30mm
海の日直前で梅雨も明けて、伊豆半島は一気に夏モードに突入しています。
夏になると急激に忙しくなるトップシーズンに入る訳ですが、唯一困る点が大きなカメラを持って入る機会が少なく事です。
自店のブログならお客様に頂いたお写真でいいのですが、この豪海倶楽部やその他の自分の表現が必要なブログなどはどうしてもどうしてもそう言う訳にもいかず、ご参加者様の状況に合わせてカメラを持ち込んだりさせてもらいます。
そんな中でも、できる限りカメラ装備をコンパクトにする努力をするのですが、ストロボやライトなどの装備を考えると結果的に少し大きくなってしまいます。
人気のTGシリーズなどを上手く使いこなせればいいのですが、それでも結果的に大きくなってしまう。
みなさんどうやってあんなに素敵な写真をガイド中に撮ってるのだろうか・・・
個人的に見た感じで許される限界をサブ機のGX7mk3で探ってみました。
INON社製のハウジングを使用していますが、マクロだと被写体に集中しないと撮れない、ワイドだとストロボ展開がどうしても大きくなってしまうと言う悩みから行き着いたのが「30mm」の画角。
※使用レンズ:Panasonic LEICA DG SUMMILUX15mm/F1.7 ASPH
コンデジでもカバーできるこの画角に、最小限の外部ストロボ装備でいけるのではないかとの算段。
INON社にはレンズ対応にないレンズですが、ワイド用のドームポートなら問題なく写ります。これがいいことなのか?わかりませんが・・・伊東らしい風景を最小限で表現するにはギリギリかなと個人的には合格点。
まあ、結果的にカメラ持って入ってる時点でOUTだ!って言われた元も子もありませんが・・・
そんな中、今人気が上がっている「伊東のソフトコーラル」達を可能な限り「30mm」で切り撮ってみました。
少し遠目に絞って、ストロボを強めに出せばワイドっぽくも狙えます。
ぐっと寄って、30mmらしい画角にソフトコーラルを敷き詰めてみました。
ソフトコーラルに水の空間を取り入れてダイバーも配置。個人的にはなんだか中途半端な気もしつつもお気に入りの写真です。
ソフトコーラルはそれ自体がとっても華やかですが、そこには必ず魚や甲殻類などの生活が絡んでいます。
そのシーンを華やかさと是非撮ってもらいたいな〜とガイドさせていただいています。
最近、カメラをステップアップされる際にご相談をいただくことが増えてますが、通常は「超ワイド」と「等倍マクロ」が挙げれれますが・・・個人的にはこの30mm〜35mmの画角を是非参考にとオススメすることが多い気がします。
難しい画角ですが、伊東の海ではハマるシーンも多いので、気になる方は是非潜りに来られた際にお声掛けくださいね。
川坂 秀和
1977年8月5日生まれ
大阪府出身
ガイド会所属
20歳より初めて水中世界に触れ、そのまま一気にインストラクターへ。
ダイビングショップ、器材量販店、現地ガイドと経験し、2011年に惚れ込んだ東伊豆・伊東の海を案内すべく、伊東市宇佐美にDiveFamilyYellowをオープンしました。
伊豆半島・伊東
DiveFamilyYellow
〒414-0001
静岡県伊東市宇佐美1660-6
Tel&Fax:0557-48-8688
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