ダンス名人

近頃の若い人達の間ではダンスが流行しているようですが、踊りやダンスの類いは縁日の盆踊りか文化祭のフォークダンスぐらいしか経験の無い私から見れば、その上手さと迫力は感心を通り越して尊敬や羨望に値します。

そして魚の中にも踊りが大の得意で華麗な舞いを見せてくれる種類がいます。今回御紹介するコショウダイ類の幼魚です。

いずれの種類も身体を激しくくねらせる独特の踊りなのですが、その踊り方が種類によって微妙に違っているので、この時期の伊豆で見られる3種類を例に取って比較してみました。

コロダイの幼魚

コロダイ—背鰭支点:
コショウダイ類の中では唯一伊豆のレギュラーと言っていいコロダイは、幼魚時代は背鰭が高く盛り上がっていて、これをほぼ常時しっかり立てた状態で踊ります。背鰭を立てた上体は水の抵抗を受けるのであまり横揺れすることはなく、尾鰭の方が大きく振れることになります。踊りに例えれば上半身は背筋をピンと伸ばしてほとんど動かさず、足は華麗なステップを踏むソーシャルダンス系なんでしょうか?

ヒレグロコショウダイの幼魚

ヒレグロコショウダイ—胸鰭支点:
幼魚から成魚まで共通して腹鰭と胸鰭の中央部が黒く、特に腹鰭の黒にちなんでこの名前が付けられたようです。この魚が他の種類と大きく違うのは胸鰭を常に横に広げた状態を保ちながら踊ることです。特徴的な胸鰭が自分のチャームポイントであることを認識しているかのようです。ポンポンを持った両腕を大きく広げながら、時にアクロバティックな動きも見せるチアダンスのようでもあります。

ムスジコショウダイの幼魚

ムスジコショウダイ—尾鰭支点:
疎らな円形斑紋から複雑に変化しながら最後は縞模様に移行する体色変化は、かつて長い間分類学者を大いに悩ませてきましたが、それはさておき・・・。この種類は幅広いウチワ型の尾鰭が特徴的です。身体全体をくねらせるのですが、尾鰭が大きいので反対側の頭が左右に激しく振られます。そんなに振ってよく頭が痛くならないもんです。その激しさはストリート系のブレイクダンスさながらです。

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横田
横田 雅臣

1961年11月生まれ
神奈川県横浜市出身

ダイビングとの出会いは学生時代。在学中に伊豆海洋公園ダイビングセンターにアルバイトに来たのがきっかけで卒業後同センターに就職、インストラクター・ガイドとして10年の勤務の後、1994年に独立しGO TO THE SEAを開業、現在に至る。

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