ガイドのつぶやき - 伊豆半島・伊豆海洋公園からThe Diving Junky Magazine

またしても甲殻類特集

皆さん、こんにちは。だんだん寒さが厳しくなってきて、朝起きるのがつらい季節になってきましたが、いかがお過ごしですか。

さて、年末・年始と続いた甲殻類特集ですが、今回も引き続きです。

ケブカヒメヨコバサミ

① ケブカヒメヨコバサミ       1月9日   伊豆海洋公園

浅場にはとても多いヤドカリです。毛深いところが哺乳類的で可愛いでしょ!?

ミナミゾウリエビ

② ミナミゾウリエビ         1月11日  伊豆海洋公園

全長5㎝程で、当初ろくに調べもせずにゾウリエビの幼体だと思い込んだのですが、あとであらためて図鑑を見直すと胸脚の縞模様が不鮮明なことや鮮やかな赤い体色が図鑑の写真や説明にピッタリ一致しました。初めて出逢ったエビです。

イソギンチャクエビ

③ イソギンチャクエビ        1月12日  伊豆海洋公園

毎年数多く現れますが大概サンゴイソギンチャクに付いているので、写真のようにグビジンイソギンチャクに付いているとひと味違ってお得感があります。

ヒメセミエビ

④ ヒメセミエビ           1月14日  伊豆海洋公園

昼間に出ていることはあまりなく、いても亀裂の奥にチラッと見えるだけ。

イボイソバナガニ

⑤ イボイソバナガニ         1月14日  伊豆海洋公園

宿主のムチカラマツにはビシャモンエビ、ムチカラマツエビ、キミシグレカクレエビなども付くのですが、エビ類に比べるとやや人気が低いかも・・。

イソコンペイトウガニ

⑥ イソコンペイトウガニ       1月18日  八幡野ビーチ

金平糖とはよく言ったものです。それにしても見事なカムフラージュ!

クシノハカクレエビ

⑦ クシノハカクレエビ        1月20日  伊豆海洋公園

ザラカイメンの筒の中に住んでいて、この時期は共生率が高くなります。

ヒヅメガニの1種

⑧ ヒヅメガニの1種         1月20日  伊豆海洋公園

どこが“ヒヅメ”かと言うと、ハサミの最先端の噛み合わせのところが馬の蹄の形をしています。トガリヒヅメガニだと思うのですが今一つ自信がありません。

カイカムリの1種

⑨ カイカムリの1種         1月24日  伊豆海洋公園

カイカムリの仲間は同定が難しく、背負っているカイメンを外して甲羅の形や模様を見なければいけないようなので・・・。同業者の方に教えて頂きました。

テブクロイトヒキヤドカリ

⑩ テブクロイトヒキヤドカリ     1月24日  伊豆海洋公園

テブクロの名の由来は胸脚の先端(指節)のみがピンク色であることから。

ガンガゼエビ

⑪ ガンガゼエビ           1月24日  伊豆海洋公園

ウニの棘の間にいるのでなかなか撮りにくいのですが、なんとかなりました。

⑫ モクズショイ           1月25日  八幡野ビーチ

どう撮ってもゴミの塊にしか見えないカニです。⑤や⑥と同じクモガニ科に属するのですが、姿・形が三者三様でこの科の多様性を物語っていますね。

" またしても甲殻類特集 " へのコメント

  1. Tamaki Momo2020年2月4日 10:19 PM

    甲殻類、色々教えて下さり有難うございます!
    まだ見つけられませんが、探すようにはなりました。
    また海でお願いします。

  2. yokota2020年2月5日 8:05 AM

    Tamakiさん、コメントありがとうございます。これからの時期は特に要チェックですね。またお待ちしています。よろしくお願い致します。

横田
横田 雅臣

1961年11月生まれ
神奈川県横浜市出身

ダイビングとの出会いは学生時代。在学中に伊豆海洋公園ダイビングセンターにアルバイトに来たのがきっかけで卒業後同センターに就職、インストラクター・ガイドとして10年の勤務の後、1994年に独立しGO TO THE SEAを開業、現在に至る。

伊豆半島・伊豆海洋公園
ダイビングサービス GO TO THE SEA

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