ゆうすけの豪海倶楽部The Diving Junky Magazine

いつの間にか・・・

こんにちは、夏の間投稿をお休みしており、久々の投稿になってしまいました。

今回の注目は「カシワハナダイ」。

元々は季節来遊魚だったこの魚が、数年前から越冬する個体が増え始め、最近本格的な産卵シーンを目撃するようになりました。

これは嬉しいと両手を挙げて喜ぶことではないかも知れませんが、自然界の成り行きなので、個人がどうこう危惧してもどうにもなりません。

正式に伊豆普通種として認識して良いのかは分かりませんが、折角なので今までいたハナダイたちと上手く共存共栄してほしいと思っています。

今回の写真は、そんなカシワハナダイ雄の婚姻色。

カシワハナダイ 雄の婚姻色

この姿が見られるのは、夕方の限られた時間。

もちろん求愛や放精放卵のシーンも見ることができますので、是非興味のある方はリクエストください。

人気の・・・

みなさんこんにちは。

あっという間に梅雨が明け、すっかり夏日が続いていますね。

昨年よりもさらに猛暑日が多く、私の周辺でも体調を崩されている方も多いです。

まだまだ暑い日が続くので、今年の夏は注意が必要ですね。

海は7月に入り良い潮が入って、一気に水温と透明度が上がり、水中も夏モードに突入しています。

あとは台風の到来で、生物も一気に夏モードになると思われますが、穏やかな海況が続く今を維持したいという、我儘な思いも混在しますね。

さてさて、水中は今年も大人気頂いております「五島根」より。

毎年五島根は、少し早くサクラダイが群れ始めます。

先月は水深40m付近に多くいたサクラダイのオスが、7月に入り水温の上昇とともに一気に浅場へ移動してきています。

まだまだ婚姻色が出るまでではありませんが、沢山いる個体の中からすでに求愛のダンスを始めています。

それが求愛なのか、練習にあたるものなのか・・・雌はまだまだ準備ができていないので、全くその気はないのが滑稽で、それはそれで見ていて楽しいものです。

サクラダイとなると、どうしても雄個体の群れ以外に注目を集めることが少ない気がしますが、群れのインパクトだけでなく、個体の動きも観察しながら、サクラダイ自体の生態もご紹介できたらなと思っています。

サクラダイの群れ

大人気の「五島根」は9月15日までの夏季限定オープン。

昨年は期間延長がありましたが、今年は厳しそうです・・・圧巻のソフトコーラルや驚くほどの魚影を楽しみたい方は、是非期間中にお越しいただければと思います。

産卵シーン

台風と重なることの多かった今年の梅雨。

台風通過後は梅雨だったかと思うほどの天気の良い日で、ダイビング日和が続いています。

7月に入ったことで、伊東の海は最終出船がさらに遅い時間に出船が可能となります。

夕方の暗い海に潜れる利点は、なんといってもハナダイの産卵時間に潜ることができることです。

7月はキンギョハナダイ、8月後半から9月はサクラダイと人気の夏季限定「五島根」、メインポイントの「白根」で観察することができます。

潜水時間の関係で、オスがメスを巻き込む様に行う産卵行動は簡単ではありませんが、一度始まれば圧巻のシーンが繰り広げられます。

まだ、これといった写真が撮れていないのが悔しい所ですが、夏・秋特有のダイビングとして、是非挑んで貰えたら嬉しいです。

ちなみに、産卵はその最後のシーンだけが多く取り上げられますが、実は1日を通して産卵のためを行動していたりするので、朝からその行動を意識しつつ、夕刻に最後の瞬間を見てもらえたら更に楽しさ倍増ですよ!

写真は、最近撮影した最終出船エキジット直前の五島根のキンギョハナダイの様子。

ただ、群れている様に見えるこの景色も、ブリーフィング後に実際に目で見ていただくと、何が違うのか分かっていただけるかも。

五島根のキンギョハナダイ

激しき舞うキンギョハナダイの求愛からの産卵。

優雅に踊るサクラダイの産卵。

同じハナダイの仲間でも全く異なる産卵シーンは、一見の価値ありです!

美しく咲く

5月16日より待ちに待った夏季限定ポイント「五島根」がオープンしております!

