謹賀新年
あけましておめでとうございます!
本年も宜しくお願い致します!!
これからどんどん良くなるポイント
早いもので今年もあと一ヶ月!
今年は、夏の水温上昇が続きかなりの海の変化を感じる年でした。
そしてこの冬にとてもコンディション良くなる、平沢のボートポイント「淡島」と「静浦ビーチ」のご紹介です。
淡島
代表的な、オオミナベトサカもほぼ咲かない日はなくなり、水も青くなり、ハナダイも増えてきます。
3月くらいまでは、好調だと思います。
ぜひ原始の海を堪能しにいらしてくださいね。
*写真は11月初めに撮影
静浦ビーチ
静浦の沖合にある「飛び根」
大きなトサカの周りに、アカオビハナダイがものすご数群れています。
ビーチポイントでこの光景は得した気分になれますよ。
これから水も綺麗になるので、写真も撮りやすくなりますよ。
というわけで、今年もご愛読ありがとうございました!
来年もどうぞ、よろしくお願い致します!!
静浦の飛び根の季節
早くも11月ですね〜。
11月といえば、静浦の離れ根の「飛び根」が素敵になる季節。
ハナダイも多いし、お化けトサカもビンビン!
そして水が青くなります。
ぜひビーチから行ける楽園を、堪能しにいらしてくださいね〜♪
奥駿河湾(静浦、平沢、淡島)で潜るなら・・・
水温高騰による生物の変化
早いもので、もう10月ですね〜。
今年の夏(8月〜9月)は、台風など大きく時化なかったので、浅瀬の海中水温が異常に上がりました。
伊豆なのに、29〜30℃ですからね〜。
僕も、20年ぶりくらいに5ミリのウエットスーツ着ました。笑
そんな水温の影響で、浅場のイソギンチャクがみんな白化してしまいました。
見た目はとても綺麗なんですが、それに耐えられないと死滅してします。
が、イソギンチャクは忍耐強く、なんとか持ちこたえ9月末には少し色も戻り始めました。ほっ。
それが今月の写真です。
このまま、10月も安定した伊豆らしい水温に戻ってくれるといいですね。
あつかった夏!
今年の夏は本当暑かったですね〜。
特に異常に感じたのが、海中水温の高さ。
28℃をずっとキープ。
寒がりの僕が、10数年ぶりにいや20年ぶりくらいに、5ミリのウエットスーツを引っ張り出して潜ってましたからね。。。。w
今月の写真は、ダイバーもクラゲもお魚も海中を楽しくシェアしている風景。平和ですね♪
暑中お見舞い
海中は、涼しいですよ♪
卵への愛、、いろいろ。
湾奥ロックだぜ〜!
ふらら日和八木です。
今月は、繁殖期でもあるのですが、その中で卵を保護する生物のご紹介です。
まずは、奥駿河湾を代表する、ラッパウニと共生するゼブラガニ。
育児嚢(お腹の中)で卵を保護します。
写真は、オレンジ色の産みたての卵。10日くらいで変色し、その後世に放たれます。
「低姿勢で自分の体とラッパウニで卵を守るスタイル」
そして、クロホシイシモチの口内保育。
抱卵放精した卵を、雄が瞬時に口に咥えます。
7日くらい口の中で卵を保護します。
「口の中で卵を守るスタイル」
海中生物で知名度高い、クマノミ。
昔は南方種とか言われていましたが、今や伊豆で繁殖しています。
岩に産み付けられた、中央のオレンジ色が卵。
近づくと、オスメス共にニョキッと出て来て噛みついたり威嚇して卵を守ります。
イソギンチャクに隠すのも保護の工夫。
「岩に産み付け、イソギンチャクで隠すスタイル」
ご覧の様に、それぞれに暮らす環境を生かして、卵を保護する愛のいろいろなスタイルのご紹介でした。
平沢特有の潮流
湾奥ロックだぜ〜!w
奥駿河湾ガイドのふらら日和八木です。
今月号は6月〜8月くらいまでの間、平沢で起きる特有の潮流のご紹介です。
水面と内部の水温差から起こる「内部波」という潮流があるのですが、どうもそれではないかと思っています。
要は、水面は凪なんです。
通常の潮流は水面にも変化が起こるので、ある程度エントリーする前に判断できるのですが、この内部波は水面は凪、中は激流みたいな、ほんと入ってみないとわからない、厄介な潮流なんです。
しかもマックスになると、半端ない流れ・・・
まっすぐ伸びてるはずのマメタワラ(海藻)もこの通り、流れで波打ちます。。。
ダイバーは泳いでも、フィンでは進まないくらいの強さなんです。汗
約2時間くらいは続きます。
写真的には面白いかもしれませんが、通常のダイバーはたまったもんではないですね。
「遠浅で穏やかなポイント」平沢ですが・・・・
この現象は知っておいてほしいので、今回のネタにしました。
あと、こういう状況の判断ができるのが、現地ガイド(その海に精通した人)。
ただ生物を紹介するだけではなく、こういう判断をもしながら、1本を1本を安全に楽しんでもらえるようにコントロールしているのも、現地ガイドなんですよね。笑
