ゆうすけの豪海倶楽部The Diving Junky Magazine

色とりどり、カエルアンコウたち

皆さんこんにちは、今年は初頭から全世界を揺るがす新型コロナ・ウィルスという禍で大変な一年となりましたが、その人類史上忘れられない年も間もなく暮れようとしています。

色々と大変な思いをされて、ダイビングどころではないという方も多くいらっしゃると思います。心よりお見舞い申し上げます。来年は少しでも事態が良い方向に向かうよう祈っています。

さて、気を取り直して今月は皆さんが大好きなカエルアンコウの特集です。イロ・オオモン・クマドリの3種類を各色取り交ぜて御紹介します。

今シーズンは特にホームの伊豆海洋公園で、これまで東伊豆では出たことがない大きなサイズが出たり、今まで見たこともない変わった色の個体が出たりと話題が多かったのですが、他のポイントのものも含め11点を並べました。

種名・日付・場所に加え全長を書き添えましたが、あくまでも目測ですのでご了承ください。

イロカエルアンコウ

① イロカエルアンコウ   11月4日 富戸・脇の浜 10㎝

潜る機会の少ない脇の浜のあまり行かないコースで見つけたのと、結構な大きさで綺麗な黄色の個体だったので、サプライズ感はハンパ無かったです。

オオモンカエルアンコウ

② オオモンカエルアンコウ 11月6日 伊豆海洋公園 20㎝

今シーズン複数個体(多分2個体)出たジャンボ・オオモンの小さい方です。肉眼では緑色っぽく見えたのですが、写真に撮ると御覧のような色でした。

オオモンカエルアンコウ

③ オオモンカエルアンコウ 11月8日 伊豆海洋公園 8㎝

オオモンの若齢個体のよくいるタイプです。このサイズも数個体出ました。

イロカエルアンコウ

④ イロカエルアンコウ   11月9日 八幡野ビーチ 6㎝

こちらはイロのよくいるタイプ。イロは原色に近くオオモンは淡い中間色。

イロカエルアンコウ

⑤ イロカエルアンコウ   11月13日 伊豆海洋公園 5㎝

やや青味がかったグレーといえばいいんでしょうか。地味なんですがイロではあまりいないタイプなので、一部のガイドさんの間で密かな人気が・・・。

クマドリカエルアンコウ

⑥ クマドリカエルアンコウ 11月16日 伊豆海洋公園 4㎝

黒クマの中でも鰭の縁のブルーや黄色の点の明瞭さでより美しく見えます。

クマドリカエルアンコウ

⑦ クマドリカエルアンコウ 11月18日 伊豆海洋公園 5㎝

地色は元はほぼ白だったのですが、成長につれてこんな色に変わりました。

オオモンカエルアンコウ

⑧ オオモンカエルアンコウ 11月20日 伊豆海洋公園 25㎝

ジャンボ・オオモンの大きい方です。11点の中で唯一ワイドレンズ&ストロボ2灯焚きで撮影したので、ゴツゴツ感がよく表現されていると自画自賛。

イロカエルアンコウ

⑨ イロカエルアンコウ   11月22日 井田ビーチ  10㎝

これはあずき色というか薄い紫というか・・・、あまり見かけない色です。

クマドリカエルアンコウ

⑩ クマドリカエルアンコウ 11月24日 伊豆海洋公園 3㎝

スター軍団のカエルアンコウの中でも、ピカイチの人気を誇る白クマ参上!

⑪ イロカエルアンコウ   11月25日 伊豆海洋公園 4㎝

変わり種の極めつけはコイツかな〜、抹茶のような深い緑色です。カエルアンコウの名に相応しいカエルのような色ですね。周囲に同じような色の緑藻類が生えていることもあり、見つかりにくいことこの上ない厄介な代物です。

西伊豆特集

皆さんこんにちは、お元気にお過ごしでしょうか。

2回ほど写真1点のみの投稿が続いたので今月は少し多めに出しましょうか。

毎年この時季は台風や北東の風などで東伊豆が荒れることが多く、西伊豆に何度か行く機会がありました。9月末日を含めると平沢に4回・井田に1回でした。

年間で海の中が最も賑やかになるシーズンですから、もちろん東でも話題は数多くありましたが、西伊豆での出逢いに印象的だったものがいくつかあったので、今回は『西伊豆特集』と題してそれらをご紹介しようと思います。

イトヒキハゼ

① イトヒキハゼ 9月30日 平沢ビーチ

初めて目にしたハゼです。ここや川奈などやや泥っぽい環境を好むようです。

マハタの幼魚

② マハタの幼魚 9月30日 平沢ビーチ

以前は東でも割とよく見かけた気がしますが、最近とんとご無沙汰していて久しぶり見ました。ハタ系の幼魚は個人的に大好きなジャンルの一つです。

ゴマモンガラの幼魚

③ ゴマモンガラの幼魚 9月30日 平沢ビーチ

枝サンゴにゴマモンが絡むこの光景は、ほぼほぼサンゴ礁のものですよね~。

コブカラッパ

④ コブカラッパ 10月11日 平沢ビーチ

だと思うんですが、マルコブカラッパという種類もいるのでやや自信なし…。

ウミテング

⑤ ウミテング 10月11日 平沢ビーチ

今まで見た中でも最大級のサイズで迫力満点でした。東でも出ないかなぁ~。

ツマジロサンゴヤドカリ

⑥ ツマジロサンゴヤドカリ 10月11日 平沢ビーチ

あれだけ枝サンゴがあるので、サンゴヤドカリ系はいろいろ期待出来ますね。

ノミノクチ

⑦ ノミノクチ 10月11日 平沢ビーチ

実は今回一番紹介したかったのがこの魚です。証拠写真程度の拙い写真ですがお許しください。以前(と言ってもだいぶ昔ですが)海洋公園のオクリダシで一度だけ見かけた(ような気がする)、自分にとっては幻の魚でした。

カンモンハタ

⑧ カンモンハタ 10月11日 平沢ビーチ

これも酷い画像ですいません。季節来遊と思われますが、20㎝程度のやや大きめの個体でした。上のノミノクチもそうですが斑点模様のハタはオオモンハタと思われて見過ごされている可能性が充分あります。気を付けて観ましょう。

ヒョウモンダコ

⑨ ヒョウモンダコ 10月16日 平沢ビーチ

猛毒を持つことから何かと悪者扱いされますが、余程悪さしなければ大丈夫。

ヒレナガネジリンボウ

⑩ ヒレナガネジリンボウ 10月16日 平沢ビーチ

東の富戸などでも出ていますが、平沢の個体は寄らせてくれるいいコでした。

オオモンカエルアンコウ

⑪ オオモンカエルアンコウ 10月16日 平沢ビーチ

9月頭に真っ黒のを見ましたが、それと別個体と思われます。このサイズ(全長30㎝ほど)のオオモンは西伊豆ならでは思っていたら、最近東にも出現!

クマドリカエルアンコウの幼魚

⑫ クマドリカエルアンコウの幼魚 10月17日 井田ビーチ

白クマの方が人気高いですが、希少価値ではこの黒クマに軍配が上がります。

ゴマハギの幼魚

⑬ ゴマハギの幼魚 10月17日 井田ビーチ

多分伊豆で初めて見たと思います。首を左に傾けて見ると黒柳徹子さんに…。

サザナミフグ

⑭ サザナミフグ 10月21日 平沢ビーチ

昨年の8月にここでコクテンフグを見たこともあり、フグ系は期待してます。

ヒレナガハギの幼魚

⑮ ヒレナガハギの幼魚 10月21日 平沢ビーチ

⑬のゴマハギの近似種です。もう1種のキイロハギとの3種揃い踏みなるか!

ホホスジタルミの幼魚@八幡野

今月は写真のみです…。

ホホスジタルミの幼魚@八幡野

ラッパウニの幼体

今月は写真のみです…。

ラッパウニの幼体

ワイドレンズにハマってます

婚姻色のヨゴレヘビギンポ 雄

皆さんこんにちは、屋久島の原崎です。・・っとっと違った、伊豆の横田です。

という訳でまずは最近初めて目にしたヘビギンポの御紹介です。ヨゴレヘビギンポの雄の婚姻色で、“汚れ”というにはあまりにも美しい色合いと姿・形です。

尚、ヘビギンポ類についてもっと詳しく知りたい方は、原崎さんのバックナンバーの中の『ヘビギンポ偏愛・全37回+外伝』や、原崎さんが主宰する世界最大にして唯一のヘビギンポのデータベース『ヘビベース』を是非御覧ください。

さてここから本題です。

先日お客様から「もう使わなくなった」ということで、デジタル一眼カメラ・交換レンズ・ストロボ2灯のデラックスセットなどをお譲り頂きました。

これまでカメラといえば古くはニコノスV型、その後はコンデジ(内臓ストロボのみ)しか手にしたことが無く、一眼も2灯焚きも初体験でしたので、ゲストの無い日は練習も兼ねて持って入り、従来のコンデジとの二刀流で撮りまくり、『伊豆の大谷翔平』と(自分の脳内だけで)呼ばれるまでになりました。

今回はその中から10点ほど選んで御紹介します。

ニシキウミウシ

砂地を這うニシキウミウシ。長い旅路の道のりが見えるようです。

オウギウミヒドラ

オウギウミヒドラも全体に光が行き渡るとこんなに綺麗に映ります。

色とりどりのソフトコーラル

色とりどりのソフトコーラルはワイド写真ならではですね〜。

アカエイ

平べったいアカエイは外部ストロボのおかげで陰影が付いて立体的に・・。

ブリマチのメガネ岩

ブリマチのメガネ岩を下から煽って撮るとこんな感じです。

タカベの群

コンデジではタカベの群をこんな風にはなかなか撮れません。

オオアカヒトデ

大赤秀人くん、そんなに堂々と大の字になっちゃって大丈夫なんですか?

シラコダイの群れ

透明度が悪いのがむしろいい効果をもたらして、シラコダイが幻想的に・・。

イシダタミヤドカリ

これも上と同じような条件で、砂場のイシダタミヤドカリを撮ってみました。

トビエイ

大きなトビエイでしたが、かなり近づいても余裕で画角に入ります。

自粛解除

皆さん、お元気ですか〜。

今月の写真は“アナモリチュウコシオリエビ”という、普段は名前の通り岩に空いた小さな穴にステイホームしていて、顔とハサミだけ表に出している種類なんですが、自粛が解除になったのをいいことに、全身を露わにしてしまいました。

アナモリチュウコシオリエビ

18年の歩み&自粛明けの海

皆様、お元気でお過ごしでしょうか?

5/25付けで緊急事態宣言が全国的に解除になり、新型コロナウイルスとの戦いも少しづつ光明が見え始めてきていますが、どうか気を緩めることなく、日々お気を付けてお過ごしください。さて、今月のコラムは…。

当店のサイト内に毎日のダイビングで撮った写真を一日1点ずつ、その日の海況や見られた生物のリストと共に紹介する、通称『日々ログ』と呼んでいるページがあるのですが、緊急事態宣言の発令に伴って周辺のダイブサイトが軒並みクローズになってしまったので、4月半ば過ぎから更新が止まってしまいました。

5月に入っても収束の兆しが見えないので、『日々ログ18年の歩み』と題して過去の掲載写真から一日2点づつ、計62点を紹介することにしました。

多くは豪海クラブでも御紹介したものですが、そうでないものもいくつかありましたので、今回はその中から12点を選んで種名・日付・場所のみ記載します。

各種についての説明は上のリンクから日々ログ・5月のページをご覧ください。5月18日から再開した通常のログの下の方にあります。

カスリイシモチ

カスリイシモチ            2020年1月25日  八幡野ビーチ

メガネカラッパ

メガネカラッパ           2019年10月15日  黄金崎ビーチ

タスキモンガラ

タスキモンガラ           2017年10月2日  伊豆海洋公園

スミツキゴンベ

スミツキゴンベ           2016年10月22日  伊豆海洋公園

ジュッテンイロウミウシ

ジュッテンイロウミウシ       2013年4月26日  伊豆海洋公園

ニシキオオメワラスボ

ニシキオオメワラスボ        2012年9月29日  富戸ヨコバマ

ヒメエダウミウシ

ヒメエダウミウシ          2012年5月19日  伊豆海洋公園

アサドスズメダイ

アサドスズメダイ          2010年9月14日  伊豆海洋公園

カメキウスヘリコブシ

カメキウスヘリコブシ        2007年6月14日  伊豆海洋公園

オキナガニ

オキナガニ             2006年8月28日  伊豆海洋公園

グアムサンゴヤドカリ

グアムサンゴヤドカリ        2005年4月25日  伊豆海洋公園

ヒゲハギ

ヒゲハギ              2002年7月22日  富戸ヨコバマ

いかがでしたでしょうか?今回は選択基準がレア度優先だったので、馴染みのないものが多いかもしれませんが、新鮮味とサプライズ感はあったかと思います。

過去の写真ばかりではなんなので、最後に自粛明けの海から1点出しておきましょう。もしまたこんな企画があったら間違いなく選ばれる凄いヤツです。

ハナゴンベの幼魚

ハナゴンベの幼魚          2020年5月25日  伊豆海洋公園

マメマクラ

皆様、お元気でお過ごしでしょうか?