初日から良い潮のタイミングに恵まれ、色とりどりのソフトコーラルと、そこに舞うキンギョハナダイたちが私達の興奮を最高潮に引き上げてくれています。

キンギョハナダイの群れ
美しく咲くソフトコーラル

ずっと満開に咲いてる訳ではないですが、ここ数年で培った自己データをもとに、可能な限り美しく咲くソフトコーラルをご覧いただけるようにご案内いたします。

昨年は、特別企画で五島根の潜水期間が11月15日まで延長されましたが、今年は現状9月15日でクローズする予定です。

あっという間の4ヶ月ですので、是非早い時期に一度潜りに来ていただけると嬉しいです。

週末は埋まり始めている日程もございますので、気になる日程がございましたら、ご一報いただけると幸いです!

16日から

2023年GWがスタートしましたね。

コロナ禍ムードが一気に薄まってたこのタイミングで、最大9連休ですね。

4月に出現したオキノスジエビが好調で、5月も引き続きその存在が確認できています。

オキノスジエビ
オキノスジエビ

通年よりは時期が早目に深場から上がってきたので、分散したり移動するのが早まったりはしていますが、それでも十分数がいて、個人的には過去最大の数といった感じです。

そして、5月といえばお待ちかねの「五島根」が16日からオープンします!

3月の4日間限定の中で発見できた、更に育ったソフトコーラルが待ち受けています。

ソフトコーラル
ソフトコーラル

今シーズンは、すでにキンギョハナダイの数もサクラダイの数もかなり確認できているので、今シーズンも楽しみが増し増しです。

キンギョハナダイ

五島根のオープン期間は、5月16日~9月15日まで。

昨年は特別に11月15日まで延長されましたが、今年はどうなるか現状未定ですので、通常の期間4ヶ月間のうちに、是非潜りに来るご予定を立てていただければ幸いです。

追伸
6月3日、4日に大阪・花博記念公園 鶴見緑地 ハナミズキホールで開催される「Blue Ocean Fes KANSAI 2023」にブース出展いたします。

関西圏の皆様にお会いできるのを楽しみにしております♪

色とりどり

皆様、こんにちは。

しばらく寒い寒いと思っていましたが、気がつくと陸上は暖かい日が増えて、もうすっかり春を感じる季節になりましたね。

寒暖差が多いので、朝晩は冷えますが、日中はとても過ごしやすく、ダイビング後も快適に過ごせる日が増えてきています。

さて、本格的な春直前の伊東の海は、今だに良い透明度が続いています。

魅力的なマクロネタも多いのですが、まだまだ今のうちにワイド撮ってもらいたいなって感じるシーンが多く、例年よりタカベやイサキ、キビナゴの数が減らず、色とりどりのソフトコーラル達に魚影が絡む、伊東らしい景色が広がっています。

色とりどりのソフトコーラル

写真は、今シーズンで一番人気の場所。

少し水深が深かったりしますが、潮の向きなどでも表情の変化があって、見所満載です。

勿論、マクロネタもしっかり蓄え中。

昨年楽しんだ場所が今年も同じとは限らない、今だからこその景色をご案内させていただいております。

しっかり撮影の方も、カメラの練習したい方も、目まぐるしく変化する水中世界を楽しみたい方も、この時期に潜りにきていただきたいですね。

皆様のお越しを心よりお待ちしております。

4月には東京で毎年開催されるマリンダイビングフェアにガイド会メンバーとして写真展に出展します。

2022年に撮った写真から、伊東の海の魅力を発信できれば最高です。

写真展会場で当店のブースも展開しておりますので、是非お立ち寄りください!

それでは、春の海とマリンダイビングフェアにて、皆様とお会いできるの楽しみにしております。

個人的にはトップシーズン

こんにちは。

1月は2年ぶりに海外遠征で、モルディブなどに行かせていただきました。

過去何度か訪れたことのある海でしたが、今まで感じられなかった事を色々感じることのできた旅となりました。

伊東に戻ってからは、大寒波襲来などもありましたが、素晴らしい海が続きました。

冬になると、ダイバーの数は圧倒的に少なくなってしまい、港は寂しい限りですが、海の中は実は1年で一番って言えるくらいに、面白いのです。

1年を通じて、様々な色に変化する伊東の海の色も、冬は海外顔負けのブルー!

天気が良ければ、水中も明るい!