でも、その潮流時間以外は、、
こんなに穏やかで、魚たちもリラックスし、その光景を見るダイバーも心癒されます。
あくまでも頭の片隅に。
というお話でした。
夏休み前に
平沢のボートポイント「淡島 〜ねのはな〜」という、原始の海ってこうなんだろうな〜と思わせてくれるポイント。
6月〜8月は、奥駿河湾特有の強烈な潮流と濁りにより、クローズとなる。
よって今月5月が前期の最終月となります。
そんな5月の淡島は・・・
水温変化が少ないので、オオミナベトサカは満開の日が多く、陰日性のキサンゴなどが華やかに咲き、ほんのり流れに乗り、サクラダイ、アカオビハナダイが同じ方向を向いて群れています。
5月の華やかな淡島へ、ぜひ潜りにいらしてくださいね♪
静浦の海中から感じる春の訪れ
浅瀬は、通常はサンゴの勢力多い環境ですが、この時期は、写真のフクロノリを始め、ホンダワラ、ヒジキなど海藻が勢力拡大してきます。
今月の写真がまさにそんなのを表現しています。
皆さんがイメージする「春濁り」という言葉もありますが、ここは意外にも、水は綺麗なんですよ。
そしてマクロも、水温が一番下がる2月〜3月は、深場の生物も出現します。
写真のゴルゴニアンシュリンプも、毎年のこの時期の人気生物です。
毎年、黄色黒柄のものが多いですが、今年は初の紅白バージョンが出現しました。
こんな海中環境や、生物を観るようになり、陸上で水面休息していると、ポカポカ陽気。
春の訪れを感じるんです。
絶好調の淡島
我がホームとする奥駿河湾にある、平沢からボートで10分ほどのところにポッコリ浮かんでいる島「淡島」。
その沖合にある「根の端(ねのはな)」というポイントがあります。
駿河湾の奥地にあるので、大きなうねりなどが入ることも少なく、穏やかな海中に陰日性サンゴがひしめき合っています。
そんな幻想的な海中に、サクラダイやアカオビハナダイなども、彩り豊かに演出してくれています。
12月〜2月くらいまでは、水温変化も少なく、名物のオオミナベトサカも満開の日が多く、水も綺麗な時期なので、ベストシーズンと行っても過言ではないでしょう!
手付かずな原始の海の中を覗きにいらしてくださいね♪
本年もよろしくお願い致します!
静浦・平沢・淡島・・・「奥駿河湾」の海を全力でガイドさせて頂きます!
お気軽に遊びにいらしてくださいね〜♪
バトンタッチ
7月ですね〜夏ですね〜。
長々と寄稿させて頂きました、豪海倶楽部も今月を最後に、ふらら日和 新スタッフの今井和真にバトンタッチをすることになりました。
今まで、ご愛読ありがとうございました!!
というわけで、今月の写真は、7月中旬まで続くであろう、クロホシイシモチの卵受け渡しのシーン。
命と命の受け渡し。
僕を育ててくれたと言っても過言ではない豪海倶楽部の交代にふさわしいかなと。
今井くん、頑張ってね〜〜♪
海で元気を!
今月も海で賑やかに!そして元気に遊びましょう♪
わびさびーち
5月ですね〜。
この時期の平沢ビーチの海中は、深度により景観がガラッと変わり、泳いでいるだけで楽しい季節なんです。
代表的なのが、エントリーして直ぐの浅瀬のホンダワラの林。
ミドリイシというサンゴも海藻に囲まれ、日本的な侘びな雰囲気漂う素敵な場所です。
そして、砂地に降りた水深10mくらいにあるパイプ漁礁。
トゲトサカなどカラフルなソフトコーラルに彩られ、心踊らせられる寂びイメージの場所。
この両極端なシーンが見られるのが、この時期の平沢ビーチ。
2度美味しいダイビングを堪能しにいらしてくださいね♪
生息域の共有
静浦の代名詞でもある、ヒメエダミドリイシの群落。
この時期は、海藻が勢力拡大してきます。
的な、今月の写真。
よーーく観てみると、海藻は揺れを利用して成長するので、潮あたりがよく揺れる根の斜面側に陣取る。
サンゴは、揺れや潮あたりの少なく、日当たり良いところを陣取る。
お互いそれ以上は、攻めない。求めない。
攻めても意味がない、、が正しいかな。
それぞれが生きる為の知恵を絞って、生息域の共有をしているんですね。
人間様も見習ってほしいものです。
戦争は意味はない! 直ちにやめましょう!!!
ひとあしおさきに
静浦の海でも、海中では、ひと足お先に「新緑」の季節のようです。
海中の新緑
陸上では、4〜5月が新緑の季節なのでしょうが、海中を覗いてみると、今が新緑の季節のようです。
写真は、平沢のタイドプールですが、水溜りの中にも、緑色の藻がびっしり生え、光合成し、生命感を感じます。
あいにくの雲が多い曇天ですが、上は冬らしい富士山が聳え立っています。
こんな光景が見られるのも、西伊豆「平沢」ならではないでしょうか!
