南国通信 - タイの海からThe Diving Junky Magazine

地域限定

早いものでカオラックのシーズンが始まったばかりと思っていたら、もう1ヶ月経ってしまった。今シーズンのアンダマン海は、例年だとシーズン半ばから始まるはずのマンタが頻繁に出没しジンベエもちらほら出てくれ、天候は安定していてかなり良いスタートを切っているのだ。

アンダマン海の楽しみ方は、ダイナミックな岩の地形、華やかなソフトコーラル、魚影の濃さ、大物との遭遇などなどいろいろあるなかでも外せないのがインド洋やアンダマン海の地域限定の種に出会える事だ。最近、日本のショップで現役で働いているガイドさんが個人的に遊びに来たりゲストを連れてツアーに来てくれることも多い。日本の海で潜り慣れていて魚の名前に詳しい人たちだからこそ、『あれっ、見慣れた種と少し違うぞ・・・!?』ということになり、大物や地形そこのけでフィッシュウォッチングに夢中になってしまう人もいる。

太平洋バージョンとの違いが判るかな?

テングチョウチョウウオのインド洋バージョン『ガードナーズバタフライフィッシュ』。テングに比べて体側の黒い部分がぼやけているのが特徴。
ミカドチョウチョウウオのインド洋バージョン『トライアンギュラーバタフライフィッシュ』。尾びれの模様が微妙に違う。
イッテンチョウチョウウオのインド洋バージョン『インディアンティアドロップバタフタイフィッシュ』。これは判り易いと思うが、インド洋のは全身が黄色い。
ミスジチョウチョウウオのインド洋バージョン『インディアンレッドフィンバタフライフィッシュ』。名前の通り尾びれの色が違う。
スミツキトノサマダイのインド洋バージョン『アンダマンバタフライフィッシュ』。体側のブルーの墨の模様が無い。興奮したり夜になると模様が浮き上がってくる。

他にもインディアンバガボンドバタフライフィッシュ、インディアンダブルサドルバタフライフィッシュ、ブラックピラミッドバタフライフィッシュなどなど、チョウチョウウオの仲間だけでも例を挙げたらほんとにキリが無いのだが、せっかくインド洋まで来たからにはログブックに今まで書いた事無い魚の名前をいっぱい書けるというのも醍醐味だ。雄輔さん、今度はインド洋の図鑑も作って下さいね。(笑)

さて、今年も残すところあと1ヶ月。年末年始は怒濤のハイシーズンのど真ん中。ゲストの皆さんと一緒にいっぱい潜って良い年が迎えられますように!

大村 健
大村 健
(おおむら・たけし)

1973年、京都生まれ
ガイド会所属

18歳で大学のクラブでダイビングを始め、その後、バックパックを背負って海を潜り歩く旅を経て、20歳の頃に秘境・タオ島に出会う。以後、徐々に発展してきた島とともにダイビングにのめり込んで今に至る。

現在、タイの2つの海を舞台に、海のポテンシャルをフルに引き出すべく精力的に潜り倒す日々を送っている。

東南アジア・タイ エリア情報

タイ・タオ島/カオラック
Big Blue Diving

www.bigbluediving.jp
take40mura.blog17.fc2.com

タオ島店
14/126 Moo 1, Koh Tao , Koh Phangan
Suratthani 84360, Thailand
Phone : 66-77-456 179

Big Blue Diving Tao

カオラック店
57/7 Moo 7, Khuk Khak Takua Pa,
Phang-Nga 82190, Thailand
Phone : 66-76-486 773

Big Blue Diving Khaolak

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