1月は更に、夏に到来した季節来遊魚もまだ沢山見られていて、魚影も濃い。

個人的には、伊東の華やかさを感じるには最も適した季節だと思っています。

ただ、冬が進むに連れて、日に日に魚も少なくなっていきます。

高い透明度で美しいソフトコーラル、それに絡むハナダイや魚影を狙うなら、冬の海です!

2月も透明度いい日が多い月。

マンボウ出現チャンスも期待できる時期。

魚影が減っても、ソフトコーラルやハナダイは沢山いますので、被写体には困らないですよ。

そんな冬の伊東の海の1シーン。

冬の伊東の海

寒いのは、勿論冬ですからね。

でも、今しか感じられない冬の伊東、是非お越しください。

2023

新年明けましておめでとうございます。

2023年も伊東の旬な情報を、少しでも皆様に興味持っていただけるように頑張ります。どうぞ宜しくお願い申し上げます。

2022年ラストは、ニタリや50匹を超えるハンマーリバー、マンボウの出現と大物情報が満載の12月でした。

10月から忽然と姿を見せなくなったハナダイの生魚たちも、少しづつ元いた場所に戻りつつあります。

完全にって訳にはいきませんが、条件が揃うとそれなりの数になるようになり、一安心です。(本来の数にはまだ遠く及びませんが・・・)

今回の写真は、バラナガハナダイ。

伊豆半島での目撃情報は、結構珍しい部類のハナダイです。

幼魚からメスに関しては、ナガハナダイのメスに非常に近く、混泳するようで見分けるのが大変ですが、成魚の雄は非常に発見しやすい見た目です。

通常色の場合は少し困難ですが、婚姻色が出ていると水中でライトを当てなくてもわかるほどの真っ赤な体をしていて、ヒレが水色で非常に美しいハナダイの仲間です。

バラナガハナダイ

バラナガハナダイは婚姻色が減色しても。少し待てばすぐに美しい色を見せてくれます。

ハナダイの中でも広範囲に泳ぐタイプで、深場の生物だけにチャンスは作り出さないといけません。

追いかけ回さず、慎重に観察すると撮影チャンスも多くなります。

ラストスパート

こんには。

10月に長期でお休みさせていただくことになり、11月号をお休みしてしまいました。

さて、いよいよ12月。2022年もラストですね。

夏、秋に到来した生物たもラストスパート!って感じで、命を輝かせています。

伊東の水中も、例年以上の盛り上がりを見せている事もあれば、まさかの事態に悩みまくっている事も沢山ありますが、私たちがもがいても悩んでも仕方ないので、目の前にある素晴らしいシーンを全力でお届けしていきたいと思います。

今日の1枚は、先日発見した「キハッソク」。

伊東では久々の登場で、伊東をガイドする中で、私としては初めての発見です。

和名は「木八束」って書くらしく、身が煮えにくくて、燃料になる木が八束必要って事で、その名になったとか。

浮遊期はとってもユニークな姿のようで、いつか見てみたいなと思ったり。

そんなキハッソク、しばらく観察したので、ワイドで攻めてみました。

キハッソク

単体撮影もいいですが、やっぱり伊東らしい色を入れてみたくなりました。

警戒心の強い魚なので、タイミングはかなり難しいですが、無理しないように、無理させないように、最大の注意と配慮を払っています。

マクロの後は、中層と表層でワイドシーンの連続。

約40分のダイビングがあっという間に終わってしまうくらい、目が休まらない水中です。

ワイドシーン

2022年もラストスパート。

マクロにワイドに、実は一番賑やかで楽しいタイミング。

是非、皆様にも体験していただきたいと思います。

小さい秋見つけた

こんにちは、もう10月ですね。

9月に入って一気に秋に突入・・・

水中に夏があったのかと少々疑問ですが・・・

例年通りややこし気圧配置、台風のコースと勢力・・・

その割に良い影響が中々なかったのですが、14号が通過した後、ようやく例年のように南方種が到来し始めました。

今シーズンは、夏季限定「五島根」が2ヶ月延長でオープンとなり、夏季秋季限定のポイントに変わったので、ワイドリクエストも多く、生物の一番豊富な白根に潜ることが中々少なかったのですが・・・

台風14号通過後はクローズになる予定でしたが、まさかの凪になる日が・・・

頂いていた予約は、伊東の海がクローズ決定とのことだったので中止にしていましたが、予想以上に安定した海況になりましたので、キャンセルさせて頂いたお客様には申し訳ないと思いながらも、久々の調査ダイブへ。

台風通過後の伊東の海は・・・

秋ならではの小さく可愛らしい生物で賑わっていました♪

その中でも個人的に驚いたサイズの生物をご紹介。

キツネベラの幼魚

過去発見したキツネベラの中で最も小さい小指爪サイズ!

