海中環境と針千本
皆様、こん○○は〜。
伊豆は、ポカポカ陽気の日も多く、寒桜も今年は好調でピンクに彩られています。あっ、うちの店は、年中ピンクですけどね(笑)
海中ですが、2月末くらいから、なぜか?川奈だけ濁りが入って来ています。一説には、山からの雪解け水じゃないか?とかありますが、、原因はわかりません。
でも、ポジティブに考えると、青い海は沢山ありますが、こんな緑の海は少ないでしょう。写真撮る人にとっては、ワビサビの出せるとても良い環境だと思います(笑)
もう1つおまけに、暗い海で繁殖行動や補食が多数見られるようになります。ウツボなども補食バンバンしてますし、タコも繁殖行動に勤しんでいます。
そして今年目立つのが、写真のハリセンボン!
実際は、針は400本弱らしいですが・・・

言っときますけど、これ僕が膨らましたんじゃないですからね。
そこが今月の本題なのです。
普段は、針を寝かせて生活しているのですが、危険を感じると海水を飲み込み、写真の様に針を立てるようです。
この状態は、こいつからしたら相当なエネルギーを使い、寿命が縮むくらいらしく、、故意に膨らませるのは保護的立場のファンダイバーの間では控えた方がいいですね。
そんな危険を感じた状態のハリセンボンが、暗い海の中で多く見かけるのです。
可愛い顔して肉食なので、暗い事をいいことに補食しようとしてるところを、逆に目立ってさらに大きな捕食者に襲われてるとか・・・
目が人間のように前の方についてるから、後ろは見えにくそうですもんね(汗)
表情に伴った、ドジっぽさがまた笑えるんです。
これから訪れる春の暗い海も、じっくり潜っていると微笑みいっぱいで悪くないものですよん♫

八木 かつのり
1970年3月生まれ
ガイド会所属
むか〜し昔のことじゃった。岐阜の山奥に一人の若者がおったとさ。小さい頃は山や川で朝から晩まで駆けずりまわりよった。その若者は、都会さあこがれ名古屋へ出稼ぎに行き公務員になったとさ。何不自由なく暮らしていた中、どこで頭を打ったのか?若気の至りというものか?公務員をきっぱり辞めダイビングの世界さ飛び込んじまった。サイパンに渡りMOCダイブセンターヒロの元、丁稚奉公をしたとさ。帰国後、縁あって川奈という海に出会い、腰を据え一生そこで潜り続けるのじゃそうだ。自然と戯れるのがそれはそれは楽しいのだそうじゃ。あ〜めでたしめでたし!
伊豆半島・川奈
Diving Service 川奈日和
〒414-0044
静岡県伊東市川奈673-5
Tel:0557-44-5755
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