ガイドのつぶやき - 伊豆半島・伊豆海洋公園からThe Diving Junky Magazine

AMAZING MARINE LIFE

皆さんこんにちは、毎日暑くて海にでも入らないとやってられない季節がやってきましたね〜。海はいつでもアナタを待っていますよ〜。

さてこの度わたくし、人生初の写真展を開催させて頂くことになりました。大学時代に所属していたダイビングクラブの大先輩が経営されている八王子の整体院・こりトリはうすさんから2年越しでオファーを頂き、お受けしました。8月31日まで院内のギャラリーに20点ほど飾って頂いています。コラムのタイトルはその写真展のタイトルです。

元々写真は本業ではないですし、撮影機材は古〜いコンデジ一本で、ほとんどがガイドやリサーチの片手間程度に撮った写真ばかりです。とても写真展を開催できる身分ではないのは重々自覚はしており、雄輔さんをはじめプロの方々には申し訳なくお恥ずかしい気持ちが先に立ちますが、やはり自分の写真が大判にプリントされて他人様に目に触れるのは、(粗も見えますが)何とも感慨深いものがあります。今月はその展示作品の中から何点か選んで御紹介します。

ミアミラウミウシ

ミアミラウミウシ:
数あるウミウシの中でも正面顔が絵になる稀有な存在かもしれません。何となく沖縄の伝説の獣・シーサーに似ているかな〜、と思っているのですが皆さん如何でしょう?

マアジの群れ

マアジの群れ:
コンデジで撮った割には広がりと奥行きがそれなりに感じられて、お気に入りの1枚です。この魚を見るとどうしても“タタキ”とか“干物”とか“フライ”とかが頭に浮かんでしまい『旨そぉ〜』と思ってしまうのは、皆さんも同じですよねぇ〜?

アオリイカの幼体

アオリイカの幼体:
イカも可愛いのですが、水面直下の明るさがイイ感じで気に入っている写真です。エキジット・スロープの手すりが映り込んでいるのは賛否両論あると思いますが、自分的には「波打ち際でこんな光景が見られるんですよ〜」というのが判るのでアリだと思っています。

ソメンヤドカリ

ソメンヤドカリ:
以前にこのコラムでも何度か特集した、私のライフワークの一つでもあるヤドカリからは、一芸に秀でたこの種類が選ばれました。一体幾つのイソギンチャクを背負っているのでしょう。こんなに付けて重くないのかなぁ〜?

フタイロハナゴイ

フタイロハナゴイ:
「キレイ系も出しておかなきゃ」ということで美人揃いのハナダイ・ハナゴイ系の中でも特に美しいこの魚を出しました。絶妙の色合いをなかなかいい具合に再現出来たかなぁ〜、と自画自賛しております。

アヤトリカクレエビ

アヤトリカクレエビ:
まったく“お見事”と言う他ないカムフラージュです。伊豆海洋公園で発見された個体を元に新種として報告された種類で、ラテン語の学名:Izucaris masudaiには伊豆の地名と益田一氏の名前が使われています。

という訳で今月も例の件に話が繋がります。5月号からお伝えしている『生命の星・地球博物館』の特別展『魚類図鑑に生涯を捧げたDANDY 〜益田 一と日本の魚類学〜』が好評開催中です。私はまだ見に行っていませんが、博物館から展示解説書が送られてきてそれを眺めております。この解説書、内容凄すぎです。

" AMAZING MARINE LIFE " へのコメント

  1. ゆうすけ2013年8月1日 7:54 AM

    おめでとう〜! そういえば、僕のFBに、オキナエビス貝を背負ったヤドカリがでてますが、あれについてる、ヤドカリイソギンチャクって、砂泥底にいるとか、書いてあるが、単体で見た人いますかね?

  2. masaomi yokota: 2013年8月1日 9:52 AM

    ゆうすけさん、コメントありがとうございます。ゆうすさんに「おめでとう~!」と言って頂いて、大変嬉しく心強く思っております。
    FB拝見しました。凄い家に住んでいますね~。ヤドカリイソギンチャクと相性のいいケスジヤドカリは確かに砂泥底に生息していますが、イソギンチャクを単体で見たことはありませんね~。あるいは「ヤドカリに付いているもの」という頭があるので単独で見かけてもそうと思わない場合があるのかもしれません。

横田
横田 雅臣

1961年11月生まれ
神奈川県横浜市出身

ダイビングとの出会いは学生時代。在学中に伊豆海洋公園ダイビングセンターにアルバイトに来たのがきっかけで卒業後同センターに就職、インストラクター・ガイドとして10年の勤務の後、1994年に独立しGO TO THE SEAを開業、現在に至る。

伊豆半島・伊豆海洋公園
ダイビングサービス GO TO THE SEA

〒413-0231
静岡県伊東市富戸912-29
Tel:0557-51-7878

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