まだ浮遊期を終えたばかりでしょうか・・・

色も形も通常見るものではない状態でした。

カンムリベラの幼魚

これまた過去最小サイズのカンムリベラ。

白くて目立つのですが爪楊枝みたいな細さなので中々撮影は大変でした、というよりピン甘(汗)

フィリピンクロミスの幼魚

今年も登場しました!おそらくフィリピンクロミス。

こちらも小指爪サイズの過去1極小サイズ。

こちらは目視でもかなり怪しいレベルの確認だったのに、さらにピンボケ・・・

ホバーリングしながら久々のマクロでは、正直厳しかった(言い訳・・・)

深度的にもあまり粘れない所とタイミングだったので、この1枚しかないのが悔やまれます。

と、これからじっくり潜れば、ドンドン季節来遊魚から深場の生物、通常水深でも可愛いサイズの幼魚が沢山みられる時期に突入です。

そして同時に、五島根も11月15日まで延長となりましたので、ワイドにマクロに忙しい海になりそうです。

今シーズンは白根よりも五島根の方がサクラダイが盛んに集まっていて、今まで以上に素晴らしいシーンをご紹介できそうです。

サクラダイの群れ

中々北東の風に悩まされる時期ではありますが、伊東の海が最も派手に賑わう時期でもありますので、皆様に素晴らしい伊東の海をご案内できるのを楽しみにしております。

発見

こんにちは。

あっという間に8月が終わり、一番盛り上がる9月がスタートします。

9月といえば、普通種・季節来遊種が混在する、伊東の海が最も賑やかになる季節がやってきます。

8月は台風が到来したと思いきや、ほぼ唯の雨降りって感じの台風8号でした。

過去1番と言っていいくらいの低水温な伊東の海でした。

そして、伊東で12年潜ってきて、新たなスポットを発見しました。

サクラダイの群れ
ソフトコーラルの群生

根の周りに、驚くほどのサクラダイ達!

中々に根も大きめで、根を取り囲むようにいるのと、人馴れしていないので、撮影自体は簡単ではありませんが、凄い数のサクラダイがいます。

ソフトコーラルの群生は、私が伊東に潜り始めた頃のような、原始のままの姿のような群生と、ハナダイの数は必見です!

ご案内には、色々条件(難しいものではないですが・・・)があります。

それにしても、私が久々に興奮するほどの場所。

ここは、当店しか現状案内できないと思いますので、ソフトコーラルなどが傷んで行かないように・・・

また、ダイバーの影響で、ソフトコーラルがどれほど傷んでいくのかの検証もできるのでは、と考えています。

タイミング

こんにちは、あっという間に夏真っ盛り。

8月に入ったということは、夏のピークがすでにそこまで来ているってことですね。それを超えると秋・・・あっという間に季節が流れていきます。

沢山の方に潜りにきて頂けるようになった最近、よく聞かれる「いつがベストシーズンですか?」という質問。

私の中では、毎月ベストシーズンです!

伊東の海は毎月、比較的容易に変化を感じられるくらい、海の中が変わります。

8月は「新しい生物が到来する季節(季節来遊魚)」であり、「圧倒的な魚影」のシーズン。

季節来遊魚が伊東らしい背景の場所で見つかると、テンション上がりるシーズンです♪

今シーズンは、あっという間に梅雨が明けたと思ったら、梅雨のぶり返しのような天候が続きました。

伊東は、時期的にも西寄りの風が続くため、安定した海況が続き、順調に夏の海へと移行しています。

梅雨前には小さかったタカベやイサキも立派なサイズに育ち、いつの間にかカンパチなども入ってきて、水中は賑やかなシーンが頻繁に見られます。

特に潮周りや時間帯の良い場所に当たると、魚たちがソワソワとしているシーンに当たります。

普段は、そんなに目が行く感じではないナノハナスズメダイの成魚。

一斉にクリーニングされているナノハナスズメダイ

満月の翌日は、ビックリするくらいの数が一斉にクリーニング。

こんなシーンがあっちこっちで繰り広げられていました。

普段からクリーニングはされているシーンは見たりしますが、集団でそれもそんなグループが多数ある瞬間は、沢山あるシーンの中でも珍しく、おそらくこの後産卵行動に移ったりするのかな?と思われます。

