ガイドのつぶやき - 静岡・三保からThe Diving Junky Magazine

第一話 水棲生物と水中環境(視界不良エリア) 後段

なんだよ、透明度の良い海のネガティブキャンペーンか!?と思った人、当たらずとも遠からずです。ここでは、視界不良の海域を底上げするべく、論旨を展開しておりますので、多少の言いがかりを受けたくらいで凹むことのない「ダイバー天国」には、この際「沈む瀬」になってもらおうか?くらいに思っています。(笑)

見えるという当たり前の事実は、時としてマイナスな要因が生じる事は、前段に述べた通りで、見えない事によってセーフティマネージメントが発動し、その後のリスク回避へつながる事もあるのです。(潜らない!という選択肢を含めて)その辺の議論をしないまま「透明度の悪い海は危険だ!」と言うのは誤りなわけですよ。(あくまでも立場はレジスタンスですから)このエリアにおけるクダの巻き方は、滅茶滅茶長けているので、多少の正論を持って来ても論破する自信があります。

別に、そんな事を自慢しても、視界不良の海へとダイバーが蝟集するわけではないので、話しを先に進めます。もちろん、視界不良に対する慣れや経験は大きな要因ですが、向き不向きもあるわけで、僕の主観と言うか客観論で言えば、視力に頼り切らない人・・・つまり、目の悪い人は視界不良のエリアに向いています。

もちろん、個人差はありますし、指向の問題もあるので、一概には言えませんが、目の悪い人は、目からの情報だけを信頼しない、もっと言えば、それを補う感覚に長けているからです。視界が不良であることは、矯正視力を得ていないことに似ているので、人生の半分をピントの合わない情報を取り入れている目の悪い人にとっては、冷静に考えると難しい状況ではないのです。

透明度の良い海で、猛禽類のようなダイビングをする人には、理解出来ないことかも知れませんが、これが視界不良における観察者の条件であり、理論なわけです。あくまでも、手探りで、怯える気持ちを「見る」以外の情報によって補いながら、一枚一枚丁寧にベールを剥がすようなダイビング。ここに視界不良エリアの極意があるのです。

西伊豆 田子 フト根

" 第一話 水棲生物と水中環境(視界不良エリア) 後段 " へのコメント

  1. ゆうすけ2012年4月1日 10:57 AM

    視界不良な人生ですが、おびえる気持ちは本当に大事だとおもいます。野生の気持ちともいうかな?常識と作ってもらった安全のの中で、動物的本能と警戒心をなくしてしまうのが、人かね。

  2. 鉄: 2012年4月1日 11:26 AM

    ゆうすけさん、コメントありがとうございます。僕も、かなり視界不良な海と人生に怯えて生活していますが、それに備える手だては、それを感じる者にしか準備出来ないわけですから、必要な感覚だと思います。

鉄
鉄 多加志

1965年生まれ
清水出身
ガイド会所属

生まれ育った環境が、都市部?の港湾地域に近く、マッドな環境には滅法強く、泥地に生息する生物を中心に指標軸が組み立てられている(笑)この業界では、数少ない芸術系の大学出身で写真やビデオによって、生物の同定や生態観察を行う。

通称「視界不良の魔術師」

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