いろいろと御不便だったり、言い知れぬ御不安があったり、普段より神経を使ってストレスが溜まったりと大変な生活をされていると思います。適度にストレスを発散してお過ごし頂ければ幸いです。

伊豆半島は本来でしたらゴールデンウイークを控え、沢山のお客様をお迎えすべく準備に余念のない時期ですが、半島内の観光施設は当然のことながら軒並み休業・閉鎖しており、もちろん私たちダイビング事業者も例外ではありません。

4月は実質的に休業の状態でしたが、半ば過ぎまではリサーチで潜ることが出来ました。

そんな中でも超絶可愛いこんなものをお届けしましょう。

成魚はほぼ見向きもされませんが、幼魚は通称“マメマクラ”と呼ばれ、とりわけ我々現地ガイドの間では特に篤く愛でられるフグの仲間・キタマクラの幼魚です。

キタマクラの幼魚

クロオビエビス

今月は写真のみです…。

クロオビエビス

まだまだ続く甲殻類 and more

皆さん、こんにちは。冬の寒さも峠を越え、春らしい温かい日が多くなってきました。

只今世の中新型コロナウィルスの感染防止で、不要不急の外出は控えるよう国や自治体から呼びかけられるという異常事態になっています。我が静岡県は幸い今のところ(2/25)感染者は出ていませんが、気を付けてお過ごし下さい。

さて、今月のテーマは・・・、3回続いた甲殻類が更に続けられそうだったのですが、それ以外にも話題豊富な海でしたのでこんなタイトルにしてみました。甲殻類=Ⅰ魚類=Ⅱその他の無脊椎動物=Ⅲを各5種類づつご紹介します。

〇 それではまず年末から続く甲殻類特集から。

ツノガニ

Ⅰ-① ツノガニ            2月7日   伊豆海洋公園

大変判り辛い写真ですが、画面ほぼ中央に目が見えます。甲面にカイメンを付着させていて、甲の上部にあるはずの2本の角が完全に覆われてしまっています。

アカマンジュウガニ

Ⅰ-② アカマンジュウガニ       2月8日   伊豆海洋公園

オウギガニ科の中でもひと際サイズの大きいマンジュウガニの仲間で、この個体も甲幅10㎝を軽く超えます。甲羅のボリュームは伊豆のカニでも最大級です。

オオアカハラ

Ⅰ-③ オオアカハラ          2月10日  伊豆海洋公園

見た目の姿・形はほぼカニの『カニダマシ』というグループに属します。心はどうかというと立派な“カニ魂”を持ち合わせています。ギャグですので〜〜!

ナガウニカニダマシ

Ⅰ-④ ナガウニカニダマシ       2月19日  伊豆海洋公園

上のオオアカハラと同様カニダマシの仲間。ウニの周辺に好んで住んでいます。

ナカザワイソバナガニ

Ⅰ-⑤ ナカザワイソバナガニ      2月20日  伊豆海洋公園

ウミカラマツの枝の間に生息していて、一つの宿主に大抵数個体付いています。

〇 続きまして魚類の選りすぐりを・・・。

カタボシオオモンハゼ

Ⅱ-① カタボシオオモンハゼ      2月4日   伊豆海洋公園

目の後ろ(人でいえば肩の辺り)にあるはずの星が薄くてほとんど見えません。

イロカエルアンコウ

Ⅱ-② イロカエルアンコウ       2月7日   伊豆海洋公園

今シーズンはなかなか出なくて・・・、久しぶりに“アタリ”引きました〜〜!

スジハナダイの婚姻色

Ⅱ-③ スジハナダイの婚姻色      2月10日  伊豆海洋公園

スジが出ている時も充分綺麗なのですが、この色合いはまたド派手で超キレイ。

ナメラヤッコ

Ⅱ-④ ナメラヤッコ          2月17日  伊豆海洋公園

モノクロの中にちょっとづつ鮮やかな色が入るこの感じが何とも言えません。

イバラタツ

Ⅱ-⑤ イバラタツ           2月23日  伊豆海洋公園

この時期にこんなのが出てくれて、伊豆のガイドにとってはありがたいです。

〇 最後に甲殻類以外の無脊椎動物をどうぞ。

イボベッコウタマガイ

Ⅲ-① イボベッコウタマガイ      2月5日   伊豆海洋公園

貝殻はあるのですが軟体部分の中に完全に埋没していてとても貝に見えません。

ヨイミヤミノヒラムシ

Ⅲ-② ヨイミヤミノヒラムシ      2月7日   伊豆海洋公園

以前(2017年2月号)にも御紹介しましたが1月末でした。本来温かい海域に生息する種類だと思うのですが、なぜか水温の低い時期に伊豆に現れるようです。

ウミシダの1種

Ⅲ-③ ウミシダの1種         2月7日   伊豆海洋公園

ライトを当てないと赤の部分が黒っぽく見えますが光が当たると御覧のように。

パイナップルウミウシ

Ⅲ-④ パイナップルウミウシ      2月18日  伊豆海洋公園

インターネットウミウシと同じ Halgerda という属で互いによく似ています。

チリボタンガイ

Ⅲ-⑤ チリボタンガイ         2月21日  伊豆海洋公園

片側が岩に固着する二枚貝で、以前から気になっていて今回名前を調べました。

またしても甲殻類特集

皆さん、こんにちは。だんだん寒さが厳しくなってきて、朝起きるのがつらい季節になってきましたが、いかがお過ごしですか。

さて、年末・年始と続いた甲殻類特集ですが、今回も引き続きです。

ケブカヒメヨコバサミ

① ケブカヒメヨコバサミ       1月9日   伊豆海洋公園

浅場にはとても多いヤドカリです。毛深いところが哺乳類的で可愛いでしょ!?

ミナミゾウリエビ

② ミナミゾウリエビ         1月11日  伊豆海洋公園

全長5㎝程で、当初ろくに調べもせずにゾウリエビの幼体だと思い込んだのですが、あとであらためて図鑑を見直すと胸脚の縞模様が不鮮明なことや鮮やかな赤い体色が図鑑の写真や説明にピッタリ一致しました。初めて出逢ったエビです。

イソギンチャクエビ

③ イソギンチャクエビ        1月12日  伊豆海洋公園

毎年数多く現れますが大概サンゴイソギンチャクに付いているので、写真のようにグビジンイソギンチャクに付いているとひと味違ってお得感があります。

ヒメセミエビ

④ ヒメセミエビ           1月14日  伊豆海洋公園

昼間に出ていることはあまりなく、いても亀裂の奥にチラッと見えるだけ。

イボイソバナガニ

⑤ イボイソバナガニ         1月14日  伊豆海洋公園

宿主のムチカラマツにはビシャモンエビ、ムチカラマツエビ、キミシグレカクレエビなども付くのですが、エビ類に比べるとやや人気が低いかも・・。

イソコンペイトウガニ

⑥ イソコンペイトウガニ       1月18日  八幡野ビーチ

金平糖とはよく言ったものです。それにしても見事なカムフラージュ!

クシノハカクレエビ

⑦ クシノハカクレエビ        1月20日  伊豆海洋公園

ザラカイメンの筒の中に住んでいて、この時期は共生率が高くなります。

ヒヅメガニの1種

⑧ ヒヅメガニの1種         1月20日  伊豆海洋公園

どこが“ヒヅメ”かと言うと、ハサミの最先端の噛み合わせのところが馬の蹄の形をしています。トガリヒヅメガニだと思うのですが今一つ自信がありません。

カイカムリの1種

⑨ カイカムリの1種         1月24日  伊豆海洋公園

カイカムリの仲間は同定が難しく、背負っているカイメンを外して甲羅の形や模様を見なければいけないようなので・・・。同業者の方に教えて頂きました。

テブクロイトヒキヤドカリ

⑩ テブクロイトヒキヤドカリ     1月24日  伊豆海洋公園

テブクロの名の由来は胸脚の先端(指節)のみがピンク色であることから。

ガンガゼエビ

⑪ ガンガゼエビ           1月24日  伊豆海洋公園

ウニの棘の間にいるのでなかなか撮りにくいのですが、なんとかなりました。

⑫ モクズショイ           1月25日  八幡野ビーチ

どう撮ってもゴミの塊にしか見えないカニです。⑤や⑥と同じクモガニ科に属するのですが、姿・形が三者三様でこの科の多様性を物語っていますね。

A HAPPY NEW YEAR&甲殻類特集

皆様、新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。

まずは年賀状を、ヒオウギガイという二枚貝です。名前といい色・形といい縁起が良いかと思いまして・・。上下に並んだ青く光るつぶつぶは目だそうです。

ヒオウギガイ

続きまして昨年暮れから引き続きの甲殻類特集です。各種にコメントを添えたいところなんですが、余裕なく種名・日付・場所のみに留めます。お許し下さい。

アカスジカクレエビ

① アカスジカクレエビ      12月3日   伊豆海洋公園

アオヒゲヒラホンヤドカリ

② アオヒゲヒラホンヤドカリ   12月4日   伊豆海洋公園

ゼブラガニ

③ ゼブラガニ          12月10日  八幡野ビーチ

アカホシカクレエビ

④ アカホシカクレエビ      12月10日  八幡野ビーチ

カザリサンゴヤドカリ

⑤ カザリサンゴヤドカリ     12月12日  伊豆海洋公園

クリアクリーナーシュリンプ

⑥ クリアクリーナーシュリンプ  12月16日  伊豆海洋公園

アカシマシラヒゲエビ

⑦ アカシマシラヒゲエビ     12月26日  伊豆海洋公園

ユビナガワモンヤドカリ

⑧ ユビナガワモンヤドカリ    12月27日  伊豆海洋公園

ヨコシマエビ

⑨ ヨコシマエビ         12月29日  八幡野ビーチ

クルマエビの1種?

⑩ クルマエビの1種?      12月31日  伊豆海洋公園

テヅルモヅルエビ

⑪ テヅルモヅルエビ       12月31日  伊豆海洋公園

今年が皆様にとりまして良い年になりますよう、心よりお祈り申し上げます。

年末☆甲殻類特集

皆さんこんにちは。もう年末ですか〜、早いですねぇ。

30年ぶりに年号が代わって最初の、節目の年になった今年は皆さんにとってどんな年だったですか?

さて、年の瀬と特に深い関連があるわけではありませんが、今月はエビ・カニ・ヤドカリなどの甲殻類を特集して今年を締めくくりたいと思いますけど、どぉ?

フリソデエビ

① フリソデエビ          11月8日    八幡野ビーチ

甲殻類の中でもピカイチの人気者。八幡野では例年通り複数個体が確認されていますが、I.O.P.では今シーズンがまだ出ておらずそろそろ出現が期待されます。

ヒメサンゴガニ属の1種

② ヒメサンゴガニ属の1種     11月9日    平沢ビーチ

東伊豆では造礁サンゴ類の枝状群体をほとんど見る機会が無いので、サンゴガニはキサンゴ類を宿主とするベニサンゴガニ属しか見たことありませんが、西では専らこの属です。オオアカホシとかアミメなどのサンゴガニ属も見てみた〜い!

③ フシウデサンゴモエビ      11月11日   伊豆海洋公園

このエビは色合いが地味なこともあってか、おそらくいてもスルーしてしまうことが多いと思われ、観察例は少ないです。同業者の方に教えていただきました。

ツマジロサンゴヤドカリ

④ ツマジロサンゴヤドカリ     11月12日   伊豆海洋公園

今シーズンの顕著な傾向と言っていいと思いますが、温帯適応種であるウスイロサンゴヤドカリ以外のサンゴヤドカリ類を秋口からよく見かけるようになりました。この種類は今のところまだ1個体のみですが、今後機会が増えるでしょう。

ミナミトゲアシガニ

⑤ ミナミトゲアシガニ       11月13日   伊豆海洋公園

伊豆の浅場にゴロゴロいるトゲアシガニの南版です。甲羅の縁のライムグリーンが何とも美しいです。ちなみに本家のトゲアシガニは今年異常な程の大量出現!

オシャレカクレエビ

⑥ オシャレカクレエビ       11月15日   伊豆海洋公園

例年現れるお馴染みのエビ。他の季節来遊系もそうですが、個体が大きいです。

アカツメサンゴヤドカリ

⑦ アカツメサンゴヤドカリ     11月16日   伊豆海洋公園

④やこの後出てくる⑧⑨がほぼ5m前後で見られるのに対して、この種だけ15m程度の水深で現れます。サンゴ礁では特に深い印象はなかったのですが…。

セグロサンゴヤドカリ

⑧ セグロサンゴヤドカリ      11月17日   伊豆海洋公園

④で書いた今年の傾向の中でも特に多く見かけるのがこの種類で、西伊豆の黄金崎や井田などでも確認しています。例年よりも早い時期に大きめの個体が出現。

クリイロサンゴヤドカリ

⑨ クリイロサンゴヤドカリ     11月20日   伊豆海洋公園

⑧のセグロによく似ていて歩脚の色合いが最も判りやすい違いでしょうか。以前はこちらの方が伊豆ではよく出る印象でしたが、今シーズンは押されています。

スザクサラサエビ

⑩ スザクサラサエビ        11月26日   井田ビーチ

サンゴ礁性の種類で、井田のガイドさんに伺ったところ、今年は例年より多く見られるとのことでした。東ではまだ見かけていませんが近い内に出るでしょう。

アシボソベニサンゴガニ

⑪ アシボソベニサンゴガニ     11月29日   井田ビーチ

ベニサンゴガニはキサンゴ類を宿主にしていますが、こちらはクダヤギというソフトコーラルに着生しています。この時は同じ宿主にヨツバネジレカニダマシやアカスジカクレエビなども一緒に付いていて、とても賑やかなクダヤギでした。

アオヤガラの眼

今月は写真のみです…。

アオヤガラの眼

豪華!3本立て

・・・と書けば聞こえはいいのですが、要はテーマを絞れきれないので小分けにしてみましたというのが正直なところです、という訳で皆さんこんにちは。今月はウミウシ・季節来遊系・地味ものの3つのテーマで3種類ずつ御紹介します。

《ウミウシ》—激レアとは呼ばないまでも、比較的出逢う機会が少ない3種。

キイロウミウシ

キイロウミウシ         9月4日    伊豆海洋公園

この色合いを見るとある物を思い出しちゃうのですが、言わずにおきましょう。

ヒメコモンウミウシ

ヒメコモンウミウシ       9月5日    伊豆海洋公園

コモンウミウシとの違いは微妙。観察機会はこちらの方が圧倒的に少ないです。

シロタエイロウミウシの交接

シロタエイロウミウシの交接   9月19日   伊豆海洋公園

ただでさえ珍しい種類の交接シーンは貴重! どうやって惹き合うのでしょうか?

《季節来遊系》—他にも色々出てますが、割とよく撮れたものを選びました。

ハタタテハゼ

ハタタテハゼ          9月7日    伊豆海洋公園

今年は海洋公園や富戸でよく出ています。この個体は偶然の出逢いでラッキー!