クリーニングされているキジハタ

普段は中々写真を撮らせてくれないキジハタも、ダイバーのことお構いなしにクリーニングされてました。

なんて事ない普通種でも、タイミング次第で面白いシーンがゴロゴロ転がっています。

珍しい深場の生物も勿論、ダイナミックな魚影も圧倒的なソフトコーラル群も抜群にいいですが、その瞬間しか見れないシーンも逃せませんね。

未だ到来しない台風も気になりますが、環境などに影響がないなら一層のこと来なければいいのに・・・なんて思ったりしますね。

来月には毎年注目の「サクラダイ」が動き始めます。

夏季限定の「五島根」も残すところ45日・・・・秋深まるその時まで、夏を満喫したいものです。

今更ながら

こんにちは。いよいよ7月に入り夏目前となりましたね。

今更ながら、6月から本格的に「円周魚眼」を始めました。

ダイビングで使用されるワイドレンズの代表的なものといえば「Fisheye」と呼ばれる「魚眼レンズ」なのですが、その中でも種類がありまます。

通常よく見られる魚眼写真は「対角魚眼」と呼ばれるもので、こんな感じ。

対角魚眼

超ワイドで水中の景観や、魚たちの躍動を写し出すのに最適なレンズの一つと言えます。

さらに魚眼レンズには「円周魚眼」と言われるものがあり、対角魚眼よりもさらに広い範囲を映し出すことができるレンズで、撮影画像が円形に映し出される少し不思議なレンズ。

円周魚眼

撮影時は写真は横長になっていて、丸く写っている部分以外は黒くなります。

今見れてる写真は、RAW現像時にトリミングし、アスペクト比は1:1にしています。

特殊な写りのレンズなので、使い所は難しいく、何を撮るか中々使い所が難しいレンズですが、個人的には伊東の華やかな景観は、結構ハマるのではないかなと思っています。

まだまだ使いこなせていないレンズですが、色んな角度で伊東の海の素晴らしさを伝えられたらなと思うばかりです。

クロ

今年は例年より早く梅雨入りしそうだとの話ですね。

早く始まる分、早く終わってくれるならありがたいのですが・・・どうなるでしょうか?

さて、夏季限定・五島根OPENしました。

順調に注目とご予約が増えてきています、今シーズンも沢山の方に素晴らしい色彩の海をご案内できるのが楽しみです。

本来なら五島根の写真をここでアップして行くつもりでしたが、先日珍しい生物を発見し撮影したので、ここでもご紹介したいと思います。

クロキンチャクダイ(ウケグチキンチャクダイ)
クロキンチャクダイ(ウケグチキンチャクダイ)
クロキンチャクダイ(ウケグチキンチャクダイ)

黒い体に黄色い尾鰭、真っ白な特徴的な腹鰭が特徴的なキンチャクダイ。

過去にいろんな場所で発見はされているようですが、「幻の」と付くほどレアな魚のようです。

もちろん伊東でも私自身も、初めての発見となりました。

そうそう、こんなカオスなシーンも・・・

クロキンチャクダイ&アデイトベラ
クロキンチャクダイ&アデイトベラ

とっても貴重なシーンでしたが、撮影しきれず・・・未熟な腕を呪います。

どうやら今回発見したクロキンチャクダイは、色彩変異のようで、その中でもあまり見られていない色彩変異の可能性があるとの事。

あまり頻繁に訪れる場所ではありませんが、少し気にしながら観察できる限りしていきたいと思います。

夏季限定・五島根OPEN

桜の季節もあっという間に過ぎ、山は青々と生命力を感じる緑の色付きが始まりましたね。

5月といえば、伊豆半島の海はまだ若干水の冷たさを感じる季節ですが、今年は異例に早く当たった台風1号の影響で、各地に黒潮の影響が出ていて水温が少し高いです。

まあまだ快適にウエットスーツで!と言える水温ではありませんが、ドライのインナーを減らしたり、6.5mmスーツやセミドライといったスーツに衣替えが昨年より早くなるのかな?という感じです。

