今更ながら
こんにちは。いよいよ7月に入り夏目前となりましたね。
今更ながら、6月から本格的に「円周魚眼」を始めました。
ダイビングで使用されるワイドレンズの代表的なものといえば「Fisheye」と呼ばれる「魚眼レンズ」なのですが、その中でも種類がありまます。
通常よく見られる魚眼写真は「対角魚眼」と呼ばれるもので、こんな感じ。
超ワイドで水中の景観や、魚たちの躍動を写し出すのに最適なレンズの一つと言えます。
さらに魚眼レンズには「円周魚眼」と言われるものがあり、対角魚眼よりもさらに広い範囲を映し出すことができるレンズで、撮影画像が円形に映し出される少し不思議なレンズ。
撮影時は写真は横長になっていて、丸く写っている部分以外は黒くなります。
今見れてる写真は、RAW現像時にトリミングし、アスペクト比は1:1にしています。
特殊な写りのレンズなので、使い所は難しいく、何を撮るか中々使い所が難しいレンズですが、個人的には伊東の華やかな景観は、結構ハマるのではないかなと思っています。
まだまだ使いこなせていないレンズですが、色んな角度で伊東の海の素晴らしさを伝えられたらなと思うばかりです。
クロ
今年は例年より早く梅雨入りしそうだとの話ですね。
早く始まる分、早く終わってくれるならありがたいのですが・・・どうなるでしょうか?
さて、夏季限定・五島根OPENしました。
順調に注目とご予約が増えてきています、今シーズンも沢山の方に素晴らしい色彩の海をご案内できるのが楽しみです。
本来なら五島根の写真をここでアップして行くつもりでしたが、先日珍しい生物を発見し撮影したので、ここでもご紹介したいと思います。
黒い体に黄色い尾鰭、真っ白な特徴的な腹鰭が特徴的なキンチャクダイ。
過去にいろんな場所で発見はされているようですが、「幻の」と付くほどレアな魚のようです。
もちろん伊東でも私自身も、初めての発見となりました。
そうそう、こんなカオスなシーンも・・・
とっても貴重なシーンでしたが、撮影しきれず・・・未熟な腕を呪います。
どうやら今回発見したクロキンチャクダイは、色彩変異のようで、その中でもあまり見られていない色彩変異の可能性があるとの事。
あまり頻繁に訪れる場所ではありませんが、少し気にしながら観察できる限りしていきたいと思います。
夏季限定・五島根OPEN
桜の季節もあっという間に過ぎ、山は青々と生命力を感じる緑の色付きが始まりましたね。
5月といえば、伊豆半島の海はまだ若干水の冷たさを感じる季節ですが、今年は異例に早く当たった台風1号の影響で、各地に黒潮の影響が出ていて水温が少し高いです。
まあまだ快適にウエットスーツで!と言える水温ではありませんが、ドライのインナーを減らしたり、6.5mmスーツやセミドライといったスーツに衣替えが昨年より早くなるのかな?という感じです。
さて、伊東の5月は待ちに待った夏季限定ポイント「五島根」のオープンです。
何度か記事にも書かせていただきましたが、五島根は伊豆半島では最大級と言っても過言ではないソフトコーラルの群生が見られる場所で、5月16日〜9月15日までの4ヶ月間潜ることが可能なポイント。
数年前まで実はそんなに注目されていなかったこのポイントも、今やソフトコーラル目当ての方からの予約が一気に増え、伊東の中でも「白根」に負けない人気ポイントとなってます。
相模湾を回る沖合の潮の影響と、伊東の山中から流れ出る山の恵みがぶつかる場所にポイントがあり、足の踏み場・・・いや、手を着く場所さえ見つからないほどのソフトコーラル。
3つの大きな根があり、その根それぞれに群生する種類や景色が違うので、潮流や潮汐などのデータを駆使し、どこが今現時点で最も咲いているのか予測を立て狙って潜るポイント。
各根の紹介を拙い文章でするよりも、写真でも見て頂いた方がわかりやすいと思うので続きは写真で!