チョウハン

チョウハン           9月13日   伊豆海洋公園

数ある季節来遊系のチョウチョウウオ類の中でも個人的に特に好きな種類です。

ミカヅキツバメウオ

ミカヅキツバメウオ       9月14日   黄金崎ビーチ

まるでブーメランのようです。ツバメ・ナンヨウに比べるとレア度が高いです。

《地味もの》—生物豊富で色々目移りする時季だからこそ、敢えてのテーマ。

イトヒキヌメリ

イトヒキヌメリ         9月23日   富戸ヨコバマ

ヤマドリやニシキテグリといった人気者も含まれるネズッポ科に属しているのですが、砂地に生息するタイプは総じて不人気で、ガイドネタになるのはヨメゴチぐらいでしょうか。これまで個人的にはまともに観察した記憶のない種ですが、胸鰭や顔周辺に入るブルーの美しさは一見の価値あり。皆様是非御注目を・・。

オグロエソ

オグロエソ           9月25日   伊豆海洋公園

エソの仲間は雌雄と思われる2匹が並んでいるところをよく見かけますが、3匹一緒というのは記憶にありません。いったいどうゆう関係なのか気になります。

ツリフネキヌヅツミガイ

ツリフネキヌヅツミガイ     9月27日   伊豆海洋公園

これは決して地味ではないと思うのですが、貝類全般が注目度の低いグループなので・・・。40年近く前から存在は知っていましたが、実は初めて見ました。

季節来遊系まだまだ

皆さん、こんにちは。今月も前回に引き続いて季節来遊系の特集です。

前回の“続々”では6月後半から7月でしたが今回の“まだまだ”は8月に見られた種類を御紹介します。

今年の8月は台風が立て続けに発生し、特に稼ぎ時のお盆の期間には10号に居座られて、当店のメインフィールドのI.O.P.は長期間に亘りクローズの状態が続き『凪のお暇』となってしまいました。

それでもお隣の富戸は一度もクローズになることなく皆勤賞で、我々ダイビング事業者にとっては強い味方でした。

“続々”にもたくさん登場してもらいましたが、定番で出ていなかったものや「こんなの出たらいいなぁ〜」という魚たちが満を持して出番を待っていました。

“まだまだ”では最後のウミウシ一種を含めた15種類をとくとご観賞ください。

次はそろそろ『あなたの番です』!

ツノダシ

ツノダシ          8月1日    伊豆海洋公園

証拠写真程度の酷い画像ですがお許しを・・。このサイズ初見です。半透明で着底直後と思われますが、多分翌日にはしっかり色が付いて普通のツノダシになったことでしょう。

クログチニザ

クログチニザ        8月8日    富戸ヨコバマ

よく似ているモンツキハギとは背鰭・臀鰭の後端と尾鰭との間に隙間が無いこと(尾柄部が不明瞭)で区別します。モンツキハギに比べ出現頻度が極端に低いです。

フエヤッコダイ

フエヤッコダイ       8月10日   富戸ヨコバマ

口先が極端に伸びた独特な形と鮮やかな黄色の体色で、逢えると嬉しい魚です。

ツノハタタテダイ

ツノハタタテダイ      8月11日   富戸ヨコバマ

富戸では毎年のように出る定番ですが、I.O.P.ではほとんど見たことないです。

コクテンフグ

コクテンフグ        8月12日   平沢ビーチ

こ、こ、これは地味ですけど大物です。伊豆半島での観察例を聞いたことがありません。知り合いの紀伊半島のガイドさんも見たことないとのこと。紀伊・伊豆での過去の観察情報を御存じの方がおられましたら、是非コメントして頂ければと思います。

クダゴンベ

クダゴンベ         8月13日   井田ビーチ

沖縄や海外などサンゴ礁域の魚というイメージが強いですが、日本初記録はI.O.P.から。

キリンミノ

キリンミノ         8月13日   井田ビーチ

東で見るものより体色が濃いような・・。環境の違いかサイズ(やや大きめ)なのか?

ヒメテグリ

ヒメテグリ         8月14日   富戸ヨコバマ

地味ですがよく見ると美しい魚で、特にオスが背鰭を立てると見応えがあります。

ハワイトラギス

ハワイトラギス       8月16日   富戸ヨコバマ

一度も行ったことがないのですが、太平洋のど真ん中に位置するハワイという場所には昔から密かな憧れを抱いています。名前にハワイが入るだけでスペシャルな感じがします。

ミナミハタタテダイ

ミナミハタタテダイ     8月17日   富戸ヨコバマ

11日のツノハタタテダイと同じく富戸の定番。毎年ほぼ決まった場所に出ます。

ミヤケベラ

ミヤケベラ         8月21日   伊豆海洋公園

ベラ類はこれまで数多くの季節来遊系にお目に掛かっていて、出そうな種類はほぼ網羅されていると思っていたのですが、これは今シーズン初めて目にしました。

ニシキフウライウオ

ニシキフウライウオ     8月24日   伊豆海洋公園

季節来遊系の中でも人気の高い魚です。一度出現すると暫く居てくれる有難い存在。

ヒバシヨウジ

ヒバシヨウジ        8月24日   伊豆海洋公園

この魚は特に思い入れが深いです。1990年から2004年まで刊行されていたI.O.P.DIVING NEWSという雑誌の創刊号の表紙を飾った魚で、当時富戸で初めて出逢って以来なんと30年ぶりの再会でした。まだ大きめの幼魚ぐらいのサイズですが、大きく育ってほしい!

ヒレナガネジリンボウ

ヒレナガネジリンボウ    8月29日   富戸ヨコバマ

以前は専ら西伊豆でしたが、このところ毎年のように富戸に出現してくれています。

マダライロウミウシ

マダライロウミウシ     8月30日   伊豆海洋公園

以前海外(多分バリ)で見た記憶があり、殿塚さんのバリの図鑑で探したらありました。表記されていた学名から辿ると和名の付いている種類であることが判りました。

・・という訳で“続々”と“まだまだ”の対決は、数では20:15で“続々”が勝るものの、レアものや話題性のあるものが続出する“まだまだ”もなかなかの健闘で、甲乙付けがたく痛み分けの『ノーサイド・ゲーム』ということで・・・。

季節来遊系続々登場

皆さん、こんにちは。またまた間が空いてしまいました、すいません。

いきなり本題にいっちゃいますが、今シーズンの伊豆は6月初旬頃から黒潮がよく当たるようになり、例年では8月に入ってから現れ始める季節来遊系の魚たちが6月中旬辺りから見られるようになりました。

今回はそんな南の海のから来た魚たち(ヤドカリ1点含む)をどど〜んとまとめて20種類ご紹介します。

中にはこのカテゴリーに入れていいものかどうか微妙なものも含まれますが、キレイどころの観賞ということでお許しください。

では、日付順に並べます。

カミソリウオ

カミソリウオ       6月15日  黄金崎ビーチ

セナキルリスズメダイ

セナキルリスズメダイ   6月19日  伊豆海洋公園

フチドリハナダイ

フチドリハナダイ     6月21日  伊豆海洋公園

コクテンカタギ

コクテンカタギ      6月21日  伊豆海洋公園

ヨスジフエダイ

ヨスジフエダイ      6月29日  伊豆海洋公園

アマミスズメダイ

アマミスズメダイ     7月1日   伊豆海洋公園

フタイロハナゴイ

フタイロハナゴイ     7月1日   伊豆海洋公園

サラサゴンベ

サラサゴンベ       7月2日   伊豆海洋公園

ミナミハコフグ

ミナミハコフグ      7月3日   伊豆海洋公園

ゴマチョウチョウウオ

ゴマチョウチョウウオ   7月5日   伊豆海洋公園

ネジリンボウ

ネジリンボウ       7月6日   黄金崎ビーチ

アジアコショウダイ

アジアコショウダイ    7月8日   伊豆海洋公園

ツキチョウチョウウオ

ツキチョウチョウウオ   7月9日   富戸ヨコバマ

ハナミノカサゴ

ハナミノカサゴ      7月12日  伊豆海洋公園

ノコギリハギ

ノコギリハギ       7月17日  伊豆海洋公園

スミレヤッコ

スミレヤッコ       7月17日  伊豆海洋公園

トカラベラ

トカラベラ        7月22日  伊豆海洋公園

イロカエルアンコウ

イロカエルアンコウ    7月29日  伊豆海洋公園

ベニワモンヤドカリ

ベニワモンヤドカリ    7月30日  伊豆海洋公園

ヒトスジイシモチ

ヒトスジイシモチ     7月31日  伊豆海洋公園

タキベラ属特集・その他

皆様、大変お久しぶりです。いつの間にか季節は巡って“メリクリ”も“あけおめ”も“鬼は外”もすっ飛ばしてしまい、新しい元号が発表(施行は来月から)されてしまいました。

平成最後となってしまった今回は3月の写真から(ちょっとズルをして4月1日のものを1点含みます)特集を組み、その後に2月・1月・昨年12月から1点ずつ選んでご紹介します。

まずはベラ科 ― タキベラ亜科 ― タキベラ属(Bodianus)の魚を5種類ご紹介します。

細長い体型が一般的なベラ類の中において、この属は比較的体高が高いグループで、魚類図鑑ではベラ類の最初の方に配置されています。英名は一般的なベラ類を指すWrasse(ラス)ではなく、Hogfish(ホグフィッシュ)と呼ばれています。それぞれ種名のあとに学名・英名を添えました。

タヌキベラ

① タヌキベラ Bodianus izuensis Striped pigfish
  3月8日  伊豆海洋公園

伊豆海洋公園(I.O.P.)ではエントリーから近い1番の根周辺では見られことはなく、2番の根やブリマチなど、より潮通しの良い場所を好むようです。学名・種小名のizuensisが示すように温帯種で、I.O.P.産の標本により新種記載された種類です。

キツネベラ

② キツネベラ Bodianus bilunulatus Tarry hogfish
  3月25日  伊豆海洋公園

季節来遊型の種ですが、その中でも他種に比べ毎年数多くの個体が出現します。過去数回ほどほぼ成魚の個体が出現したことがあります。

モンツキベラ

③ モンツキベラ Bodianus dictynna Redfin hogfish
  3月26日  伊豆海洋公園

②と同じく季節来遊型の種でやはり毎年必ず現れます。刺胞動物のヤギ類の周辺に好んで生息しています。

フタホシキツネベラ

④ フタホシキツネベラ Bodianus bimaculatus Twospot hogfish
  3月27日  伊豆海洋公園

①と共にこの属の中では数少ない温帯種です。掃除共生する種でこれまで観察した限りチョウチョウウオ科の温帯種・シラコダイと特に相性がいいようで、よくクリーニングシーンを見かけます。I.O.P.産の個体に基づき日本初記録種として報告された種類です。

タキベラ

⑤ タキベラ Bodianus perditio Golden-spot hogfish 
  4月1日  伊豆海洋公園

②・③と同様に季節来遊種ですが、前2者に比べるとI.O.P.での出現例は非常に稀で、記憶している限りこの30年で数例程度です。このサイズ(3㎝足らず)の個体が出たのは知る限りこれまでで最小です。

*********************************

ここからは2月・1月・昨年12月の写真です。

ナメラヤッコの幼魚

ナメラヤッコの幼魚  2月8日  伊豆海洋公園

季節来遊もので、特集のベラ類でもそうですがこの手が2~3月に現れるのは、今まであまりなかったことで、今シーズンの特筆すべき現象と言えるでしょう。

ヒラメの黄化個体

ヒラメの黄化個体  1月7日  伊豆海洋公園

実は昨年末に長年使っていた骨董品のカメラから新しいものに換えました。更にゲストにお借りしたトトメレンズなるものを付けて撮ったのがこの写真です。

ユビワサンゴヤドカリ

ユビワサンゴヤドカリ 2018年12月29日  伊豆海洋公園

暮れも押し迫った頃にエントリー直後の波打ち際で見つかりました。2月のナメラヤッコもそうなのですが、妻・夕起子の発見です。本来サンゴ礁に生息する種で、伊豆大島までは記録がありますが、伊豆半島ではおそらく無いと思います。今回は標本が無いので正式な記録になりませんが、観察例としては北限となるでしょう。

さて、元号も代わることですし、心を入れ替えて来月から欠かさず更新しよう、と今は思っているのですが、どうなりますことやら・・・。

8回分のお詫びとまとめ

皆様、大変お久しぶりです。

すいません、7回も無断でお休みしてしまいました。

忙しかったわけでも具合が悪かったわけでもありません。単にサボっていただけです。

今回も含めた8か月分を各月1点づつ、時間をさかのぼる形でご紹介します。来月から頑張ります。

コウワンテグリの幼魚

コウワンテグリの幼魚  10月30日  富戸・ヨコバマ

マダラタルミの幼魚

マダラタルミの幼魚  9月20日  富戸・ヨコバマ

キジハタ

キジハタ  8月4日  伊豆海洋公園

フサカサゴの1種?