さて、伊東の5月は待ちに待った夏季限定ポイント「五島根」のオープンです。

何度か記事にも書かせていただきましたが、五島根は伊豆半島では最大級と言っても過言ではないソフトコーラルの群生が見られる場所で、5月16日〜9月15日までの4ヶ月間潜ることが可能なポイント。

数年前まで実はそんなに注目されていなかったこのポイントも、今やソフトコーラル目当ての方からの予約が一気に増え、伊東の中でも「白根」に負けない人気ポイントとなってます。

相模湾を回る沖合の潮の影響と、伊東の山中から流れ出る山の恵みがぶつかる場所にポイントがあり、足の踏み場・・・いや、手を着く場所さえ見つからないほどのソフトコーラル。

3つの大きな根があり、その根それぞれに群生する種類や景色が違うので、潮流や潮汐などのデータを駆使し、どこが今現時点で最も咲いているのか予測を立て狙って潜るポイント。

各根の紹介を拙い文章でするよりも、写真でも見て頂いた方がわかりやすいと思うので続きは写真で!

五島根北
大きな根と大小様々なクレパスが特徴的なポイントで、ソウシカエルアンコウの生息地としても知られているポイント。

五島根北
五島根北
五島根北

五島根南
メインの根、飛び根、離れ根と3つの根で形成されるポイントで、メインと飛び根の間にある丘の様になっている場所には、背の低いトサカ類やこの場所だけ特殊に育ったナンヨウイボヤギの群生が最大の特徴。

五島根南
五島根南
五島根南
五島根南

五島根中
北と南の間にあるU字型の根があり、五島根の中で最も平均水深が浅く、南北両方の根にもアクセスできるので、予測に迷ったら選択することが多いポイント。

安定した水深なので、じっくりワイドにマクロに集中できる。

ブイ下の壁面を埋め尽くすトサカ類は満開になると、紅葉で染まる山を想像させるほどの景色。

メインの根から離れると、ここのエイリア特有の景色があるのも見所。

五島根中
五島根中
五島根中

簡単な紹介ではありましたが、先ずは実際に目で見てもらいたいポイント。

伊豆半島にもこんなにもカラフルなポイントがあったんだ!って思ってもらえること間違いなしです。

1度と言わず4ヶ月間でも景色が様変わりしていきますので、何でも潜ってもらいたいポイントです。

4ヶ月間、可能な限り満開に近い状態をお見せできる様に、全集中でご案内させていただきますので、皆様のお越しを心よりお待ちしております♪

春色に

春が来ましたね。

人気のアイドルもホッと一息、お花見してました。

お花見マダラ

この投稿がアップされるのは4月1日。

私はマリンダイビグフェア2022に参加しております。東京に出るのはまだ少し不安はありますが・・・

お時間のある方は是非、会場までお越しくださいね!

ガイド会U45メンバーとして、伊東の海の写真をワイドとマクロ各1枚を展示させていただいております。

所変われば・・・

こんにちは、いよいよ春の陽気が強くなる日が増えてきましたね。

陸上が暖かくなってくると、水中の寒さも和らいでいきます。

今年は水温もここ最近に比べるとグッと下がったタイミングもあったので、強い春濁りがあるかもしれませんね。

少しづつ暖かくなってくるこの時期で、水中透明度が高い内に是非潜りにきていただけると嬉しいです。

もちろん春濁りが始まったとしても、色彩豊かな伊東の海は十分楽しめる海なので、問題はないのですが。

今月は、今まであまり注目していなかった魚に関して。

アデイトベラ

こちらは、アデイトベラというベラ科の魚です。

正直今まで伊東でガイドしていて、何度も目にしていたけど注目していなかった魚の一つで、先日カメラを持って入った際に、突如目の前に現れました。

「綺麗だな〜」と柄とカラーに魅了され、何気なく1枚シャッターを切ったのをインスタグラムに投稿したら、友人や先輩から絶大な反応が!