五島根北
大きな根と大小様々なクレパスが特徴的なポイントで、ソウシカエルアンコウの生息地としても知られているポイント。
五島根南
メインの根、飛び根、離れ根と3つの根で形成されるポイントで、メインと飛び根の間にある丘の様になっている場所には、背の低いトサカ類やこの場所だけ特殊に育ったナンヨウイボヤギの群生が最大の特徴。
五島根中
北と南の間にあるU字型の根があり、五島根の中で最も平均水深が浅く、南北両方の根にもアクセスできるので、予測に迷ったら選択することが多いポイント。
安定した水深なので、じっくりワイドにマクロに集中できる。
ブイ下の壁面を埋め尽くすトサカ類は満開になると、紅葉で染まる山を想像させるほどの景色。
メインの根から離れると、ここのエイリア特有の景色があるのも見所。
簡単な紹介ではありましたが、先ずは実際に目で見てもらいたいポイント。
伊豆半島にもこんなにもカラフルなポイントがあったんだ!って思ってもらえること間違いなしです。
1度と言わず4ヶ月間でも景色が様変わりしていきますので、何でも潜ってもらいたいポイントです。
4ヶ月間、可能な限り満開に近い状態をお見せできる様に、全集中でご案内させていただきますので、皆様のお越しを心よりお待ちしております♪
春色に
春が来ましたね。
人気のアイドルもホッと一息、お花見してました。
この投稿がアップされるのは4月1日。
私はマリンダイビグフェア2022に参加しております。東京に出るのはまだ少し不安はありますが・・・
お時間のある方は是非、会場までお越しくださいね!
ガイド会U45メンバーとして、伊東の海の写真をワイドとマクロ各1枚を展示させていただいております。
所変われば・・・
こんにちは、いよいよ春の陽気が強くなる日が増えてきましたね。
陸上が暖かくなってくると、水中の寒さも和らいでいきます。
今年は水温もここ最近に比べるとグッと下がったタイミングもあったので、強い春濁りがあるかもしれませんね。
少しづつ暖かくなってくるこの時期で、水中透明度が高い内に是非潜りにきていただけると嬉しいです。
もちろん春濁りが始まったとしても、色彩豊かな伊東の海は十分楽しめる海なので、問題はないのですが。
今月は、今まであまり注目していなかった魚に関して。
こちらは、アデイトベラというベラ科の魚です。
正直今まで伊東でガイドしていて、何度も目にしていたけど注目していなかった魚の一つで、先日カメラを持って入った際に、突如目の前に現れました。
「綺麗だな〜」と柄とカラーに魅了され、何気なく1枚シャッターを切ったのをインスタグラムに投稿したら、友人や先輩から絶大な反応が!
どうやら他所では結構珍しいベラのようで、その理由はまず「生息水深」にある様です。
要は、深場のベラってことだと思います。
そこで、さらにその話を聞いて改めて潜ってみると、以前撮った場所にも変わらず居たのですが、全く違う場所でもオス個体を発見。
これはすごい!と息巻いて、伊東で長くガイドする先輩に「アデイトベラって珍しいんですね!」って聞いてみると・・・薄〜い反応。
「珍しいには珍しいけど、普通にいるよね・・・」ですって。
これは、伊東の海の特徴の一つなのかもしれませんね。
人気のマダラハナダイも、他所に比べると通年コンスタントに確認できており、水深も他所に比べると浅いってことからも言えそうです。
おそらく今までも、貴重な生物を無知なために見過ごしたりしていたのかと思うと、まだまだ勉強しなきゃなと痛感しました。
冬〜春は深場の生物が浅い水深で出会うチャンスも多いので、定番の素晴らしい生物を紹介しつつ、見逃さない様に狙っていきたいです!
極小サイズ
こんにちは、年始早々にマンボウのお話をUPしたのに・・・残念がらマンボウは出ず、出て欲しくない蔓防が出てしまいました・・・。
すいません、不謹慎でしたね。
でも、本当に早く収まってくれないかと願うばかりです。
さて、伊東の海はここ数年になかったくらいの水温になっております。
現在13度。水温だけ聞くと潜る意欲の減る方も増えてしまいそうですが、潜ってると意外に気にならない感じもします。
私の勝手な思い込みかも知れませんが、肌や体で感じる温度もありますが、「目」で感じる温度もある気がします。
伊東の海は冬季でもカラフルなソフトコーラルが多く見られますので、水中の色で言うと暖色系が多く、気持ち暖かく感じているのは私だけでしょうか?