フサカサゴの1種?  7月23日  伊豆海洋公園

ハナタツ

ハナタツ  6月29日  伊豆海洋公園

ハクセンアカホシカクレエビ

ハクセンアカホシカクレエビ  5月11日  伊豆海洋公園

ボウウミヘビ

ボウウミヘビ  4月13日  伊豆海洋公園

トゲカナガシラ

トゲカナガシラ  3月30日  大瀬崎・湾内

ゾウクラゲ

皆さんこんにちは。

こうして文章を書くのも随分久しぶりになってしまいました。

さて今回は先日海で何とも奇怪な生物と出逢ったので御紹介したいと思います。

写真のゾウクラゲという生き物です。

確かにゾウの鼻のような形をしていますね。“クラゲ”と名が付いていますがクラゲの仲間とは全く別物で、分類上は軟体動物門・腹足網つまり巻貝の仲間に属します。

浮遊性の貝類ですぐに思い浮かぶのはクリオネですね。小さくて可愛らしいイメージがありますが、このゾウクラゲは大きさが全長30㎝以上もありました。

世の中にはこんな不思議な生き物がいるんですね〜。

ゾウクラゲ
ゾウクラゲ  2月23日  伊豆海洋公園

オキゴンベの幼魚

今月は写真のみです…。

オキゴンベの幼魚

謹賀新年

今月は写真だけです…。

謹賀新年 朱雀更紗蝦

群・むれ・ムレ

皆さんこんにちは。

夏の喧騒が過ぎ去り、我々ダイバーにとってのベストシーズンがやってきました。

これからの季節は水温・透明度共に高い状態が続き、生物達は数も種類も増えて賑やかになります。

是非伊豆の海に足をお運びください。

では今回は色んな魚の群の写真を3点御紹介します。

タカベ

タカベ 9月16日  伊豆海洋公園

ゴンズイ

ゴンズイ  9月17日  平沢ビーチ

ブリ

ブリ   9月19日  伊豆海洋公園

ミナミハコフグの幼魚

今月は写真のみです。

ミナミハコフグの幼魚

サイトをリニューアルしました

皆さんこんにちは、いよいよ本格的な夏が始まりますね〜。

夏を目の前にしてひとつお知らせがあります。

開設以来長いこと手を入れていなかった当店のホームページを、スマホ対応の新しいデザインにリニューアルしました。

是非よろしくお願いします。

 https://gotothesea.wixsite.com/home

写真はトップページのスライドデッキに登場するオキノスジエビとオオウミウマです。

オキノスジエビ
オオウミウマ

タイマイ – Hawksbill turtle

今月は写真だけです…。

タイマイ

先月(3月)の話題

皆さんこんにちは。いつの間にか季節は巡って春になり、日に日に温かくなる今日この頃、新年度を迎え新たな生活を始められる方も多いかと思います。

さて今回も前の月に見られた生物たちをアトランダムに8種類御紹介します。

イボアシヤドカリ

イボアシヤドカリ   3月6日 於:伊豆海洋公園

ベニヒモイソギンチャク付けたイボアシヤドカリってあんまり見ないかも・・・。

ルリハタ

ルリハタ   3月7日 於:伊豆海洋公園

青も素敵ですが、ストロボの当たり具合で背中のラインが金色に輝いているみたい。

カスザメ

カスザメ   3月8日 於:伊豆海洋公園

いつもは砂被りの顔面アップですが、泳いでいるところをカッコ良く撮れました。

クサフグ

クサフグ   3月10日 於:伊豆海洋公園

普段波打ち際にいるためなかなか撮れませんが、運良く水深5mにいてくれました。

コクテンベンケイハゼ

コクテンベンケイハゼ   3月10日 於:伊豆海洋公園

こう見えて天皇陛下に因んで学名“akihitoi”と名付けられた、由緒正しい魚です。

ヒメイカ

ヒメイカ   3月13日 於:伊豆海洋公園

海藻の裏側にへばり付いています。たまたまですが、我ながら良く撮れたのかな〜。

ダイナンウミヘビ

ダイナンウミヘビ   3月16日 於:赤沢ビーチ

久々に行った赤沢で撮りました。I.O.P.とは真逆の環境で興味深いのですが・・・。

エンタクミドリイシ

エンタクミドリイシ   3月24日 於:伊豆海洋公園

I.O.P.にもこんなのが居るんですよ〜。でも情けないことに自分では行けませ〜ん。

先月(2月)の話題

皆さんこんにちは。まだまだ寒い日もありますが徐々に春らしい温かい日も増えてきました。伊豆の桜は河津桜がほぼ終わり、現在大寒桜が丁度満開を迎えているところです。今月末には染井吉野も咲き始めることですし、是非花見がてら伊豆の海にお越し下さい。

さて今月のコラムは前回と同じようにここ一ヶ月の海での話題を、あくまで私・個人的な視点になってしまいますが、魚やその他の生物たち諸々取り混ぜて御紹介しましょう。

ミナミフトスジイシモチ

ミナミフトスジイシモチ   2月1日 於:伊豆海洋公園

季節来遊のイシモチ類(テンジクダイ科)は毎シーズン各種見られますが、色合いが地味なのと岩陰に単独でいることが多いためか、あまり見つからずご紹介する機会が少ない種類です。オオスジイシモチなどの温帯種と見比べるのも興味深いテーマなのですが・・。

ヒトデヤドリエビ

ヒトデヤドリエビ   2月3日 於:伊豆海洋公園

このエビも季節来遊ものですが、これまで年末に水温が下がり始めると早々に姿を消してしまい、記憶している限りでは頑張っても12月半ばぐらいがせいぜいのような気がしていましたので、2月まで居てくれたのはこれまでで最長不倒になるのではと思います。

ツリディラ・バイエリ

ツリディラ・バイエリ   2月6日 於:伊豆海洋公園

ミドリガイ系のウミウシはこの時季各種数多く出現しますが、たまに定番以外のこんな珍しいものが現れることが・・。ハナミドリガイだと思い込んで撮っていて、あとで写真をよく見たら“ハナ”には無い蛍光ブルーの斑点があり、初めての出逢いとなりました。

クマドリカエルアンコウの幼魚

クマドリカエルアンコウの幼魚   2月8日 於:伊豆海洋公園

今シーズンは人気者のクマドリがエリア内の近場で複数個体現れ、しかも長期間居てくれてダイバーを楽しませてくれました。我々ガイドにとっても大変ありがたい存在でした。この欠伸をするような仕草は捕食する時のための顎の準備運動とも言われています。

ヒラメの部分黄化個体

ヒラメの部分黄化個体   2月9日 於:伊豆海洋公園

数年前から話題になっていた黄金ヒラメが一時姿を見かけないな〜と思っていたら、どうやら一旦ほぼ正常な色に戻り、再び部分的に黄色に変色し始めたようです。別個体の可能性も無くはないのですが、現地ガイドの勘で同一個体と言い切ってしまいましょう。

ミスジスズメダイ

ミスジスズメダイ   2月13日 於:伊豆海洋公園

ミスジリュウキュウスズメダイ(伊豆に出たことは多分無いでしょう)によく似ていてよく間違えられます。ミスジリュウキュウやフタスジリュウキュウのように群れることはなく、やや深い転石の周りに大抵単独で棲んでいてなかなか出会うことの無い種類です。

スミツキベラの幼魚

スミツキベラの幼魚   2月13日 於:伊豆海洋公園

季節来遊系のベラ類の中では本種を含む同属(タキベラ属)の数種類は比較的寒さに弱い印象があり、2月の半ばまで見られるのは異例のことかもしれません。生息環境から類推して他のベラ類のように砂に潜って暖をとることは殆ど無いのでは、と思っています。

アカネコモンウミウシ

アカネコモンウミウシ   2月21日 於:伊豆海洋公園

この手のド派手系ウミウシは逢えると嬉しくなりますね〜。今回見つけたのは全長1.5cm程度の小さめの個体で、たまたまクマドリカエルの脇にいたので運良く気が付いたようなものの、通常なら見逃していたことでしょう。クマドリ君のお陰です。ありがとう。

新年話題の生物たち

皆さんこんにちは。こうして豪海に文章を書くのも随分久しぶりになってしまいました。

去年サボり過ぎたので、今年はどうにかしたいと思っていますが、どうなることやら・・・。

まずは今年に入ってから見られた生物たちを10点ほど選んで御紹介します。

イロカエルアンコウの幼魚

イロカエルアンコウの幼魚 1月5日 於:伊豆海洋公園

キヘリキンチャクダイの幼魚

キヘリキンチャクダイの幼魚 1月7日 於:伊豆海洋公園

ミジンベニハゼ

ミジンベニハゼ   1月9日 於:黄金崎ビーチ

ムスジコショウダイの幼魚

ムスジコショウダイの幼魚   1月10日 於:伊豆海洋公園

ヒトスジイシモチ

ヒトスジイシモチ   1月11日 於:伊豆海洋公園

モンスズメダイの幼魚

モンスズメダイの幼魚   1月13日 於:伊豆海洋公園

アオウミガメ

アオウミガメ   1月19日 於:伊豆海洋公園

タカベ

タカベ   1月22日 於:富戸ヨコバマ

ヨイミヤミノヒラムシ

ヨイミヤミノヒラムシ   1月24日 於:伊豆海洋公園

ハワイトラギス

ハワイトラギス   1月26日 於:伊豆海洋公園

本年もよろしくお願い致します。

今月は写真だけです…。

イロカエルアンコウ

ヤマシロベラ

今月は写真だけです…。

ヤマシロベラ

テングチョウチョウウオ@八幡野

今月は写真だけです…。

テングチョウチョウウオ

モンハナシャコ

今月は写真だけです…。

モンハナシャコ

全開!

今月は写真だけです…。

ヤマドリ(オス)

3・4月の話題

皆さん、こんにちは。そしてごめんなさい。

2回連続でサボり・・そうになりましたが「こんなことじゃいかん!」と思い直し、公開後一週間程過ぎての大遅刻ですが編集長に無理を言って・・・。テーマを絞りにくかったのでこのようなタイトルにし、申し訳程度の一言コメントを添えました。やっつけ仕事のようで心苦しいですがお許しを。

まずは3月に見られた生物から・・・。

シュスヅツミガイ

シュスヅツミガイ  3月2日 於:伊豆海洋公園
初めて見たかも・・・、の昔から図鑑で見て気になっていた種類。

アシボソベニサンゴガニ

アシボソベニサンゴガニ  3月4日 於:伊豆海洋公園
ベニサンゴガニはキサンゴに、この種類はクダヤギ類に付いてます。

イロカエルアンコウの幼魚

イロカエルアンコウの幼魚  3月11日 於:伊豆海洋公園
この時季にこのサイズが見つかるのは極めて異例。

ケスジヤドカリ

ケスジヤドカリ  3月22日 於:伊豆海洋公園
よく見たら向かって右脇にエビが・・・。撮影時には気付きませんでした。

コシオリエビの1種

コシオリエビの1種  3月24日 於:伊豆海洋公園
上のヤドカリが背負っていたサザエの殻に付いていた謎のコシオリエビ。

続いて4月に見られた生物達です。

アオウミガメ

アオウミガメ 4月3日 於:伊豆海洋公園
毎回偶然の出逢いに頼っていますが、近場に定住してくれないかなぁ〜。

ビシャモンエビ

ビシャモンエビ  4月7日 於:伊豆海洋公園
♂と思われる小さい個体1匹のみで体の大きな♀は見当たらず。

フルセゼブラヤドカリ

フルセゼブラヤドカリ  4月13日 於:伊豆海洋公園
これまで目にしたことないエリアで見つかり、搜索の幅が広がりました。

ウデフリツノザヤウミウシ

ウデフリツノザヤウミウシ  4月15日 於:伊豆海洋公園
過去ログを見返したところ、4月に見たのは2005年以来のようです。

ヒョウモンダコの抱卵

ヒョウモンダコの抱卵  4月21日 於:伊豆海洋公園
30年以上のキャリアの中で今回が2回目という貴重な機会でした。

今季最期の季節来遊系の生物達

皆さん、こんにちは。先月はまたも無断でサボってしまいました、ごめんなさい。

さて今月は昨年10月号から12月号に特集し、今年の1月号でもいくつか出てきた『季節来遊系の生物』です。今年に入って観察されたものの中から、これまでに出ていない種類を纏めて20種類御紹介します。

尚、1月中旬に伊豆大島にツアーで行って来ましたので、その際の写真も数点入っています。

サメハダヤドカリ

(1) サメハダヤドカリ  1月5日   於:伊豆海洋公園

ボブサンウミウシ

(2) ボブサンウミウシ  1月8日   於:伊豆海洋公園

モンツキハギ

(3) モンツキハギ  1月8日   於:伊豆海洋公園

キリンミノ

(4) キリンミノ  1月10日   於:大島・秋の浜

カモハラトラギス

(5) カモハラトラギス  1月10日   於:大島・秋の浜

ウメイロモドキ

(6) ウメイロモドキ  1月10日   於:大島・秋の浜

スミレナガハナダイ

(7) スミレナガハナダイ  1月11日   於:大島・秋の浜

ヤマブキウミウシ

(8) ヤマブキウミウシ  1月11日   於:大島・秋の浜

ネッタイミノカサゴ

(9) ネッタイミノカサゴ  1月13日   於:伊豆海洋公園

コンゴウテンジクダイ

(10) コンゴウテンジクダイ  1月13日   於:伊豆海洋公園

アオスジテンジクダイ

(11) アオスジテンジクダイ  1月15日   於:伊豆海洋公園

コガネキュウセン

(12) コガネキュウセン  1月17日   於:八幡野ビーチ

スミツキベラ

(13) スミツキベラ  1月22日   於:伊豆海洋公園

ヒメゴンベ

(14) ヒメゴンベ  1月26日   於:伊豆海洋公園

ホウセキキントキ

(15) ホウセキキントキ  2月1日   於:伊豆海洋公園

タカサゴ

(16) タカサゴ  2月3日   於:伊豆海洋公園

ミゾレチョウチョウウオ

(17) ミゾレチョウチョウウオ  2月5日   於:伊豆海洋公園

ムレハタタテダイ

(18) ムレハタタテダイ  2月8日   於:伊豆海洋公園

ハナキンチャクフグ

(19) ハナキンチャクフグ  2月12日   於:伊豆海洋公園

オビテンスモドキ

(20) オビテンスモドキ  2月12日   於:伊豆海洋公園

本年もよろしくお願い致します

皆さん、こんにちは。新しい年が始まりましたね。今年もよろしくお願い致します。

年明け最初のコラムは写真を15点選びました。多くは昨年10・11・12号で特集した『季節来遊系の生物』で、12月に撮影したものがほとんどですが、テーマに沿わないものや夏に撮影したものもところどころに混じっています。

また並び順も今までのように時系列ではなく、ある理由によって並べ替えてあります。

アマミスズメダイ

(1) アマミスズメダイ  12月3日  於:伊豆海洋公園

ケサガケベラ

(2) ケサガケベラ  12月7日  於:伊豆海洋公園

マダラエソ

(3) マダラエソ  8月31日  於:富戸・ヨコバマ

シテンヤッコ

(4) シテンヤッコ  12月9日  於:伊豆海洋公園

テングダイ

(5) テングダイ  8月1日  於:伊豆海洋公園

オオモンカエルアンコウ

(6) オオモンカエルアンコウ  12月8日  於:伊豆海洋公園

メガネスズメダイ

(7) メガネスズメダイ  12月1日  於:伊豆海洋公園

ディオゲネス・ドロテアエ

(8) ディオゲネス・ドロテアエ  9月20日  於:黄金崎ビーチ

トラウツボ

(9) トラウツボ  12月29日  於:伊豆海洋公園

ウデフリツノザヤウミウシ

(10) ウデフリツノザヤウミウシ  12月9日  於:伊豆海洋公園

ゴッド・ラダー(神様の梯子)