どうやら他所では結構珍しいベラのようで、その理由はまず「生息水深」にある様です。

要は、深場のベラってことだと思います。

そこで、さらにその話を聞いて改めて潜ってみると、以前撮った場所にも変わらず居たのですが、全く違う場所でもオス個体を発見。

アデイトベラ

これはすごい!と息巻いて、伊東で長くガイドする先輩に「アデイトベラって珍しいんですね!」って聞いてみると・・・薄〜い反応。

「珍しいには珍しいけど、普通にいるよね・・・」ですって。

これは、伊東の海の特徴の一つなのかもしれませんね。

マダラハナダイ

人気のマダラハナダイも、他所に比べると通年コンスタントに確認できており、水深も他所に比べると浅いってことからも言えそうです。

おそらく今までも、貴重な生物を無知なために見過ごしたりしていたのかと思うと、まだまだ勉強しなきゃなと痛感しました。

冬〜春は深場の生物が浅い水深で出会うチャンスも多いので、定番の素晴らしい生物を紹介しつつ、見逃さない様に狙っていきたいです!

極小サイズ

こんにちは、年始早々にマンボウのお話をUPしたのに・・・残念がらマンボウは出ず、出て欲しくない蔓防が出てしまいました・・・。

すいません、不謹慎でしたね。

でも、本当に早く収まってくれないかと願うばかりです。

さて、伊東の海はここ数年になかったくらいの水温になっております。

現在13度。水温だけ聞くと潜る意欲の減る方も増えてしまいそうですが、潜ってると意外に気にならない感じもします。

私の勝手な思い込みかも知れませんが、肌や体で感じる温度もありますが、「目」で感じる温度もある気がします。

伊東の海は冬季でもカラフルなソフトコーラルが多く見られますので、水中の色で言うと暖色系が多く、気持ち暖かく感じているのは私だけでしょうか?

そんな冬季の海は、ワイドからマクロなガイドに少しシフトします。

夏・秋はワイド中心になりますが、冬季は魚影も少し穏やかになるので、マクロな世界を中心にご案内する機会が増えます。

もちろん大好きで得意なハナダイを中心にご案内することが多いですが、色んなハナダイを捜索したりする際に、多種の魚もどんどん見つかります。

今シーズンに入って見つかった生物の中で、現在最も小さいやつを本日はご紹介します。

ゲッコウスズメダイ
ゲッコウスズメダイ

日本産ズズメダイとして36番目に登録されたスズメダイだそうで、以前はトウカイスズメダイSPと呼ばれていた深場のスズメダイ。

レクリエーションダイブの範囲内でご案内ができ、今までも何度も発見してきましたが、その中で極小サイズ(小指爪サイズ)で、巣穴がわかりやすく隠れやすいので、長く見られるのではと期待しております。

だた、小さい上に臆病な性格なのでサクッと撮影するには中々骨折りではあります。

「ついでに〜」と言うよりは、じっくり許される限りの時間を使って挑んでもらいたい被写体ですね。

安全を第一にご案内できればなと思うばかりです。

あっ、マンボウの出現もまだまだ期待はしたい時期です。

今まで過去の出現状況から見ても2月はまだまだ期待できるので、マクロ案内しつつ常にマンボウの気配も探っていきたいと思います!

季節来遊魚

いよいよ2021年もラスト月となりましたね。

今年も沢山のダイバーの皆様に伊東の海に潜りに来ていただけました。

ラスト12月も目一杯駆け抜けたいと思います。

今年も例年のごとく色んな変化があり、もっとも大きかったのは台風の直撃がなかったことでしょうか?

今年だけでなく来年にどんな影響が出るんだろうかと思案しつつも、自然の流れの中ではとっても小さな出来事の一つなんだろうと感じている訳ですが、いいことも悪いこともあるようです。

そのことが直接関係があるのかわかりませんが、今年伊東の海でもっとも驚かされたのは、ハゼ界の人気者の登場です。

アケボノハゼ

そう、アケボノハゼの登場です。

伊豆半島全般的に当たり年のようで、色んな場所で見られてますが、調べる限り最も浅く登場したのが、伊東の海だったようです。

伊東では4箇所で発見され、写真の個体は少しだけ深場。

写真には更にレアなフカミスズメダイがいたので、35mmで一画面に収めてみました。

その他にも季節来遊魚は沢山到来していますが、アケボノハゼに負けないくらいのサプライズ登場は、このスズメダイ。

カンザシスズメダイ

カンザシスズメダイです。

昔はモンスズメダイの別種として認識されていたスズメダイだそうで、東伊豆近隣では恐らくですが伊東が初なのではないでしょうか?(違ってたらごめんなさい)

そして発見したレア物の中で最も小さかったのが、こちらのスズメダイ。

リュウセイスズメダイ?