そんな冬季の海は、ワイドからマクロなガイドに少しシフトします。
夏・秋はワイド中心になりますが、冬季は魚影も少し穏やかになるので、マクロな世界を中心にご案内する機会が増えます。
もちろん大好きで得意なハナダイを中心にご案内することが多いですが、色んなハナダイを捜索したりする際に、多種の魚もどんどん見つかります。
今シーズンに入って見つかった生物の中で、現在最も小さいやつを本日はご紹介します。
日本産ズズメダイとして36番目に登録されたスズメダイだそうで、以前はトウカイスズメダイSPと呼ばれていた深場のスズメダイ。
レクリエーションダイブの範囲内でご案内ができ、今までも何度も発見してきましたが、その中で極小サイズ(小指爪サイズ)で、巣穴がわかりやすく隠れやすいので、長く見られるのではと期待しております。
だた、小さい上に臆病な性格なのでサクッと撮影するには中々骨折りではあります。
「ついでに〜」と言うよりは、じっくり許される限りの時間を使って挑んでもらいたい被写体ですね。
安全を第一にご案内できればなと思うばかりです。
あっ、マンボウの出現もまだまだ期待はしたい時期です。
今まで過去の出現状況から見ても2月はまだまだ期待できるので、マクロ案内しつつ常にマンボウの気配も探っていきたいと思います!
季節来遊魚
いよいよ2021年もラスト月となりましたね。
今年も沢山のダイバーの皆様に伊東の海に潜りに来ていただけました。
ラスト12月も目一杯駆け抜けたいと思います。
今年も例年のごとく色んな変化があり、もっとも大きかったのは台風の直撃がなかったことでしょうか?
今年だけでなく来年にどんな影響が出るんだろうかと思案しつつも、自然の流れの中ではとっても小さな出来事の一つなんだろうと感じている訳ですが、いいことも悪いこともあるようです。
そのことが直接関係があるのかわかりませんが、今年伊東の海でもっとも驚かされたのは、ハゼ界の人気者の登場です。
そう、アケボノハゼの登場です。
伊豆半島全般的に当たり年のようで、色んな場所で見られてますが、調べる限り最も浅く登場したのが、伊東の海だったようです。
伊東では4箇所で発見され、写真の個体は少しだけ深場。
写真には更にレアなフカミスズメダイがいたので、35mmで一画面に収めてみました。
その他にも季節来遊魚は沢山到来していますが、アケボノハゼに負けないくらいのサプライズ登場は、このスズメダイ。
カンザシスズメダイです。
昔はモンスズメダイの別種として認識されていたスズメダイだそうで、東伊豆近隣では恐らくですが伊東が初なのではないでしょうか?(違ってたらごめんなさい)
そして発見したレア物の中で最も小さかったのが、こちらのスズメダイ。
その大きさ大凡ですが、1cm未満。
まだ浮遊期を終えたばかりでしょうか? サイズ的にもですが、腹ビレの長さが驚きでした。
正確にどのスズメダイなのかわかりませんが、特徴からリュウセイスズメダイかな?と推測しています。
昨年は自信満々にリュウセイだ!と断言したのが、タイワンスズメダイだったので、断言はできませんが(汗)
今までレアだったのに、今年かなりの数見られるのが、こちらのヤッコ。
綺麗なお顔にお洒落なデザインのタテジマヤッコ。
真剣にタテジマヤッコ縛りで潜れば1ダイブで3〜4個体は行けそうな位よく見かけます。
さて、これら以外にも沢山の季節来遊魚が到来しておりますが、水温的には12月がかなりのボーダーライン。
いつ見られなくなるか全く予測のつかないタイミングですので、ご紹介できるうちにご紹介したいものです。
そうそう、毎年のことですが今年も始まっております。
サクラダイばかりが目立って人気ですが・・・こちらもの日本固有種!
そう、ナガハナダイです!
今年はかなり早い時期から産卵場に上がってきており、サクラダイの産卵シーズン中にすでに通常水深に待機しておりましたが、11月末に25m〜30m付近で日々産卵をスタートしております。
写真に写ってるのは、ほんの一部。
もの凄い数の群れと、本気の求愛の際に体色の紫が美しく映えるそのシーンは、一見の価値ありですよ!!!
