ガイドのつぶやき - 伊豆半島・伊豆海洋公園からThe Diving Junky Magazine

マイノリティー(少数派)応援月間

皆さんこんにちは。毎日寒い日が続きますがお元気ですか?

この時期は冬眠を決め込んでいるダイバーの方も多いと思いますが、気持ちだけでも海から離れずにいて下さいね。

そして勇気を奮い起こして冬の海にチャレンジして頂ければ、なお嬉しいです。そんな伊豆の冬の海は水温の低下とともに魚や生物はやや少なくなってきますが、透明度の良い海況の穏やかな日が多くなります。そして普段あまり気に止めないものに目を向ける絶好の機会です。

・・という訳で今月は魚以外の無脊椎動物で、ウミウシ・貝・イカタコなどの軟体動物とエビ・カニ・ヤドカリなどの節足動物を除いた、あまり陽の当たることのないと思われる生物たちを御紹介します。

● 刺胞動物門・八放サンゴ類(ウミトサカ・ヤギなどのソフトコーラル類)

ウミトサカの1種

ウミトサカの1種 1月19日 於:伊豆海洋公園
ウミトサカは正直分類がよく判らないので・・・。それにしてもいい枝っ振りです。

ウミトサカの1種

ウミトサカの1種 1月28日 於:伊豆海洋公園
上のものと違って枝分かれしていませんが、これから枝分かれするのでしょうか?

クダヤギの1種

クダヤギの1種 1月24日 於:伊豆海洋公園
これも「〜の1種」にします。根元付近がピンクになっているのは大変珍しいです。

● 刺胞動物門・六放サンゴ類(イシサンゴ類・イソギンチャク類など)

アマクサオオトゲキクメイシ

アマクサオオトゲキクメイシ 1月20日 於:伊豆海洋公園
造礁サンゴの仲間でごく浅い水深(通常1〜2m程度)にしか生息しない種類です。

フタリビワガライシ

フタリビワガライシ 1月28日 於:伊豆海洋公園
こちらは同じイシサンゴでも造礁サンゴではなく、非造礁サンゴと呼ばれています。

オノミチキサンゴ

オノミチキサンゴ 1月28日 於:伊豆海洋公園
温帯に生息するキサンゴ類の代表的な種類。ベニサンゴガニがよく住んでいます。

タコアシサンゴ

タコアシサンゴ 1月15日 於:伊豆海洋公園
名前については前に「ウチウラ」が付くのかどうか、いろんな角度から調査中です。

ウスアカイソギンチャク

ウスアカイソギンチャク 1月22日 於:伊豆海洋公園
アヤトリカクレエビの宿主としてダイバーにもお馴染みですね。綺麗に開いてます。

ネジレカラマツ

ネジレカラマツ 1月19日 於:伊豆海洋公園
見事な螺旋を巻いています。ムチカラマツよりも生息水深が深く、数は少なめです。

● 棘皮動物門(ウニ・ヒトデ・ナマコ・ウミシダなど)

オーストンフクロウニ

オーストンフクロウニ 1月22日 於:伊豆海洋公園
刺の数が疎らならば個体数も疎ら。水温がかなり下がってから出てくる印象が・・。

ラッパウニ

ラッパウニ 1月28日 於:伊豆海洋公園
撮影のために剥がしましたが、いつも表面に色んなものをくっつけて擬装してます。

ノコギリウニ

ノコギリウニ 1月8日 於:伊豆海洋公園
英名:タイニー(小さい)スプートニク(人類初の無人人工衛生)とは言い得て妙。

ヌメハダヒメヒトデ

ヌメハダヒメヒトデ 1月22日 於:伊豆海洋公園
ヌメハダってどんな肌なんだか・・・、触ってみようと思いつついつも忘れちゃう。

ハナウミシダ

ハナウミシダ 1月15日 於:伊豆海洋公園
西伊豆はこればっかりですが東ではほとんど見かけず、I.O.P.でも知る限り1個体。

テヅルモヅルの1種

テヅルモヅルの1種 1月29日 於:伊豆海洋公園
幾重にも枝分かれしていて複雑怪奇。苦手な人は多いでしょうが私意外と好きです。

● 扁型動物門(ヒラムシの仲間)

ニセツノヒラムシの1種

ニセツノヒラムシの1種 1月26日 於:伊豆海洋公園
見てると吸い込まれそうな不思議な模様ですね。薄っぺらなようでいて奥が深い?

横田
横田 雅臣

1961年11月生まれ
神奈川県横浜市出身

ダイビングとの出会いは学生時代。在学中に伊豆海洋公園ダイビングセンターにアルバイトに来たのがきっかけで卒業後同センターに就職、インストラクター・ガイドとして10年の勤務の後、1994年に独立しGO TO THE SEAを開業、現在に至る。

伊豆半島・伊豆海洋公園
ダイビングサービス GO TO THE SEA

〒413-0231
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Tel:0557-51-7878

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