(11) ゴッド・ラダー(神様の梯子)  12月15日  於:富戸ヨコバマ

サザナミヤッコ

(12) サザナミヤッコ  12月9日  於:伊豆海洋公園

イナヅマベラ

(13) イナヅマベラ  12月8日  於:伊豆海洋公園

マトウダイ

(14) マトウダイ  11月22日  於:井田ビーチ

スジクロハギ

(15) スジクロハギ  12月17日  於:伊豆海洋公園

はい、皆さんもう判りましたね。

続々・季節来遊系の生物達

皆さんこんにちは。もう年末ですかぁ〜、一年早いですねぇ〜。何かとお忙しい時季かと思いますが、海の中はまだまだ賑やかな状態が続いていますし、海況も穏やかな日が増えてきますので、是非潜り納めにいらして下さいね〜。

さて、今月も先月・先々月に引き続き同じテーマでいかせて頂きます。バラエティーに富んだ面々をとくとご堪能下さい。

イロカエルアンコウ

(1) イロカエルアンコウ   於:伊豆海洋公園

ヨスジフエダイ

(2) ヨスジフエダイ   於:富戸・ヨコバマ

セジロノドグロベラ

(3) セジロノドグロベラ   於:伊豆海洋公園

カンムリベラ

(4) カンムリベラ   於:伊豆海洋公園

ミナミフトスジイシモチ

(5) ミナミフトスジイシモチ   於:伊豆海洋公園

クロフチススキベラ

(6) クロフチススキベラ   於:伊豆海洋公園

ハナミノカサゴ

(7) ハナミノカサゴ   於:伊豆海洋公園

タキゲンロクダイ

(8) タキゲンロクダイ   於:伊豆海洋公園

ツユベラ

(9) ツユベラ   於:伊豆海洋公園

サラサゴンベ

(10) サラサゴンベ   於:伊豆海洋公園

モンツキベラ

(11) モンツキベラ   於:伊豆海洋公園

タコベラ

(12) タコベラ   於:八幡野ビーチ

タテジマキンチャクダイ

(13) タテジマキンチャクダイ   於:伊豆海洋公園

フエヤッコダイ

(14) フエヤッコダイ   於:八幡野ビーチ

ソメワケヤッコ

(15) ソメワケヤッコ   於:伊豆海洋公園

トカラベラ

(16) トカラベラ   於:伊豆海洋公園

続・季節来遊系の生物達

皆さんこんにちは。先月なんとな〜く予告しました通り、今月も引き続き季節来遊系の生物の写真を集めてみました。

“季節来遊”という言葉の意味を広く捉えましたので、厳密にはこのカテゴリーに当てはまらないものもいるかも・・ですが、そこは皆さんの寛大なお心に甘えてしまいます。

並び順はおおよそ時系列です。

ビゼンクラゲ

(1) ビゼンクラゲ   於:伊豆海洋公園
おっといきなりクラゲからきましたかぁ、これは意外!

クマドリカエルアンコウ

(2) クマドリカエルアンコウ   於:富戸・ヨコバマ
やっぱこれですよねぇ〜、これが出ないと一年終われない。

セボシウミタケハゼ

(3) セボシウミタケハゼ   於:八幡野ビーチ
スケロクはウミトサカ、セボシはカイメンと棲み分けているようです。

イロカエルアンコウ

(4) イロカエルアンコウ   於:黄金崎ビーチ
先月も出ましたが色違いってことで・・・。

トガリモエビ属の1種

(5) トガリモエビ属の1種   於:黄金崎ビーチ
この尖り具合と横っ腹の丸い模様が何とも魅力的!

アカヒメジ

(6) アカヒメジ   於:伊豆海洋公園
サンゴ礁では大群で見られるお馴染みの魚。

ゴマチョウチョウウオ

(7) ゴマチョウチョウウオ   於:伊豆海洋公園
黒っぽく見える“ゴマ”はよく見るとブルーグレイ。

イソギンチャクエビ

(8) イソギンチャクエビ   於:伊豆海洋公園
尾扇の模様がチャームポイント。

クシノハカクレエビ

(9) クシノハカクレエビ   於:伊豆海洋公園
なかなかメルヘンチックに撮れました。

ヌノサラシ

(10) ヌノサラシ   於:伊豆海洋公園
今年の個体は結構シャイで、ゲストにお見せしにくいのが難点。

アオハナテンジクダイ

(11) アオハナテンジクダイ   於:伊豆海洋公園
派手ではないですが、個人的にはかなり好きな部類です。

ミヤコキセンスズメダイ

(12) ミヤコキセンスズメダイ   於:伊豆海洋公園
イチモンスズメダイとの違いが微妙・・、勉強になりました。

オグロクロユリハゼ

(13) オグロクロユリハゼ   於:井田ビーチ
体色にやや黄色味が入るタイプもいて、一緒に群れてます。

モエビ科の1種

(14) モエビ科の1種   於:黄金崎ビーチ
上の(5)の種類とは別の属のようですが、詳しくは調査中。

ムチカラマツエビ

(15) ムチカラマツエビ   於:黄金崎ビーチ
この体型なんとなくユーモラスで憎めません。

オトメハゼ

(16) オトメハゼ   於:黄金崎ビーチ
オレンジの水玉が鮮やかな美しい魚ですね。

トゲダルマガレイ

(17) トゲダルマガレイ   於:黄金崎ビーチ
・・でいいと思うんですけどどうでしょう?

アジアコショウダイ

(18) アジアコショウダイ   於:富戸・ヨコバマ
今年はコショウダイ系が不作で貴重な存在です。

ミナミハコフグ

(19) ミナミハコフグ   於:富戸・ヨコバマ
「この子がいなかったらダイビングやってないかも・・」って人が何人かいます。

オシャレカクレエビ

(20) オシャレカクレエビ   於:八幡野ビーチ
切れ長のつり目が怒ってる感じ?それとも気取ってる感じ?

季節来遊系の生物達

皆さんこんにちは。すいませ〜ん、8・9月号の2回にわたり無断でサボってしまいました。今月から休みなく更新出来るように頑張ります。

今回は、毎年この時季の伊豆の海に豊かな彩りを加えてくれる、南からのお客様=季節来遊系の生物達を、エビ類4種類を含む16種類御紹介します。

まだまだ色々いますので、来月以降も追々御紹介出来ればと思っています。

ノコギリハギ

ノコギリハギ   於:伊豆海洋公園

ウミウシカクレエビ

ウミウシカクレエビ   於:富戸・ヨコバマ

カミソリウオ

カミソリウオ   於:伊豆海洋公園

オニハタタテダイ

オニハタタテダイ   於:八幡野ビーチ

モンツキアカヒメジ

モンツキアカヒメジ   於:富戸・ヨコバマ

ツノハタタテダイ

ツノハタタテダイ   於:富戸・ヨコバマ

クリアクリーナーシュリンプ

クリアクリーナーシュリンプ   於:伊豆海洋公園

イロカエルアンコウ

イロカエルアンコウ   於:黄金崎ビーチ

リュウキュウヒメジ

リュウキュウヒメジ   於:黄金崎ビーチ

ハタタテハゼ

ハタタテハゼ   於:富戸・ヨコバマ

インドヒメジ

インドヒメジ   於:富戸・ヨコバマ

スケロクウミタケハゼ

スケロクウミタケハゼ   於:井田ビーチ

ヨコシマクロダイ

ヨコシマクロダイ   於:伊豆海洋公園

カゲロウカクレエビ

カゲロウカクレエビ   於:伊豆海洋公園

マダラトラギス

マダラトラギス   於:伊豆海洋公園

フリソデエビ

フリソデエビ   於:富戸・ヨコバマ

夏の合併号・砂地の生物特集

皆さんこんにちは。合併号と言われれば聞こえはいいのですが、要は「先月サボっちゃいました〜」の苦しい“言い訳”です。

お題は“砂地の生物”という大きな括りで、先月・先々月に見られたものを、分類群を問わず定番から稀種まで各月10点づつご紹介します。

尚、写真の並び順は一部例外はありますが、概ね時系列に並べてあります。

● 5月に出逢った砂地の生物

サギフエ

サギフエ  於:川奈ビーチ
月初めに2日間、実に何年かぶりに川奈に潜ることになりました。その時に撮影したものです。ホームの伊豆海洋公園では水深25mを超えないとなかなか出逢うことがない魚ですが、川奈では10m付近にいてくれたので落ち着いて撮れました。ちなみにこの日はゲストから『ダ』の付くもののリクエストを受けて下見に行ったのですが、翌日の本番では八木さんの多大な御協力を得て無事にミッション成功!深く感謝致します。

ホウボウの1種の幼魚

ホウボウの1種の幼魚  於:伊豆海洋公園
時折見かける全長2cm程度のホウボウの幼魚は全身真っ黒で、それよりやや大きめだったので色が出始めた状態なのかな〜?と最初は思っていたのですが、あとで写真をよく見返しているうちに醸し出す雰囲気がどうも違うような気がしてなりません。ガイド仲間さん達とも情報交換しましたが結論は出ず。どなたかお詳しい方是非コメントを〜。

ホウボウの幼魚

ホウボウの幼魚  於:伊豆海洋公園
そしてこれが翌日見つけた所謂“ホウボウ”の幼魚です。ねっ、やっぱり違うでしょ。

マダラヤナギウミエラ

マダラヤナギウミエラ  於:伊豆海洋公園
ウミエラやウミサボテン等は東ではあまり見ることがなく、ウミエラに関してはほとんどがこの種類です。西伊豆でよく目にするのは軸が太く全体的にボリュームのあるトゲウミエラ科の種類だと思われますが、それらに比べると葉状体が短く密度も疎らでウミエラカニダマシなどが共生するスペースは無さそうです。実際見たことありません。

ホオジロゴマウミヘビ

ホオジロゴマウミヘビ  於:伊豆海洋公園
非常に臆病でこちらの気配を察知して潜ってしまうので、近寄るには慎重さが求められます。常に口をパクパク開閉させているのでかつては『パクパク』というあだ名で呼ばれていました。ホッペの白い模様には形や大きさ、色の濃淡に個体差があるようです。

ダイナンウミヘビ

ダイナンウミヘビ  於:伊豆海洋公園
同じウナギ目・ウミヘビ科でも上の種類とは顔つきが大きく異なり、特に口の位置が全く違います。この顔を見るたびに恐竜のプテラノドンが頭に思い浮かんでしまいます。

ヒフキヨウジ

ヒフキヨウジ  於:富戸ヨコバマ
ヨウジウオの仲間としてはかなり大型の種類で全長30cm程度に達します。動かないと枯れ枝が落ちているようにしか見えないので、大きい割にスルーしてしまうことも・・。

ヒレナガカサゴ

ヒレナガカサゴ  於:富戸ヨコバマ
フサカサゴ科の中では(ミノカサゴ類は別として)背鰭が異様に長く、亜科で分類されている程です。これまで数回しか逢ったことない稀種で、場所はいずれも富戸でした。

メガネウオ

メガネウオ  於:伊豆海洋公園
かなりボリュームのある体を実に器用に砂の中に埋めています。お見せしたゲストの反応は9割方『最初は平べったい魚かと思いました!』というぐらい、潜り方上手です。

トゲツノヤドカリ

トゲツノヤドカリ  於:伊豆海洋公園
鉗脚にイソギンチャクを付けて武装するという特異な生態を持つヤドカリです。11年前に初めて出逢ったのですが、その後再会を切望しながらもなかなか逢えなかった、私にとっては“幻の”ヤドカリでした。イソギンチャクを確認した時は鳥肌ものでした。

● 6月に出逢った砂地の生物

キュウセン

キュウセン  於:伊豆海洋公園
砂場のベラの代表格と言っていいでしょう。写真は♂です。常に砂の中を探って索餌していて、ヒメジ類などが後にくっついておこぼれを狙っている光景もよく目にします。

ヒシガニ

ヒシガニ  於:伊豆海洋公園
普段は砂の中に半分埋まった状態で動かないので、石が転がっているようにしか見えません。英名がエルボークラブなので直訳するとヒジガニ(肘蟹)なのですが、和名は菱形からきているのでしょう。意味は違えど字面が似てしまったという面白い例です。

イボアシヤドカリ

イボアシヤドカリ  於:伊豆海洋公園
伊豆海洋公園で見られるヤドカリ科ヤドカリ属の6種類のうち、このイボアシとケスジヤドカリの2種類が砂地に好んで生息しています。夏前のこの時期によく目にします。

アサヒガニ

アサヒガニ  於:伊豆海洋公園
このカニの砂潜りの上手さは全くお見事というしかありません。ほんの数秒の間にこの大きな身体で砂の中に潜ります。相撲の仕切りのようなこのポーズもユーモラスです。

ナガレメイタガレイ

ナガレメイタガレイ  於:伊豆海洋公園
最近何度かこの魚の刺身を食する機会がありましたが、いやぁ〜なかなか旨い魚です。

ホシテンス

ホシテンス  於:伊豆海洋公園
幼魚は夏〜秋によく見かけますが、成魚はなかなか逢えない上に寄らせてくれません。テンスとの違いがまだ自分の中でスッキリしないので、同定にはちょっと自信なし。

ハナアナゴ

ハナアナゴ  於:伊豆海洋公園
砂に潜るタイプのアナゴやウミヘビなど所謂“長もの”の中では最も定番な種類です。

メガレイ

メガレイ  於:伊豆海洋公園
ヒラメ科のガンゾウビラメ属に属する種類です。この属には他にテンジクガレイというのもいて、ヒラメかカレイか名前だけで判断できずややこしいです。これまで数回しか出会ったことのない稀種で、ヒラメのような菱形ではなく楕円形の身体をしています。

ミズヒキガニ

ミズヒキガニ  於:伊豆海洋公園
春先から夏前ぐらいによく見かけます。第4歩脚がハサミ状になっていて海藻の切れ端やシロガヤなどを掴んでいます。この華奢な身体ですから何か拠り所が欲しいようで、(この個体もそうですが)スナイソギンチャクの触手の間に隠れるようにしています。

オオバウチワエビ

オオバウチワエビ  於:伊豆海洋公園
このエビもなかなか出逢えない珍しい部類に入りますね〜。よく似たウチワエビとは両サイドのギザギザがより幅広く本数が少ないことで見分けます。過去に撮った写真を見返してみたところ、I.O.P.では全てオオバでした。ウチワエビの方も見てみたいです。

