サンゴが伊豆にやってきた
皆さんこんにちは、今年もいよいよ最後の月がやってきてしまいました。今年は日本中が深い悲しみに包まれた大きな震災があり、我々日本人にとっては忘れることが出来ない年になりました。来年はその分を取り返すようなhappyなことが沢山起こるように祈っています。
さて気分を変えて・・・12月といえばクリスマス、クリスマスといえばサンタ、サンタとは一字違いのサンゴ、というありえないこじ付けで今月はサンゴを特集します。広〜い意味でサンゴというとウミトサカやヤギに代表される所謂ソフトコーラルも含まれますが、今回は一般に馴染みの深い、主にサンゴ礁域に生息する造礁サンゴ類を御紹介します。ところで何で急にサンゴかというと、実は二週間ほど前にサンゴセミナーというのを受講してあらためてその魅力に触れ、それ以来サンゴが気になって仕方ないモードに陥ってしまいました。
という訳でサンゴ観察歴がまだたったの二週間のトホホ状態ですので、各種についての詳しい説明が出来るほどの知識がありません。フィールドでの生息状況や自分の印象などをちょこっと書くだけに留めました。またの機会に更に掘り下げて御紹介したいと思います。
尚、撮影地は全て伊豆海洋公園(I.O.P.)です。
ミレポラコモンサンゴ:
ミレポラという言葉の響きが何となく未来的というか宇宙的なものを連想させますが・・・学名からきているようです。I.O.P.では何箇所かに大きめの群体があり、見るからにサンゴらしいサンゴです。
トゲイボサンゴ:
I.O.P.ではエントリーから近い浅場に大きな群体があり、毎日のように見かけています。ほぼ常時触手を出していて触ってもちょっとやそっとでは引っ込みません。この時はたまたま触手を引っ込めた状態でした。
キッカサンゴ:
キッカは菊花です。ちなみに競馬の菊花賞とは何の関係もありません。実はこの種類の正体が自分の中で今一つ掴みきれていなくて、もっと多くの群体を写真に撮ったりじっくり観察しなければと思っています。
アミメサンゴ:
これまでの観察では数十センチ四方の小さめの群体が、よく見るとそこら中に見つかるという印象です。色のバリエーションが豊富ではじめはチンプンカンプンでしたが、最近ようやく特徴を掴みかけてきました。
カメノコキクメイシ:
名前の通り亀の甲のようにほぼ六角形の形に整然と区画分けされています。同じ仲間のキクメイシやミダレカメノコキクメイシなどもI.O.P.での生息が確認されていますが、見分け方がまだよく判りません。
フカトゲキクメイシ:
上のカメノコ〜のような典型的なキクメイシ類とは一つ一つの個体の大きさや色合い、全体的な印象など大きく異なります。キレイな緑の地色に赤い小さな丸が入るこの模様、かなり気に入ってます。
横田 雅臣
1961年11月生まれ
神奈川県横浜市出身
ダイビングとの出会いは学生時代。在学中に伊豆海洋公園ダイビングセンターにアルバイトに来たのがきっかけで卒業後同センターに就職、インストラクター・ガイドとして10年の勤務の後、1994年に独立しGO TO THE SEAを開業、現在に至る。
伊豆半島・伊豆海洋公園
ダイビングサービス GO TO THE SEA
〒413-0231
静岡県伊東市富戸912-29
Tel:0557-51-7878
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