こちらも年内いっぱいとはいかないシーンですので、可能な限り皆さんにご覧いただければなと思っております。
それでは、皆さん2021年潜り納めの月。是非、伊東もご検討くださいね♪
年末も年始もご予約ある限り営業中です!よろしくお願い申し上げます。
日常の景色
結局のところ、先月から期待している「サクラダイの群れ」は正直外れっぱなしな伊東の海。
秋には産卵をほとんど終えるキンギョハナダイが夕刻にはまだ全開バリバリで抱卵放精していたり、サクラダイの産卵場にはメスが異様に増えてはいるもののオスの姿はまばら。
これが、ただ季節的なものが後ろにずれているだけなのか?
今年はこれで終わっていくのか・・・
考えると答えなんて全くわからない訳で。
今目の前にある世界を楽しみにしつつ、皆様に感じてもらえたらと思います。
特別な状況になくても、いつもの華やかさは失っていません。
伊東の普通の景色を楽しみにお越しいただけると嬉しいです!
2021秋これから
今年の〇〇は例年より・・・と、毎年のように言っている気がします。
よくよく考えれば、同じ瞬間なんて二度とないので毎年違って当たり前ってことですね。
さて、本年の夏から秋にかけて、週末ごとに苦戦中です。
もちろん快適に潜れる日も沢山ありますが、大型の連休などは直接影響の出ない台風の影響で、伊東はクローズが連発しております。
記事を書いている今現在も、明日からほぼ一週間クローズ濃厚となっております。
今回は流石に直接影響がありそうなコースと威力ですが・・・ちょと強すぎるのでは?と。
良い影響をもたらしてくれるのを祈りたいばかりですね。
さて、10月は9月に早くも始まると思った「サクラダイの産卵行動」も9月中は完全に不発。
はっきりとした理由はわかりませんが、水中はすでに11月の雰囲気になっています。
今回到来するだろう15号が9月〜10月秋の海の状況に引きも戻してくれることを期待したいところです。
リクエストの多い「サクラダイ・オスの群れ」、小規模な塊が同エリアに3〜4。
これが全て集合すれば、西の彼の地に負けない景観になるのですが・・・
きっと10月には圧巻の景観を、その後にはナガハナダイの産卵行動まで期待したいところです。
8K
5月GWに「and 9ツアー」として、伊東の海を撮影に来てくださった写真家の古見きゅうさんが8月再び撮影にお越しくださいました。
今回は古見さんが20年間、約2万本以上潜ってきて未だ出会った事のなかった深場のアイドルの情報から撮影に来られました。
お目当ての生物はバッチリと2日間撮影いただき、ご本人も納得のお写真が撮れたのではないでしょうか。
深場ばかりではなく「夏らしい伊東の海も」とワイドも勿論撮影されてました!
最新の「Canon R5」+「RF15-35 F2.8L IS USM」を駆使しNauticamハウジングに超BIGサイズのとんでもないドームポートを装備し撮影されてました!
当日は結構な流れがある中で、ほぼブイ下から動かずタカベと40分間格闘されてました!
この大きさのドームポートですからその抵抗を考えると撮影の大変さが思いやられます。でも流石というか、全く集中力を切らさずタカベに紛れて撮影される姿は見惚れるばかりでした。
写真はそんな撮影中に構図や距離感をイメージしてる最中なのか、ふとカメラを下ろした瞬間を1枚撮らせていただきました。
カメラを下ろした瞬間も途切れない集中力と醸し出す雰囲気に、思わずシャッター切ってしまいました。
写真撮影ならこちらがストロボを発光しても大きな迷惑にはなりませんが、動画撮影中なら映像にフラッシュが写り込むので注意が必要ですね(汗)。
さて、今回お越しいただくに際して実はずっと気になっていたことがありまして・・・それは前回GWの撮影後、伊東の情報が全然アップされていなかったことです。
きっとガイドが足りずに、納得のいく撮影結果にならなかったのかと、内心ヒヤヒヤしながらその話をさせていただくと・・・驚きの回答が返ってきました!