ライト前ヒットで・・・

・・・一塁ランナーが二塁を蹴って三塁へ—それは“好走塁”、そして今月の特集は“紅藻類”です。

という訳で皆さんこんにちは。タイトルを見て「ようやくオマエも海藻のカオスから脱したか〜、ヤレヤレ」と思った貴方、残念でした〜。もう少しお付き合い下さい。そしてタイトルから紅藻類まで連想出来た貴方、流石です!貴方とは話が合いそうです。

どっぷりと足を突っ込んでしまった海藻ワールドですが、とある公的なサイトから日本産の海藻1400種類以上の種名リストを手に入れ、日夜写真撮影に励んでおります。だいぶ撮り貯めたのですが名前調べにが思うように捗らず、あらためて混沌の深さを思い知ることとなりました。“伊豆の海藻・全種解明”への道のりは思いのほか長いです。

今回は海藻全体の約6割にあたる840種類以上が知られ、伊豆の海でも数多くの種類が見られる紅藻の中で、取り敢えず名前の判ったものを12種類紹介しますが、まだまだ勉強不充分で間違っているものもあるかもしれません。あしからずご了承ください。

ソデガラミ

ソデガラミ  ウミゾウメン目 ガラガラ科:
確かにウェットスーツの袖に絡みそうです。直径3cm程度のほぼ球状になっています。

キヌイトグサの仲間

キヌイトグサの仲間  イギス目 キヌイトグサ科:
繊細で色も綺麗で魅力的な海藻です。数種類の中のどれかだと思いますが判別出来ず。

ユイキリ

ユイキリ  テングサ目 テングサ科:
まるでソフトコーラルのヤギの様な姿・形ですが、これでも歴としたテングサ類です。

カイノリ

カイノリ  スギノリ目 スギノリ科:
波打ち際から水深1〜2m程度のところに多く見られます。色合いは褐藻のようです。

スギノリ

スギノリ  スギノリ目 スギノリ科:
前のカイノリよりやや深めですが、5m以深ではほぼ見かけません。赤紫に光ります。

カギイバラノリ

カギイバラノリ  スギノリ目 イバラノリ科:
紫・青・緑・黄色のグラデーションが鮮やかに栄える、大変美しい色合いの海藻です。

ネザシノトサカモドキ

ネザシノトサカモドキ  スギノリ目 ツカサノリ科:
全体に入る斑点は生殖器官だそうです。I.O.P.には少なく川奈で数多く見かけました。

ヤツデガタトサカモドキ

ヤツデガタトサカモドキ  スギノリ目 ツカサノリ科:
名前の通り綺麗に八方に開いています。水深10m付近を中心に割とよく見られます。

ハナガタカリメニア

ハナガタカリメニア  スギノリ目 ツカサノリ科:
桜の花びらを思わせる葉の形です。水中でも華やかで一際目を引く素敵な海藻です。

トサカノリ

トサカノリ  スギノリ目 ミリン科:
図鑑などの写真を見る限りこれがトサカノリだと思うのですが、今一つ自信ないです。

ワツナギソウ

ワツナギソウ  マサゴシバリ目 ワツナギソウ科:
この仲間にはウスバワツナギなど発色の綺麗な種類が多いですが、これもなかなか。

フクロツナギ

フクロツナギ  マサゴシバリ目 マサゴシバリ科:
ソーセージ(腸詰め)を切り離す前の繋がった状態のような独特の形体の海藻です。

海藻はヤバイ!

皆さんこんにちは。タイトルを見てお判りの通り先月からの引き続き海藻の特集です。

先月号は結局公開後一週間近く経ってからの大遅刻の入稿で、御面倒をお掛けすることになるので(編集長ゴメンナサイ)控えようかと思っていたのですが、各方面から色々な反響を頂き「出して良かった」と思いました(勿論遅刻はNGですけど・・)。

特に嬉しかったのは現在アメリカに在住されているかつてのゲストさんが、お知り合いの“大学の研究室で海藻の研究をされているアメリカ人の女性ダイバー”にコラムを紹介して下さり、ご本人からも温かいメッセージを頂けたことでした。

彼女に日本の海藻をもっと見てもらいたくて、過去の写真を整理したり日々のダイビングで海藻の写真を撮ったり図鑑で調べたりしているうちにどっぷり海藻の世界にハマってしまい、かなりヤバイ状態に陥っております。・・という訳でこんなタイトルになった次第です。

それでは何はともあれ、まずはその魅力を存分にご堪能頂きましょう。

● 緑藻類

ウチワサボテングサ

ウチワサボテングサ [団扇仙人掌草] イワヅタ目ハゴロモ科:
サボテングサの仲間はサンゴ礁域などの暖海を好むグループで、本種以外のサボテングサ[仙人掌草]・ヒロハサボテングサ[広葉仙人掌草]・ミツデサボテングサ[三ツ手仙人掌草]はいずれも南西諸島以南に分布しているようです。この周辺でもいる場所は非常に限られていて、今のところI.O.P.の北側斜面で2箇所と富戸・脇の浜の沖合いのみです。

ネザシミル

ネザシミル [根差し海松] ミル目ミル科:
ミルって“海松”って書くんですね、漢字変換でちゃんと出てきます。総じて緑色の厚ぼったい海藻ですが形は様々で、この種類の他に普通の海藻のように樹状に枝分かれするミル[海松]・蔓状に長く伸びるナガミル[長海松]・岩場を這うようなハイミル[這い海松]・球状のタマミル[玉海松]・平べったい楕円形のヒラミル[平海松]などがあります。

● 褐藻類

アミジグサ

アミジグサ [網地草] アミジグサ目アミジグサ科:
多分これが本家本元のアミジグサで間違いないと思うのですが、フクリンアミジ[覆輪網地]・カヅノアミジ[鹿角網地]などの近似種がいるので、もし違ってたらごめんなさい。浅いところの岩肌にチョボチョボっと生えている可愛らしい海藻です。小さくて張り付くように生えているので、揺れることがなくクローズアップで撮り易い被写体です。

ウスカワフクロノリ

ウスカワフクロノリ [薄皮袋海苔] カヤモノリ目カヤモノリ科:
お饅頭に薄皮饅頭があるように本家フクロノリ[袋海苔]がいれば“ウスカワ”もいるんですね〜。大抵は他の海藻に引っ付くようにしている直径2〜3cm程度の丸くて可愛い玉です。緑藻のバロニア類のように中が組織液で満たされている訳ではありません。これまでこんなものがいるとは気にも止めていませんでしたが・・ファンになりました。

アントクメ

アントクメ [安徳布] コンブ目コンブ科(カジメ科):
かつてはI.O.P.でも春頃から新芽が出始め、夏前から秋の初めぐらいにかけて海底を覆い尽くすほど繁茂していたこの海藻が、ここ数年とんと見かけなくなってしまいました。「この時期なら新芽がチョッとぐらいは出てるだろう」と割と軽い気持ちで探し始めて数日、どうしても見つかりません。富戸に行く機会もあったのでそれなりに結構頑張って探したもののやはり見つからず、(チョット大げさですが)最後の望みを託して八幡野で『アントクメ・リサーチダイブ』をすることに〜。そしてやっと会えました〜!まずは入ってすぐのテトラの周りに、そして沖合いの砂地との境目にも・・・。おぉ〜会いたかったぞ〜!それにしてもこの状況、別の意味でかなり“ヤバイ”気がします。

● 紅藻類

フサノリ

フサノリ [房海苔] ウミゾウメン目ガラガラ科:
この海藻は岩場に生えていることはまず無く、砂場に転がっている小石にこの写真ぐらいの分量で点々といる感じです。富戸・I.O.P.・八幡野でざっと観察したところ、(時季的なものや探し方もあるかもしれませんが)富戸には非常に多く目に付き、I.O.P.ではよ〜く探してようやく1〜2箇所、八幡野ではほとんど目に付きませんでした。

ヒラフサノリ

ヒラフサノリ [平房海苔] ウミゾウメン目ガラガラ科:
生息環境や生え方は上のフサノリとほぼ同様で、周辺3箇所での生息状況も概ね大差ありませんでした。やはりこの手は環境的に富戸が一番合っているようです。この二股が更に二股に分れるトーナメントの準々決勝・準決勝・決勝みたいなフォルム、そして縁が二重になっているようなところ、更にワインレッドの色、魅力タップリの海藻です。

クサノカキ

クサノカキ [草の牡蠣] サンゴモ目サンゴモ科:
サンゴモの仲間には先月ご紹介したフサカニノテなどのように藻体に体節が有る有節サンゴモと体節が無い無節サンゴモがあり、これは後者の方です。見た目には“カサブタ”のようにしか見えませんがこれでも海藻です。ところどころにあるイボ状の膨らみは“生殖器官巣”というもので、よく見ると中心に小さな穴が空いているのが判ります?

オオヌラブクロ
オオヌラブクロ

オオヌラブクロ [大滑袋] マサゴシバリ目マサゴシバリ科:
この海藻、なぜか個人的には非常に心惹かれるものがあります。まずは名前の“ヌラブクロ”という言葉の響きがなんとも魅力的に感じます。薄い袋状になっていて袋の中は粘液質に満たされています。このような特別きれいとか珍しいという訳ではないけれど、それなりに探さないと出会えない“いぶし銀”のような存在感に憧れています。

ヒラワツナギソウ

ヒラワツナギソウ [平輪繋ぎ草] マサゴシバリ目ワツナギソウ科:
先月号でご紹介した同じ仲間のウスバワツナギソウと同様に、表面が蛍光ブルーに美しく発色する海藻です。今のところ単独でしか見てませんが、群生することもあるようで見てみたいです。やはりこの仲間にヘラワツナギソウ[箆輪繋ぎ草]というのもいるようなのですが、正直区別がついていないので“ヘラ”である可能性も否定出来ません。

これまで私、かつてはカエルアンコウ(当時はイザリウオ)に始まり、ヤドカリやら造礁サンゴやら色んなものに興味を惹かれてきましたが、この歳になって新たに興味の対象に出会えるというのはとても幸せで得難い経験だな〜、とつくづく感じております。

最後に各種の説明を書くにあたり参考にした図鑑をご紹介しておきましょう。

海藻―日本で見られる388種の生態写真+おしば標本』 誠文堂新光社

海藻はエライ!

皆さんこんにちは、3月に入り季節はいよいよ春めいてきました。陸上ではすでにカワヅザクラ[河津桜]やオオカンザクラ[大寒桜]などが見頃を迎え、今月末にはソメイヨシノ[染井吉野]の桜前線が北上してきます。お花見がてら是非潜りにいらして頂けると嬉しいです。海の中はまだまだ水温が低かったり濁りがあったり海況が不安定だったりで条件的には決して良い状態とは言えませんが、まもなく訪れる春の息吹を感じさせてくれる生命力に溢れた海です。

今月はそんな春の兆候の中でも特に海の生き物達にとって非常に重要でありながら、ともすると見逃してしまいがちな『海藻』を特集します。種子植物である“海草”とは別物の胞子植物で、根はなく花も咲きません。海藻には大きく分けて緑藻・褐藻・紅藻の3つのグループがあり、それぞれ緑や茶褐色や赤い色をしているのですが、表面に独特の光沢を持っていて元の(葉の裏側の)色とは全く異なる輝きを放つものが少なくありません。以下にご紹介する海藻の中にも「コレが海藻か?」と思うような素晴らしい発色をしているものがいくつかあります。

各グループの説明にはこれらの海藻が日々私達日本人の食生活に如何に密接に関わっているかをあらためて思い起こして頂ける様、食用として利用されている海藻の代表的なものを具体例を挙げて紹介し、また色や形だけでなく名前も美しい海藻の語源や意味が判るようカタカナの種名の後には[ ]内に漢字の表記を添えました。

● 緑藻類 — 私も大好きな海苔の佃煮(岩のり)の原材料になっているのがアオサの仲間です。これさえあれば御飯何杯でもお替り出来ます。アオサ類はお好み焼きや焼きそばなどにかけるアオノリにも使われています。また沖縄地方の名産として知られる海ぶどうはイワヅタの仲間の『クビレヅタ』という海藻だそうです。

オオバロニア

オオバロニア [大ばろにあ]
大きいものは直径1cm程にもなる球状の物体の一つ一つが、超ギガサイズの細胞。

ヤブレグサ

ヤブレグサ [破れ草]
成長すると縦に破れたような裂け目が入るようです。写真は裂ける前の若い状態。

● 褐藻類 — 代表的なのは何といってもワカメやコンブでしょう。ワカメの味噌汁や昆布のおにぎりがもしこの世に無かったらと思うと空恐ろしいものがあります。他にモズクやヒジキといったお馴染みの食材もこの仲間です。(そう言えば以前沖縄から大量のモズクを送って下さった方が・・・、その節は御馳走様でした。)

シワヤハズ

シワヤハズ [皺矢筈]
最近若い芽がよく目に付きます。褐藻とは思えない綺麗なスカイブルーですねぇ。

フタエオウギ

フタエオウギ [二重扇]
これも緑藻類と見紛うような見事な蛍光グリーンの発色です。名前も美しいです。

● 紅藻類 — 日本人のソウルフードとも言える“おにぎり”に欠かせないノリ(板海苔)に使われているのがアサクサノリやスサビノリなどのウシケノリ類です。海苔を口にしない日はあるのかっていうぐらい、各家庭の台所の必需品です。また寒天やところてんはテングサ類のマクサなどを干してから茹でて濾したものです。

フサカニノテ

フサカニノテ [房蟹の手]
紅藻の中でも石灰質を含むサンゴモというグループの海藻で浅場に多い種類です。

カギケノリ

カギケノリ [鉤毛海苔]
このフワフワした感じは哺乳類的ですね。名前に反して鉤状構造は無いそうです。

キヌハダ [絹肌]
図鑑で調べたところこの種類で間違いないと思うのですが、正直自信有りません。

ウスバワツナギソウ

ウスバワツナギソウ [薄葉輪繋ぎ草]
蛍光発色する海藻の中でも特に美しい種類で、群生している様は見応えあります。

アヤニシキ

アヤニシキ [綾錦]
お相撲さんにいそうな名前です。葉の表面にあるツブツブに胞子が入っています。

マイノリティー(少数派)応援月間

皆さんこんにちは。毎日寒い日が続きますがお元気ですか?

