ガイドのつぶやき - 伊豆半島・伊豆海洋公園からThe Diving Junky Magazine

ヤドカリ特集

皆さんこんにちは、先月号のコメントでゆうすけさんからカニちゃんのリクエストをお受けし、「カニちゃん強化月間」にして頑張って探したのですが、なかなか思うように見つからず代わりにヤドカリが色々見つかったので、今回はヤドカリ特集にします。ゆうすけさん、カニちゃんはまた次の機会に頑張ります。

ソメンヤドカリ

(1)ソメンヤドカリ:
夏〜秋に大きい個体をよく見かける種類でこれは幼体と言っていい小さめの個体でした。(2)のサメハダにそっくりですが左(大きい方)の鉗脚の表面に棘が少なく「粗面」であることが特徴。

サメハダヤドカリ

(2)サメハダヤドカリ:
こちらは(1)と逆で秋に季節来遊的に幼体が出現していましたが、この時期に見たのは初めてでこれまで見た中で最も大きな個体でした。おそらく昨シーズンからの生き残りと思われます。

ゴホンアカシマホンヤドカリ

(3)ゴホンアカシマホンヤドカリ:
近似種にアカシマホンヤドカリやクロシマホンヤドカリなどがいて、特にアカシマとの見分けは非常に困難です。歩脚に縦の筋が5本入ることが特徴です。

テブクロイトヒキヤドカリ

(4)テブクロイトヒキヤドカリ:
御覧のようにとても美しく、気品を感じさせるヤドカリです。名前は歩脚先端の指節の部分が薄紫色になり、手袋をはめたように見えることから付けられたようです。

ケスジヤドカリ

(5)ケスジヤドカリ:
(1)や(2)と同じヤドカリ属の種類でかなり大型になります。冬から春先の水温の低い時期に見られることが多く、大抵砂場に居るのですがこの時は何故か岩場に居ました。

フチドリワモンヤドカリ

(6)フチドリワモンヤドカリ:
ワモン系は伊豆で3種類見られるのですが、一番目にする機会の多い種類と言えるでしょう。タカラガイやイモガイの貝殻がカイメンの中など不自然な場所にあったら可能性大です。

横田
横田 雅臣

1961年11月生まれ
神奈川県横浜市出身

ダイビングとの出会いは学生時代。在学中に伊豆海洋公園ダイビングセンターにアルバイトに来たのがきっかけで卒業後同センターに就職、インストラクター・ガイドとして10年の勤務の後、1994年に独立しGO TO THE SEAを開業、現在に至る。

伊豆半島・伊豆海洋公園
ダイビングサービス GO TO THE SEA

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