ガイドのつぶやき - 伊豆半島・伊豆海洋公園からThe Diving Junky Magazine

まだまだ続く甲殻類 and more

皆さん、こんにちは。冬の寒さも峠を越え、春らしい温かい日が多くなってきました。

只今世の中新型コロナウィルスの感染防止で、不要不急の外出は控えるよう国や自治体から呼びかけられるという異常事態になっています。我が静岡県は幸い今のところ(2/25)感染者は出ていませんが、気を付けてお過ごし下さい。

さて、今月のテーマは・・・、3回続いた甲殻類が更に続けられそうだったのですが、それ以外にも話題豊富な海でしたのでこんなタイトルにしてみました。甲殻類=Ⅰ魚類=Ⅱその他の無脊椎動物=Ⅲを各5種類づつご紹介します。

〇 それではまず年末から続く甲殻類特集から。

ツノガニ

Ⅰ-① ツノガニ            2月7日   伊豆海洋公園

大変判り辛い写真ですが、画面ほぼ中央に目が見えます。甲面にカイメンを付着させていて、甲の上部にあるはずの2本の角が完全に覆われてしまっています。

アカマンジュウガニ

Ⅰ-② アカマンジュウガニ       2月8日   伊豆海洋公園

オウギガニ科の中でもひと際サイズの大きいマンジュウガニの仲間で、この個体も甲幅10㎝を軽く超えます。甲羅のボリュームは伊豆のカニでも最大級です。

オオアカハラ

Ⅰ-③ オオアカハラ          2月10日  伊豆海洋公園

見た目の姿・形はほぼカニの『カニダマシ』というグループに属します。心はどうかというと立派な“カニ魂”を持ち合わせています。ギャグですので〜〜!

ナガウニカニダマシ

Ⅰ-④ ナガウニカニダマシ       2月19日  伊豆海洋公園

上のオオアカハラと同様カニダマシの仲間。ウニの周辺に好んで住んでいます。

ナカザワイソバナガニ

Ⅰ-⑤ ナカザワイソバナガニ      2月20日  伊豆海洋公園

ウミカラマツの枝の間に生息していて、一つの宿主に大抵数個体付いています。

〇 続きまして魚類の選りすぐりを・・・。

カタボシオオモンハゼ

Ⅱ-① カタボシオオモンハゼ      2月4日   伊豆海洋公園

目の後ろ(人でいえば肩の辺り)にあるはずの星が薄くてほとんど見えません。

イロカエルアンコウ

Ⅱ-② イロカエルアンコウ       2月7日   伊豆海洋公園

今シーズンはなかなか出なくて・・・、久しぶりに“アタリ”引きました〜〜!

スジハナダイの婚姻色

Ⅱ-③ スジハナダイの婚姻色      2月10日  伊豆海洋公園

スジが出ている時も充分綺麗なのですが、この色合いはまたド派手で超キレイ。

ナメラヤッコ

Ⅱ-④ ナメラヤッコ          2月17日  伊豆海洋公園

モノクロの中にちょっとづつ鮮やかな色が入るこの感じが何とも言えません。

イバラタツ

Ⅱ-⑤ イバラタツ           2月23日  伊豆海洋公園

この時期にこんなのが出てくれて、伊豆のガイドにとってはありがたいです。

〇 最後に甲殻類以外の無脊椎動物をどうぞ。

イボベッコウタマガイ

Ⅲ-① イボベッコウタマガイ      2月5日   伊豆海洋公園

貝殻はあるのですが軟体部分の中に完全に埋没していてとても貝に見えません。

ヨイミヤミノヒラムシ

Ⅲ-② ヨイミヤミノヒラムシ      2月7日   伊豆海洋公園

以前(2017年2月号)にも御紹介しましたが1月末でした。本来温かい海域に生息する種類だと思うのですが、なぜか水温の低い時期に伊豆に現れるようです。

ウミシダの1種

Ⅲ-③ ウミシダの1種         2月7日   伊豆海洋公園

ライトを当てないと赤の部分が黒っぽく見えますが光が当たると御覧のように。

パイナップルウミウシ

Ⅲ-④ パイナップルウミウシ      2月18日  伊豆海洋公園

インターネットウミウシと同じ Halgerda という属で互いによく似ています。

チリボタンガイ

Ⅲ-⑤ チリボタンガイ         2月21日  伊豆海洋公園

片側が岩に固着する二枚貝で、以前から気になっていて今回名前を調べました。

横田
横田 雅臣

1961年11月生まれ
神奈川県横浜市出身

ダイビングとの出会いは学生時代。在学中に伊豆海洋公園ダイビングセンターにアルバイトに来たのがきっかけで卒業後同センターに就職、インストラクター・ガイドとして10年の勤務の後、1994年に独立しGO TO THE SEAを開業、現在に至る。

伊豆半島・伊豆海洋公園
ダイビングサービス GO TO THE SEA

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