この時期は冬眠を決め込んでいるダイバーの方も多いと思いますが、気持ちだけでも海から離れずにいて下さいね。

そして勇気を奮い起こして冬の海にチャレンジして頂ければ、なお嬉しいです。そんな伊豆の冬の海は水温の低下とともに魚や生物はやや少なくなってきますが、透明度の良い海況の穏やかな日が多くなります。そして普段あまり気に止めないものに目を向ける絶好の機会です。

・・という訳で今月は魚以外の無脊椎動物で、ウミウシ・貝・イカタコなどの軟体動物とエビ・カニ・ヤドカリなどの節足動物を除いた、あまり陽の当たることのないと思われる生物たちを御紹介します。

● 刺胞動物門・八放サンゴ類(ウミトサカ・ヤギなどのソフトコーラル類)

ウミトサカの1種

ウミトサカの1種 1月19日 於:伊豆海洋公園
ウミトサカは正直分類がよく判らないので・・・。それにしてもいい枝っ振りです。

ウミトサカの1種

ウミトサカの1種 1月28日 於:伊豆海洋公園
上のものと違って枝分かれしていませんが、これから枝分かれするのでしょうか?

クダヤギの1種

クダヤギの1種 1月24日 於:伊豆海洋公園
これも「〜の1種」にします。根元付近がピンクになっているのは大変珍しいです。

● 刺胞動物門・六放サンゴ類(イシサンゴ類・イソギンチャク類など)

アマクサオオトゲキクメイシ

アマクサオオトゲキクメイシ 1月20日 於:伊豆海洋公園
造礁サンゴの仲間でごく浅い水深(通常1〜2m程度)にしか生息しない種類です。

フタリビワガライシ

フタリビワガライシ 1月28日 於:伊豆海洋公園
こちらは同じイシサンゴでも造礁サンゴではなく、非造礁サンゴと呼ばれています。

オノミチキサンゴ

オノミチキサンゴ 1月28日 於:伊豆海洋公園
温帯に生息するキサンゴ類の代表的な種類。ベニサンゴガニがよく住んでいます。

タコアシサンゴ

タコアシサンゴ 1月15日 於:伊豆海洋公園
名前については前に「ウチウラ」が付くのかどうか、いろんな角度から調査中です。

ウスアカイソギンチャク

ウスアカイソギンチャク 1月22日 於:伊豆海洋公園
アヤトリカクレエビの宿主としてダイバーにもお馴染みですね。綺麗に開いてます。

ネジレカラマツ

ネジレカラマツ 1月19日 於:伊豆海洋公園
見事な螺旋を巻いています。ムチカラマツよりも生息水深が深く、数は少なめです。

● 棘皮動物門(ウニ・ヒトデ・ナマコ・ウミシダなど)

オーストンフクロウニ

オーストンフクロウニ 1月22日 於:伊豆海洋公園
刺の数が疎らならば個体数も疎ら。水温がかなり下がってから出てくる印象が・・。

ラッパウニ

ラッパウニ 1月28日 於:伊豆海洋公園
撮影のために剥がしましたが、いつも表面に色んなものをくっつけて擬装してます。

ノコギリウニ

ノコギリウニ 1月8日 於:伊豆海洋公園
英名:タイニー(小さい)スプートニク(人類初の無人人工衛生)とは言い得て妙。

ヌメハダヒメヒトデ

ヌメハダヒメヒトデ 1月22日 於:伊豆海洋公園
ヌメハダってどんな肌なんだか・・・、触ってみようと思いつついつも忘れちゃう。

ハナウミシダ

ハナウミシダ 1月15日 於:伊豆海洋公園
西伊豆はこればっかりですが東ではほとんど見かけず、I.O.P.でも知る限り1個体。

テヅルモヅルの1種

テヅルモヅルの1種 1月29日 於:伊豆海洋公園
幾重にも枝分かれしていて複雑怪奇。苦手な人は多いでしょうが私意外と好きです。

● 扁型動物門(ヒラムシの仲間)

ニセツノヒラムシの1種

ニセツノヒラムシの1種 1月26日 於:伊豆海洋公園
見てると吸い込まれそうな不思議な模様ですね。薄っぺらなようでいて奥が深い?

謹賀新年

謹賀新年

今年も皆さんにとってステキな一年になりますように・・・。

やっと出来るぞ!このテーマ

皆さんこんにちは。今月はまず先月号へのツッコミから・・。

冒頭に『〜〜縁日の盆踊りか〜〜』っていうくだりがありましたけど、縁日って金魚すくいやったり水風船のヨーヨー釣ったりお面とか綿あめとか売ってたりするやつで、夏の地域の行事という共通点はあるものの、盆踊りとは関係ありませんでしたね〜。・・・みたいな夏の話題が遥か昔の懐かしいことに思えてしまうほど、季節は移ろい寒〜い冬がヒタヒタと足音を忍ばせてやってきました。

さて、今月のテーマはそんな夏の名残とも言える季節来遊系の魚達です。10月号の冒頭でちらっと触れたように例年に比べ出現が遅れていましたが、ようやく纏めてご紹介出来るぐらいの数とバリエーションが揃いました。

今回は最近興味を持っている英名と共にご紹介します。

尚、英名について注釈を付けておきますと、英語圏の中でもアメリカ・ヨーロッパ・オセアニア等地域によって同じ魚が違う名前で呼ばれることがしばしばあります。今回はアメリカのFISH-BASEというサイトを参考にしました。

スケロクウミタケハゼ

スケロクウミタケハゼ — Soft-coral goby
写真はまだ小さめの個体で、もう少し大きくなると出始める顔の模様を歌舞伎の助六に見た立てて、日本ではこう呼ばれていますが、英語ではこのハゼが住処にしているウミトサカなどのソフトコーラルがそのまま名前に付いています。

モンツキベラ

モンツキベラ — Redfin hogfish
ベラの仲間は一般的には”wrasse”なのですが、タキベラ属(Bodianus)については概ね”hogfish”(hogは豚)と呼ばれています。成魚は確かに各鰭が赤味を帯びますが、むしろ腹鰭や臀鰭に入る黒斑が特徴的なので、和名の“モンツキ(紋付)”の方がしっくりきますね。

オビテンスモドキ

オビテンスモドキ — Rockmover wrasse
岩場を動き回るベラという意味でしょうか。なるほどその通り、岩にチョボチョボっと生えた海藻の間を縫うようにして泳ぎます。その動きから連想したのは、ジャッキー・チェンの昔の映画『酔拳(ドランクモンキー)』でした。

アカハチハゼ

アカハチハゼ — Blueband goby
和名の由来については赤い鉢巻とか昔の豪族の名前とか諸説があるようですが、調べきれませんでした(すいません、中途半端で・・・)。目の下を横に走る青い線を表した英名の方がすんなり納得できますね。

サザナミヤッコ

サザナミヤッコ — Semicircle angelfish
Semicircleは半円ですので、幼魚から若魚時代の半円模様から名付けられたのでしょう。幼魚と成魚で模様や体色が変わる種類では、成魚の模様を元に名前が付けられることがほとんどなので、この種類の場合は珍しい例かもしれません。

シコクスズメダイ

シコクスズメダイ — Bicolor chromis
写真に撮ると紺色に見える体の前半が肉眼だと黒く見えることから“漆黒”かと思いきや、本州・四国・九州の四国です。英語では二色のという意味のBicolorで、尾鰭の少し手前から色が変わるところがチャーミングです。

クダゴンベ

クダゴンベ — Longnose hawkfish
ゴンベの仲間が何故“hawkfish”(hawkは鷹)なのかはよく判りませんが、鼻っ面の長いゴンベということになります。そしてあまり知られていないかもしれませんが、この魚が日本で初めて見つかったのは何と意外なことに伊豆海洋公園(I.O.P.)なんですよ。

ミヤコキセンスズメダイ

ミヤコキセンスズメダイ — Surge damselfish
Surgeは名詞では「波濤」「大きな波」、動詞では「波打つ」「(波のように)押し寄せる」などの意味がありますが、伊豆に現れる幼魚は大抵波打ち際の背の立つ水深で見られます。そういうことなのかな〜?

ダンス名人

近頃の若い人達の間ではダンスが流行しているようですが、踊りやダンスの類いは縁日の盆踊りか文化祭のフォークダンスぐらいしか経験の無い私から見れば、その上手さと迫力は感心を通り越して尊敬や羨望に値します。

そして魚の中にも踊りが大の得意で華麗な舞いを見せてくれる種類がいます。今回御紹介するコショウダイ類の幼魚です。

いずれの種類も身体を激しくくねらせる独特の踊りなのですが、その踊り方が種類によって微妙に違っているので、この時期の伊豆で見られる3種類を例に取って比較してみました。

コロダイの幼魚

コロダイ—背鰭支点:
コショウダイ類の中では唯一伊豆のレギュラーと言っていいコロダイは、幼魚時代は背鰭が高く盛り上がっていて、これをほぼ常時しっかり立てた状態で踊ります。背鰭を立てた上体は水の抵抗を受けるのであまり横揺れすることはなく、尾鰭の方が大きく振れることになります。踊りに例えれば上半身は背筋をピンと伸ばしてほとんど動かさず、足は華麗なステップを踏むソーシャルダンス系なんでしょうか?

ヒレグロコショウダイの幼魚

ヒレグロコショウダイ—胸鰭支点:
幼魚から成魚まで共通して腹鰭と胸鰭の中央部が黒く、特に腹鰭の黒にちなんでこの名前が付けられたようです。この魚が他の種類と大きく違うのは胸鰭を常に横に広げた状態を保ちながら踊ることです。特徴的な胸鰭が自分のチャームポイントであることを認識しているかのようです。ポンポンを持った両腕を大きく広げながら、時にアクロバティックな動きも見せるチアダンスのようでもあります。

ムスジコショウダイの幼魚

ムスジコショウダイ—尾鰭支点:
疎らな円形斑紋から複雑に変化しながら最後は縞模様に移行する体色変化は、かつて長い間分類学者を大いに悩ませてきましたが、それはさておき・・・。この種類は幅広いウチワ型の尾鰭が特徴的です。身体全体をくねらせるのですが、尾鰭が大きいので反対側の頭が左右に激しく振られます。そんなに振ってよく頭が痛くならないもんです。その激しさはストリート系のブレイクダンスさながらです。

先月(9月)の話題

皆さんこんにちは。陸はだんだん肌寒い日が多くなってきましたが、伊豆の海はこれからが本番です。水温や透明度は高い状態を保ち、魚や生物も種類・数共に多くなって賑やかな季節を迎えるベストシーズンです。台風さえ来なければね・・。

さて今月はテーマを何にしようかと先月撮った写真を眺めながら色々考え倦ねた結果、今年は季節来遊系の出現が伊豆半島全般で例年よりやや遅れているようでまだ出揃っていない感があるのと、他にも御紹介したい話題が有ったのでこんなタイトルにしました。

クマドリカエルアンコウの幼魚

クマドリカエルアンコウの幼魚 9月2日 大瀬崎・門下
先月の初めに初島⇒大瀬崎⇒井田⇒田子と伊豆巡りツアーを行なったのですが、その2日目の大瀬崎で逢いました。もちろん今シーズン初観察です。同じ岩にオオモンカエルアンコウの幼魚もいてこちらも今季初でした。東では例年早くても10月以降の出現ですが、西では出が早いようですね。そして久しぶりの嬉しい再会と言えば、この日の大瀬では偶然にも三保の鉄さんに何年かぶりにお逢いできました。

ヒラメの黄化個体

ヒラメの黄化個体 9月7日 伊豆海洋公園
数年前から冬になると出現し、新聞ネタになるほどの話題を呼んだ“黄金ヒラメ”、今年は春先から夏にかけてもほぼ定位置で継続的に観察されていて、我々現地ガイドにとっては話題性があって手堅いネタとして大変ありがたい存在です。黄金色に更に磨きがかかり、光り輝いているように見えます。

ハモ

ハモ 9月15日 伊豆海洋公園
高級食材としてつとに有名で、特に京料理には欠くべからざるものだそうですが、まさか伊豆の海で出会えるとは思っても見ませんでした。事前に出現情報を聞いていたので一応心の準備は出来ていたつもりでも、全長1.5mオーバーで胴回りは60cm程はありそうなその巨体が視界に入った時はさすがにぶったまげました。ウツボ類・アナゴ類・ウミヘビ類などを含む『ウナギ目』の中でもこれまで出逢った中で最大級だと思います。

キハッソク

キハッソク 9月19日 伊豆海洋公園
この魚をお見せしたゲストの方々には「ハタの近縁にヌノサラシ科っていう小さいグループがあって、ルリハタやヌノサラシなどと同じ仲間なんですよ〜」と説明してしまい、あとで調べ直してみてビックリ&冷や汗タラ〜リ!ハタ類の分類が大きく変わりヌノサラシ科は解体・吸収される形で現在はハタ科に含まれているんですね〜、しかも10年以上も前に・・・迂闊でした。

ヤマシロベラ

ヤマシロベラ 9月21日 富戸・ヨコバマ
ピントのボケた写真でごめんなさい。このベラI.O.P.では毎年見かけているものの、富戸で見たのは初めてのような気がします。意外だったのは生息環境で、I.O.P.ではほぼ間違いなく岩礁帯にいるのに、この個体は(たまたまかもしれませんが)砂場の真ん中の土嚢袋や小石が溜まったところにいました。

ヒレグロコショウダイ

ヒレグロコショウダイ 9月26日 伊豆海洋公園
コショウダイ系特有の身体をくねらせる泳ぎ方でダイバーにも人気がある魚で、前述したように季節来遊魚の出現が遅れているので貴重な存在です。まだ全長3cm足らずですが、台風でいなくなったりせずに大きく育って欲しいものです。

タイマイ

タイマイ 9月30日 富戸・ヨコバマ
獲れたてのホットな話題です。台風が行き過ぎた後の富戸・ヨコバマで何とタイマイが・・・。大枚をはたいても買えないタイ米ではなく、ウミガメのタイマイです。実は去年の10月頃にもタイマイが1ヶ月ほどヨコバマに住み着いてくれたことがあったのですが、もし同じ個体だとしたら(その可能性大と踏んでます)何とも嬉しい感動の再会ですねぇ〜。生物学的にも貴重なデータになるかもしれません。

