポ近似種との違いは一目瞭然だ。

で、多分、通常時の体色はこんな感じなのだろう。。。

ソメワケヘビギンポの通常体色
ソメワケヘビギンポの通常体色

この状態だとゴマフヘビギンポ近似種の通常体色のオスとかなり似ている。。。(・_・;

早く屋久島でもソメワケヘビギンポらしいソメワケヘビギンポを見てみたい。。。

ヘビギンポ偏愛はまだまだ続く。(笑)

写真提供:沖縄ダイビングセンター 片野 猛(てつ!)氏
写真提供:潜水案内 津波古健氏
参考:ヘビギンポのデータベース ヘビベース!

トラックバック URL:http://www.gokaiclub.com/2011/10/harazaki/1871/trackback
原崎
原崎 森(しげる)

1970年8月26日生まれ
山梨県出身

八丈島から屋久島へ。。。

巨木と苔の深〜い森を抱える島で、あえて海に潜る。

鹿児島県・屋久島
屋久島ダイビングサービス もりとうみ

〒891-4205
鹿児島県熊毛郡屋久島町
宮之浦2473-294
Tel:0997-49-1260

http://mori-umi.net/
http://harazaki.net/

携帯サイト【QRコード】
QRコード

屋久島ダイビングサービス もりとうみ

バックナンバー
ヘビギンポ偏愛(35) < 鹿児島・屋久島から < トップ