水中マクロでフリージア
例年、3月というのはあまり良い月ではありませんでした。4年前には震災が起きた月でもありますし、毎年この時期に通過する低気圧は驚異的に発達し、海上は大しけ、各地で豪雪や強風による被害が多くなる月でした。
特に春分の日の連休や、春休みに入る頃は、せっかくご予約を頂いても飛行機や船が欠航して来られなかったり、来られたとしてもダイビングができなかったりで、まともに仕事ができません。
ところが今年は2月に荒れることが多く、3月に入ったら落ち着いてきました。
八丈島で毎年恒例のフリージア祭り。
いつも花が咲き始めた頃に強風が吹き荒れ、根元から倒れて花びらが痛んでしまい、残念な感じになっていたのですが、今年はとても良い状態。本当はまだ3分咲き程度なのですがTG-3を持って撮りに行ってきました。
まずは一輪の花にピントを合わせ、周りをぼかした写真を撮ろうと思いました。普通、そういう場合は絞り優先で撮るんです。
ところがどうもうまくいきません。そこでふと思いついて、顕微鏡モードや水中マクロモードを使ってみました。いつも海の中で撮る時、これらのモードで接写すると、良い具合に背景がぼけるのです。

フリージア畑では、皆がフリージアばかりに気を取られていましたが、休憩小屋のそばに何気なくレモンの木の鉢が置かれていました。
去年までは菊池レモン、今年からは八丈フルーツレモンという名で売り出しているレモンです。普通のレモンの2倍くらいの大きさで、苦味が少なく、皮ごと食べられるというのが謳い文句。
私も何度か買っていますが、サラダやマリネ、そして焼酎に入れると美味しいです。

そして畑の周りには、ところどころに桜の木。
八丈島にある桜は、ほとんどがソメイヨシノではなくオオシマザクラ。花が咲く頃には葉も出ているので目立たないのです。

フリージア祭りは4月4,5日のイベントで終幕を迎えます。
この時にはフリージアの花びらを使って描かれた親方のイラストが、東海汽船の待合所を飾る予定。どんな風に仕上がるのか、今からとても楽しみです。
この模様は、また来月のお楽しみ〜。

水谷 知世
昭和40年代生まれ
兵庫県出身
一見、負けず嫌いで男勝りというイメージだが、実は繊細な女性らしい一面を持つ、頭の回転はレグルス一番!!の頼もしい存在である。(レグルス親方・談)
伊豆諸島・八丈島
レグルスダイビング
〒100-1511
東京都八丈町三根1364-1
Tel/Fax:04996-2-3539
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