アオサハギの幼魚

ごめんなさい、今月も何かと落ち着かないので写真のみです。

アオサハギの幼魚

夏ですね〜

皆さんこんにちは。

まずはお詫びです。先月は断りもなくさぼってしまいました、ごめんなさい。

写真はアヤメカサゴという魚の幼魚です。普通のカサゴによく似ていますが、色合いが微妙に異なり生息水深がやや深い(25m以深)です。

全長7〜8cm程度の幼魚でしたがこのサイズは初めて目にしたかもしれません。つぶらな瞳が可愛いですね。

アヤメカサゴの幼魚

祝・ヤドカリ図鑑発刊!(100分の1の貢献)

皆さんこんにちは。

タイトルにある通り先月の末に世界初のヤドカリだけのガイドブックが発売になりました。

豪海クラブでも3月号「八ック謎ナゾ」の八丈・加藤さんの代理投稿に始まり、4月号からしばらく続きそうな屋久島・原崎さんのシリーズ、5月号の八丈・水谷さんのコラムと立て続けに紹介され、気になっておられる方も多いのではないでしょうか。

著者は伊豆大島のガイド・有馬啓人さんで、加藤さんが全種の特徴が判り易いイラストを描かれています。当店にも著者サイン本の在庫がありますので御希望の方は是非ご連絡ください。数に限りがありますのでお早めに・・。

私も掲載されている200種類のうちのわずか2種類のみですが、写真を提供させて頂きました。ミクロヤドカリ属という超小型のグループの、いずれも和名も学名も付いていない種類です。

ミクロヤドカリ属の1種-1

2005年5月に伊豆海洋公園で撮影した写真で、図鑑では「ミクロヤドカリ属の1種-1」と紹介されている種類です。図鑑とは別カットの貝殻を抑えている指先が映り込んでいる写真ですが、指と比較すると如何に小さいかがお判り頂けると思います。図鑑の解説を要約すると、ハワイから記載された種類によく似ているが幾つか異なる点があり、ハワイ産の種類が固有種と考えられるため地理的変異ではなく別種と考えられる、ということになります。

ミクロヤドカリ属の1種-2

2004年11月に伊豆海洋公園で撮影した写真で、図鑑では「ミクロヤドカリ属の1種-2」と紹介されている種類です。写真の個体は雄で、通常左側に一本しかないはずの精管が左右両側に一本づつあるという特殊な形質を持っており、図鑑の解説を引用しますと『本種の特徴はミクロヤドカリ属のものと一致するが、雄の精管の形状がミクロヤドカリ属のどの種にも当てはまらないことから未記載種と考えられる』とあります。

本書のミクロパグルス・ポリネシエンシスの解説にあるように、そもそもミクロヤドカリ属は『体色でほとんどが区別できるヤドカリの中で、唯一体色から区別がつかない』属であり、上の2種類はいずれも『本種と他種との差は顕微鏡を使用しないと確認できない』という、選りに選って厄介なグループの厄介な種類を見つけてしまったようです。

ミクロパグルス・ポリネシエンシス

今年の3月に撮影した写真で、撮影後はそのままリリースしました。これがおそらく図鑑の1ページ前に載っている“ミクロパグルス・ポリネシエンシス”だと思われます。理由はもしこれが上の2種類のうちのどちらかだったら、悔しすぎて“泣くに泣けない”からです。

では最後にこれまでこのコラムでヤドカリについて書いたり、ヤドカリが少しでも登場した回のバックナンバーをご紹介します。数えたらなんと18回も登場していました。もちろん最多出場記録です。

先月に引き続き・・・

皆さんこんにちは。陸上もだいぶ暖かくなってきて、いよいよシーズン到来ですね。

伊豆の海もそろそろウェットスーツで問題なく潜れますよ。

この5月号が公開される1日の時点でゴールデンウィーク後半の御予定が決まっていない方は、是非近場の伊豆あたりに今からでも予約の電話を入れましょう。

さて、今月も先月に続いてウミウシの仲間を特集します。ご堪能くださいませ。

セトミノウミウシ

セトミノウミウシ 4月10日 於:伊豆海洋公園
こうして大写しの写真で見ると美しさが際立っていますが、水中では意外と見落としてしまいがちです。ところどころラメが入ったように光っていてとても綺麗です。

コンガスリウミウシ

コンガスリウミウシ 4月14日 於:伊豆海洋公園
モノクロームな色の濃淡が何とも言えない味わいを醸し出しています。“紺絣”という名前も手伝ってか、水墨画などに通ずる和の雰囲気を感じるのですがどうでしょう?

クロモウミウシ

クロモウミウシ 4月15日 於:富戸ヨコバマ
一見ミノウミウシ系を思わせる姿形ですが、嚢舌目という全く違うグループに属する種類です。今シーズンは富戸では一時的にかなりの数が纏まって見られました。

ヨゾラミドリガイ

ヨゾラミドリガイ 4月18日 於:伊豆海洋公園
先月紹介したスイートジェリーミドリガイによく似た種類で、モノによっては判別が非常に困難です。この個体は見分けのポイントである黒い点がハッキリ出ています。

ユビウミウシ

ユビウミウシ 4月21日 於:富戸ヨコバマ
左右対になった突起が等間隔に連なる独特の形と表面の模様・質感や、体をくねらせて泳ぐこともあるという特異な生態から、揺るぎない個性を感じるウミウシです。

春爛漫

皆さんこんにちは。例年になく長く厳しい冬もようやく終わり、陸上にも海の中にも春の訪れを告げるサインがそこかしこに現れはじめています。

今月はそんな春の雰囲気にピッタリなウミウシの仲間を特集します。必ずしも“綺麗どころ満載”というわけではありませんが、個性豊かな面々が揃いました。

ヒトエガイ

ヒトエガイ 3月2日 於:八幡野ビーチ
この姿形とぼっこりとしたボリューム感ですので、「一応ウミウシの仲間です」と紹介して、納得してくれる方はほとんどいません。背面に傘状の貝殻を背負っています。

ハナミドリガイ

ハナミドリガイ 3月4日 於:八幡野ビーチ
この種類をはじめとしたミドリガイ類は春に見られるウミウシの代表格といっていいでしょう。その中でも色合いが綺麗でよく見かけるのでご紹介する機会の多い種類です。

スイートジェリーミドリガイ

スイートジェリーミドリガイ 3月11日 於:伊豆海洋公園
これもミドリガイ系ではよく見かける種類です。よく似たヨゾラミドリガイという種類との違いが、正直自分の中では今一つ掴みきれていません。

ムカデミノウミウシ

ムカデミノウミウシ 3月11日 於:伊豆海洋公園
先日放送されたNHKの番組『ダーウィンが来た』ではほぼ主役といっていい役割を担っていました。ムカデ〜という名前がイメージ良くないからか、“ブルードラゴン”という素敵な英名で紹介されていました。

ミツイラメリウミウシ

ミツイラメリウミウシ 3月18日 於:伊豆海洋公園
全長1cmあるかないかの小型種で色合いも目立たないので、きっと見過ごしてしまっていることが多いのでしょう。赤っぽいラインで周囲が縁どられていたり、細かいところに芸のあるウミウシです。

アオボシミドリガイ

アオボシミドリガイ 3月18日 於:伊豆海洋公園
全身に散りばめられたブルーの斑点が美しいのですが、肉眼ではなかなか判りづらいのでルーペなどでじっくり観察してみましょう。

インターネットウミウシ

インターネットウミウシ 3月18日 於:伊豆海洋公園
こんな名前を生き物に付けちゃっていいんだろうか?という気がしないでもありませんが、背面の模様は確かにプロバイダー同士がラインで繋がっています。

サクラミノウミウシ

サクラミノウミウシ 3月23日 於:伊豆海洋公園
淡いピンクの色彩が桜をイメージさせるのでしょう。この季節に相応しいウミウシですね。あまり見る機会の無い比較的珍しい種類です。

ハナオトメウミウシ

ハナオトメウミウシ 3月25日 於:伊豆海洋公園
“花乙女”という可愛らしい名前で、見ようによっては触覚が少女漫画の主人公の乙女チックな目のように見えなくもありません。ってこじ付けかな・・・。

スミゾメミノウミウシ

スミゾメミノウミウシ 3月26日 於:伊豆海洋公園
ウミヒドラ類に着生するのですが、宿主がおおよそ決まっているので探しやすいです。写真は2匹が交接中のようです。

イットウダイ

イットウダイ

今月は写真のみで。

年を越した季節来遊魚

皆さんこんにちは、今月も簡単ですみません。

昨年の2月号でもやりましたが、年を越して1月に入ってから見られた季節来遊系の魚たちをご紹介します。

今年は3種類と去年より少ないですが、それぞれ個性的な面々です。

イシヨウジ

イシヨウジ 1月17日 於:伊豆海洋公園

シテンヤッコ

シテンヤッコ 1月21日 於:伊豆海洋公園

ツユベラ

ツユベラ 1月24日 於:伊豆海洋公園

A HAPPY NEW YEAR

あっ、法被? 乳? いやぁ〜ん!

年末プレゼント

皆さんこんにちは、今月は簡単ですみません。

オリジナルの卓上カレンダーを作ってみました。12月中にいらして頂いたゲストの皆様にプレゼント致します。

是非ゲットして、オフィスのデスク・寝室のベットサイド・台所の冷蔵庫の上などに置いて、いつも海を身近に感じて頂けたらと思っております。

オリジナル卓上カレンダー

砂地のハゼ特集

皆さんこんにちは。秋の伊豆は水温・透明度・魚影の濃さと3拍子揃ったベストシーズン! の筈なんですが・・・、今年は9月の半ばから10月の下旬にかけて立て続けに台風の襲来を受け、ホームのI.O.P.に潜る機会はほとんど作れず、いきおい西伊豆に遠征する機会が多くなりました。

・・・という訳で今月は西伊豆で見られた魚達の中から場所を黄金崎、分類群をハゼ、生息環境を砂場に絞って5種類紹介します。

オトメハゼ

オトメハゼ:
これ以降に紹介する各種とは違ってエビとは共生せずに自分で巣作りするクロイトハゼ属というグループに属します。この属には他にクロイトハゼ・ササハゼなどの温帯適応種やこの種類と同じように季節来遊的に出現するアカハチハゼなどがいますが、いずれも個性的な面々でハゼの中でも個人的にお気に入りのグループです。

ハチマキダテハゼ

ハチマキダテハゼ:
頭部のラインが捻り鉢巻をしたように見えることから付いた名前でしょう。ラインの角度が少し違うだけで何故か気合が入っているように見えてしまうのが不思議です。このような“普通種(ダテハゼ)にそっくりなのによ〜く見ると微妙に違いがある”種類というのはオタク心をくすぐるものがありますねぇ〜。

ネジリンボウ

ネジリンボウ:
インパクトのある名前のおかげもあるのでしょうか、この手のハゼの中ではダントツの一番人気と言っていいでしょう。なんと言っても頭の黄色がチャームポイント、巣穴の上をホバリングしながら四方八方に目配りする姿は健気にも見えます。

ヒレナガネジリンボウ

ヒレナガネジリンボウ:
ネジリンボウとは長く伸びる背鰭によって“仕分け”られていて、ある意味本家より目立ちます。ネジリンボウと異種間ペアを組むこともあります。各鰭が全開になっていて「我ながらよく撮れたなぁ〜」と自画自賛しております。

ホタテツノハゼ属の1種(3)

ホタテツノハゼ属の1種(3):
本家のホタテツノハゼを代表とするこの属にはまだ和名の付いていない種類が複数種いて、整理の都合上この種類には“3”という番号が与えられています。オスの背鰭の2本の棘が著しく長く伸びるのですが、この手のハゼでこれほど雌雄差がハッキリしている種類も珍しいのでは・・・。

ところで当コラムの5月号以降に度々お伝えしていた神奈川県立生命の星・地球博物館の【特別展】『魚類図鑑に生涯を捧げたDANDY 〜益田 一と日本の魚類学〜』に、海が荒れて暇になったお陰でようやく行って来ました。恐れ多くも博物館の今回の特別展担当学芸員で、私にとっては伊豆海洋公園在職時代の同僚でもある瀬能宏先生に、大変お忙しい中にもかかわらず非常に詳しく熱のこもった解説をして頂きました。下の写真は瀬能先生(左)の説明を熱心に聴き入る妻・夕起子(右)です。

瀬能先生(左)の説明を熱心に聴き入る妻・夕起子(右)

在職時代に多少なりとも関わらせて頂いたり話に聞いたりして、認識していたつもりの故人の輝かしい業績の凄さを、改めて深く理解する大変良い機会となりました。特に大著「日本産魚類大図鑑」は発行後30年近く経過した現在でも他の追随を許さない名作中の名作です。ちなみにこの図鑑の中の今回テーマにしたハゼの仲間の解説を、当時皇太子だった現在の天皇陛下が執筆されています。陛下はこの特別展にも10月8日にご訪問されたそうです。

特別展は残すところあと4日です。最終日の11月4日には益田氏の一番弟子である水中写真家・中村宏治さんの講演も予定されています。まだお越しになっていない方は是非足をお運び下さい。

アオハタの幼魚

ハタの幼魚には何故か心惹かれるものがあります。特に季節来遊系の珍しい種類となると尚更です。

去年はコクハンアラ(10月号)・バラハタ(11月号)・ユカタハタ(12月号)の3種類を御紹介しましたが、今年はこんなのが来てくれました。以前西伊豆で見かけた記憶はありますが、東では今回初めてのような気がします。

ハタの仲間は総じてシャイなので不用意に近寄るとすぐに隠れてしまい、写真が取りにくいところが“通好み”と言えるかもしれません。

アオハタの幼魚

********************

以前に何度かお知らせ致しました神奈川県立生命の星・地球博物館で7月から開催されている【特別展】『魚類図鑑に生涯を捧げたDANDY 〜益田 一と日本の魚類学〜』が、いよいよ残り1ヵ月余りとなり11月4日までとなっております。

まだ足を運ばれていない方は是非お早めにお出掛け下さい。実はまだ私も行っておりませんが今月中に何としてでも行くつもりでおります。10月13日(日)には荒俣宏さん、11月4日(月・振休)の最終日には中村宏治さんの講演が予定されています。

アオハタの幼魚 < トップ