ぜひ近い西伊豆へ遊びにいらしてくださいね〜♪
進化の年
あけましておめでとうございます!
今年は、コロナ禍の2年潜り込んだ成果を生かして、良きガイドが出来るよう精進していこうと思います♪
平沢と静浦の海共々ふらら日和をどうぞよろしくお願い致します!!
20mの根
西伊豆の入り口にある「平沢」のボートポイント「淡島」。
海中は「原始の海」ってこんなんだろうね〜。と思えるような、手付かずな幻想的な光景です。
中でも30mの白いニョロニョロこと「オオミナベトサカ」の根はかなりの人も注目され、今年も沢山写真を撮って頂いた人気の場所。
今月は、そこにたどり着く前の水深20mにある「ベニウミトサカ」がびっしり生えた根があります。
サクラダイやカメも絡むこともあり、ここはここで見応え十分です!
浅いので、安心して撮影もできますよ。
来年5月末まで潜れる期間限定ポイントですので、ぜひご覧になりにいらしてくださいね〜♪
というわけで、今年もご愛読ありがとうございました!
来年もどうぞよろしくお願い致します!!
背景に溶け込む魚
こん○○は。ふらら日和のヤギです。
今月は、写真家「吉野雄輔」さんの新刊、どうしてそうなった!?海の生き物シリーズの「海の色」と「海の形」。
この本を、参考に海の中を覗いてみました。
「海の色」にある題材の背景に溶け込む生物が静浦ビーチにいました。
写真をよーく見ると、、真ん中に赤いニシキフウライウオがいます。
そして! その横に、シロアザミヤギに擬態する、白いニシキフウライウオがいるんです!
わかりますか? 解説するとこんな感じ。
見事な擬態!背景に溶け込んでいますね〜。
海中に鏡があるわけでもないのに、自分に似ているものに身を隠せる能力。
面白いし、不思議ですね〜♪ 横から見るとこんな魚なんです。
海の形で身を隠すこの時期ならではのお魚の紹介でした。
そして、海の色で身を隠す魚もいました。
静浦ビーチに多いウミカラマツは、エビや魚の絶好の隠れ家。
自分の体色と同じ色のウミカラマツに身を隠すニシキフウライウオ。色で背景に溶け込む技バージョンです。
こうやって、海中では、護衛や捕食のために背景に溶け込み身を隠し生活している生物がいるんですね〜。
いや〜、海中はほんと不思議で面白いですね。
ぜひ、そんなシーンを観にいらしてくださいね♪
コンデジで撮る平沢の海
秋も本番10月ですね〜!!
どちらかというと、水は濁り気味の奥駿河湾も流石に水が青くなる季節!
台風通過ごとに魚種も増えていく素敵な季節。
特に今年の特徴としては、平沢ビーチ西口の魚影は強烈にすごいです!!
そして、9月より再開のボートポイント、淡島も徐々にコンディション良くなります。
そんな2つのエリアをオリンパスTG-4という今や古い?コンデジを持ち込んで撮ってみました。
まずは平沢ビーチ。
アカカマスの群れが半端なく、ビギナーの方からフォト派の方まで全ての人を興奮の渦に!
突然、目の前に流れ去るタカベの群れ〜〜。
向こうのダイバーが見えなくなっちゃいました。。。
そして、淡島ボート。
名物オオミナベトサカ(白いふわふわ)はまだ6分咲きくらいですが、オレンジや赤のサクラダイ、アカオビハナダイとのコントラストが素敵なポイントです。
手付かずなポイントだけあって潜るほどにいろんな生物が見つかります。とても綺麗なオレンジのイロカエルアンコウも今シーズン新登場!
と、コンデジでも遊べる平沢のベストな海に、ぜひ潜りにいらしてくださいね〜♪
平沢西口のウオウオウオ〜な魚影!
あっという間に9月ですね〜。
9月といえば、年間通しても水も青く魚影も濃い季節。
特に平沢の西口が凄い!
というけで、ワイド特集です!!
ゴオ〜と音ともに、カマスの大群に圧巻!
上に目をやると・・・
イサキの子供の群れ〜〜
に近づくと、今度は・・・
タカベの群れが目の前を通り過ぎる!
それらを勢いつけているのが・・・
ハンターであるカンパチ達!
ビーチダイビングで、この魚影に会えます。
ぜひ平沢は、ふらら日和へ遊びにいらしてくださいね〜♪
それぞれの夏
今年の夏は、暑いですね〜〜。
僕たちは、ほぼ毎日外にいますが、、意外にもダイビングをしていると、体が冷えそれほど暑さを感じません。
とてもエコな遊びではないでしょうか!!笑
そんな静浦の夏は・・・
陸から差し込む光により、、空気粒が大量生産され、、海にエネルギーを与えます。
カエルウオもそんな恩恵にあやかっているのでしょうが、、無邪気に遊んでいるようにも観えますね♪
そして平沢の夏は・・・
目の前にあるタイドプール内で夏を楽しむ魚。
人も、魚も、やっぱり夏は好き!何でしょうか。。。
水分補給は欠かさず、エコな夏の遊び、ダイビングをしにいらしてくださいね〜♪
ガイドのつぶやき
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