「実は・・・前回の撮影は殆どが8Kの動画撮影で・・・」
どうやら、その8Kで撮影いただいた映像をとんでもない8Kモニターで近々流すことになるそうです!
そして、その映像の中に伊東で撮影された物も流されるそうです♪
一体どんな凄い映像が流れるのか・・・今から楽しみで仕方ないですね。
伊東の海は、浅場はイサキやタカベが連日「壁」のように「球」のようになっています。
そして、予測より早く秋のメインとも言うべき「サクラダイ」が産卵の気配を帯びて水深を早くも上げてきています!
夏前の予測では10月に入ってから位かと予測してましたが、これはもっと早い段階からスタートもあり得るかもしれません!
サクラダイ待ちの皆様、今一度スケジュールのご確認が必要かもしれませんよ!
30mm
海の日直前で梅雨も明けて、伊豆半島は一気に夏モードに突入しています。
夏になると急激に忙しくなるトップシーズンに入る訳ですが、唯一困る点が大きなカメラを持って入る機会が少なく事です。
自店のブログならお客様に頂いたお写真でいいのですが、この豪海倶楽部やその他の自分の表現が必要なブログなどはどうしてもどうしてもそう言う訳にもいかず、ご参加者様の状況に合わせてカメラを持ち込んだりさせてもらいます。
そんな中でも、できる限りカメラ装備をコンパクトにする努力をするのですが、ストロボやライトなどの装備を考えると結果的に少し大きくなってしまいます。
人気のTGシリーズなどを上手く使いこなせればいいのですが、それでも結果的に大きくなってしまう。
みなさんどうやってあんなに素敵な写真をガイド中に撮ってるのだろうか・・・
個人的に見た感じで許される限界をサブ機のGX7mk3で探ってみました。
INON社製のハウジングを使用していますが、マクロだと被写体に集中しないと撮れない、ワイドだとストロボ展開がどうしても大きくなってしまうと言う悩みから行き着いたのが「30mm」の画角。
※使用レンズ:Panasonic LEICA DG SUMMILUX15mm/F1.7 ASPH
コンデジでもカバーできるこの画角に、最小限の外部ストロボ装備でいけるのではないかとの算段。
INON社にはレンズ対応にないレンズですが、ワイド用のドームポートなら問題なく写ります。これがいいことなのか?わかりませんが・・・伊東らしい風景を最小限で表現するにはギリギリかなと個人的には合格点。
まあ、結果的にカメラ持って入ってる時点でOUTだ!って言われた元も子もありませんが・・・
そんな中、今人気が上がっている「伊東のソフトコーラル」達を可能な限り「30mm」で切り撮ってみました。
少し遠目に絞って、ストロボを強めに出せばワイドっぽくも狙えます。
ぐっと寄って、30mmらしい画角にソフトコーラルを敷き詰めてみました。
ソフトコーラルに水の空間を取り入れてダイバーも配置。個人的にはなんだか中途半端な気もしつつもお気に入りの写真です。
ソフトコーラルはそれ自体がとっても華やかですが、そこには必ず魚や甲殻類などの生活が絡んでいます。
そのシーンを華やかさと是非撮ってもらいたいな〜とガイドさせていただいています。
最近、カメラをステップアップされる際にご相談をいただくことが増えてますが、通常は「超ワイド」と「等倍マクロ」が挙げれれますが・・・個人的にはこの30mm〜35mmの画角を是非参考にとオススメすることが多い気がします。
難しい画角ですが、伊東の海ではハマるシーンも多いので、気になる方は是非潜りに来られた際にお声掛けくださいね。
五島根
夏季限定ポイント「五島根」がスタートしてから約1ヶ月。
今までは生物中心にご案内する事が多かったのですが、昨年からすっかり紹介するメインの物が変わりました。
今までは、この根に集まる「夏の魚影」と「ソウシカエルアンコウ」がそのメインだったのですが、最近は「ソフトコーラル」がメインに変わっています。
このポイントには3つのブイ(北、中、南)があり、ソフトコーラルの咲き具合とそれに絡む魚達の状況を予測しつつご案内します。
それぞれの根、それぞれの場所によってベストタイミングが違い、まるで大物狙いのダイビングの様な一面があります。
五島根北の代表的な場所。
この根には大小様々なクレパスがあり、そのクレパスの中に立派なソフトコーラルが群生します。
潮の向きで魚達の群れ方も変わりますので、美しいソフトコーラルにどう絡むのかが非常に重要な要素になります。
伊東のダイビングポイントで最も浅い水深で美しい景観を楽しめるのが、五島根南。
伊東の中では水深コントルールがやり易いポイントなので、ビギナーから上級者まで楽しめるオススメポイント。
問題はこの美しい10mから25mまで群生する通称「お花畑」のソフトコーラル達がどれ位咲いてるのか大きなポイントになります。
これから夏になり、さらに魚影が濃くなるこれからが「五島根」の魅了がさらに加速される時期。
残り2ヶ月半、沢山の方にこの美しい場所をご案内できればと思います。
はじめまして! 伊東の海よりお届けします
皆さん、はじめまして!
