マンボウ
新年おめでとうございます。
2022年も伊東の海から、少しでもお興味持っていただける情報を発信していきたいと思います。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
さて、1月の伊東の見所は・・・
一度は出会いたい魚類でもTOPクラスに入るであろう人気者、「マンボウ」出現のチャンス期間です。
毎年年末年始に、そのシーズンの最初の登場を果たすことが多いマンボウなのですが、今年は早くも12月の初旬に登場しました。
ここ数年は、近隣漁場の定置網には驚くほど捕獲されると話を聞きますが、海での遭遇回数は少し落ちています。
ただ、私が知る限り、少なくともここ10年以上、毎シーズン必ず出現しているのは、伊東だけのようです。
マンボウの生態はまだま謎ばかり・・・諸説言われてることもまだま不確定な要素も多いようです。
他所での話は正直よくわかりませんが、伊東で10年以上見てきた経験から言える話だけ、ここに紹介します。
出現の条件(不確定要素ですが・・・)
- 上潮の時間帯
- 大潮の前後の中潮終わりに出現率が比較的高いが、最近は小潮のど真中で出現もあるので、潮汐よりは潮のタイミングの方が重要かと
- 白根南での遭遇が圧倒的に多い
- 深場から浅場に向かって上がってくることがり、南から北へ向かって泳ぐ姿をよく目撃する
- 潮に逆らって泳ぐことが多い
- 晴れている日が多く、昼過ぎまでの遭遇が多い
- クラゲを食べると言われており、根頭や表層にクラゲの浮遊が見られるときは更にチャンスアップ
- 大型の成魚は単体、小型の物は数匹で群れて行動します。感覚的には大型が出現すれば、そのあとに小型の群れなどが現れやすい
- ゆったり泳いでいるように見えるが、実はとっても早く泳ぐ。ドライスーツでは追いかけてもまず追いつかない
- 水温は16度代での出現が多く15度に下がるまでが出現率高い
- 比較的浅い場所(根頭)での遭遇が多い
と、いろいろありますが・・・
一番大切なのは、とにかく潜ることですね。潜らなければ出会うことなんてできませんから。
ちなみに、マンボウはとっても薄っぺらいユニークな体をしています。
こんな感じ・・・
横から見てもユニークな魚ですが・・・後ろ姿も・・・ですね。
出会えるかどうかは潜ってみないとわからない!
皆さんも是非その出会いを信じて、伊東の海にお越しくださいね。
川坂 秀和
1977年8月5日生まれ
大阪府出身
ガイド会所属
20歳より初めて水中世界に触れ、そのまま一気にインストラクターへ。
ダイビングショップ、器材量販店、現地ガイドと経験し、2011年に惚れ込んだ東伊豆・伊東の海を案内すべく、伊東市宇佐美にDiveFamilyYellowをオープンしました。
伊豆半島・伊東
DiveFamilyYellow
〒414-0001
静岡県伊東市宇佐美1660-6
Tel&Fax:0557-48-8688
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