この度、豪海倶楽部で記事を書かせていただくことになりました、伊豆半島・伊東のDiveFamilyYellow、川坂 秀和と申します。
ダイビング歴こそ長いものの、現地ガイドとしてはまだまだ未熟な面もありますが、ホームグランドの伊東の海の魅力を一人でも多くの方にお届けできるように頑張りたいと思います。どうぞ宜しくお願い申し上げます。
関東圏でも有名な伊豆半島のダイビング。
伊東は歴史こそ長いのですが、現在東伊豆にはIOPや富戸、八幡野、川奈などの人気ポイントも多く、ボートがメインという事もあり、「伊東の海」を知っている方は、現在近隣他所に比べれば知られてないポイントでもあります。
では、伊東の海はどんな海なのか?
伊東は相模灘東側で、東伊豆の玄関口とも言える場所に位置しています。
伊東港には、松川湖にある奥野ダムから流れ出る伊東大川によって山の栄養分が蓄えられた水が流れ込み、また南から上がってくる栄養分豊富な潮流が流れ入ります。
そして、伊東のダイビングポイントはこの「陸の水」と「潮流」が合流し、栄養分豊富な水が合流する場所にボートポイントが存在します。
ボートポイントは港から約10分、その場所には火山の噴火で形成された伊東市唯一の島、手石島(無人島)があり、水中もその島がすっぽり隠れているようなスケールの大きな隠れ根、白根などの魅力的なポイントがあります。
伊東の海はこの「陸と海の水の合流」と「壮大な地形」が作り出すダイビングポイントと言えます。
よく伊東の海を知らない方には、「ダイナミック」「カラフル」「アーティスティック」「フォトジェニック」と、こんな表現をさせていただきます。
そんな海には、ダイビングスポットがブイの数で11箇所のボートポイントがあり、ビーチポイントもあります。
ボートポイントのエリアは広大で、一つの根に最大3つのブイが設置してあり、見たい生物、地形、環境、季節感でポイント選択し、更に時間帯や潮流などでプランを組み上げるのがスタイル。
各ポイントのそれらを知れば知るほど、楽しさの増える海となります。
ポイントの季節感や詳細は、今後少しずつ豪海倶楽部でご紹介させていただこうと思いますが、今回は代表的な3つのポイントで撮影した代表的な写真だけご紹介させて頂きたいと思います。
伊東のメインポイント「白根」。
夏季限定(5月〜9月)「五島根」。
冬季限定(9月〜5月)「尾根残し」。
6月は夏季限定の五島根を中心に、白根と組み合わせて最大3ダイブのご案内をさせて頂きいております。
潮汐、流れ、狙いの景色や生物など、リクエストに最大限お答えできるように全力ガイドをさせて頂きます。
以後、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
ガイドのつぶやき
- 三浦半島・葉山から
- 真鶴半島・湯河原から
- 伊豆半島・伊東から
- 伊豆半島・川奈から
- 伊豆半島・伊豆海洋公園から
- 伊豆半島・大瀬崎から
- 伊豆半島・平沢/静浦から
- 伊豆諸島・八丈島から
- 静岡・三保から
- 紀伊半島・尾鷲から
- 和歌山・串本/古座から
- 高知・沖の島から
- 鹿児島・屋久島から
- 沖縄・本島から
- 沖縄・久米島から
- 沖縄・西表島から