その大きさ大凡ですが、1cm未満。

まだ浮遊期を終えたばかりでしょうか? サイズ的にもですが、腹ビレの長さが驚きでした。

正確にどのスズメダイなのかわかりませんが、特徴からリュウセイスズメダイかな?と推測しています。

昨年は自信満々にリュウセイだ!と断言したのが、タイワンスズメダイだったので、断言はできませんが(汗)

今までレアだったのに、今年かなりの数見られるのが、こちらのヤッコ。

タテジマヤッコ

綺麗なお顔にお洒落なデザインのタテジマヤッコ。

真剣にタテジマヤッコ縛りで潜れば1ダイブで3〜4個体は行けそうな位よく見かけます。

さて、これら以外にも沢山の季節来遊魚が到来しておりますが、水温的には12月がかなりのボーダーライン。

いつ見られなくなるか全く予測のつかないタイミングですので、ご紹介できるうちにご紹介したいものです。

そうそう、毎年のことですが今年も始まっております。

サクラダイばかりが目立って人気ですが・・・こちらもの日本固有種!

ナガハナダイ

そう、ナガハナダイです!

今年はかなり早い時期から産卵場に上がってきており、サクラダイの産卵シーズン中にすでに通常水深に待機しておりましたが、11月末に25m〜30m付近で日々産卵をスタートしております。

写真に写ってるのは、ほんの一部。

もの凄い数の群れと、本気の求愛の際に体色の紫が美しく映えるそのシーンは、一見の価値ありですよ!!!

こちらも年内いっぱいとはいかないシーンですので、可能な限り皆さんにご覧いただければなと思っております。

それでは、皆さん2021年潜り納めの月。是非、伊東もご検討くださいね♪

年末も年始もご予約ある限り営業中です!よろしくお願い申し上げます。

日常の景色

結局のところ、先月から期待している「サクラダイの群れ」は正直外れっぱなしな伊東の海。

秋には産卵をほとんど終えるキンギョハナダイが夕刻にはまだ全開バリバリで抱卵放精していたり、サクラダイの産卵場にはメスが異様に増えてはいるもののオスの姿はまばら。

これが、ただ季節的なものが後ろにずれているだけなのか?

今年はこれで終わっていくのか・・・

考えると答えなんて全くわからない訳で。

今目の前にある世界を楽しみにしつつ、皆様に感じてもらえたらと思います。

伊東の普通の景色
伊東の普通の景色
伊東の普通の景色

特別な状況になくても、いつもの華やかさは失っていません。

伊東の普通の景色を楽しみにお越しいただけると嬉しいです!

2021秋これから

今年の〇〇は例年より・・・と、毎年のように言っている気がします。

よくよく考えれば、同じ瞬間なんて二度とないので毎年違って当たり前ってことですね。

さて、本年の夏から秋にかけて、週末ごとに苦戦中です。

もちろん快適に潜れる日も沢山ありますが、大型の連休などは直接影響の出ない台風の影響で、伊東はクローズが連発しております。

記事を書いている今現在も、明日からほぼ一週間クローズ濃厚となっております。

今回は流石に直接影響がありそうなコースと威力ですが・・・ちょと強すぎるのでは?と。

良い影響をもたらしてくれるのを祈りたいばかりですね。

さて、10月は9月に早くも始まると思った「サクラダイの産卵行動」も9月中は完全に不発。

はっきりとした理由はわかりませんが、水中はすでに11月の雰囲気になっています。

今回到来するだろう15号が9月〜10月秋の海の状況に引きも戻してくれることを期待したいところです。

リクエストの多い「サクラダイ・オスの群れ」、小規模な塊が同エリアに3〜4。

これが全て集合すれば、西の彼の地に負けない景観になるのですが・・・

サクラダイのオス

きっと10月には圧巻の景観を、その後にはナガハナダイの産卵行動まで期待したいところです。

8K

5月GWに「and 9ツアー」として、伊東の海を撮影に来てくださった写真家の古見きゅうさんが8月再び撮影にお越しくださいました。

今回は古見さんが20年間、約2万本以上潜ってきて未だ出会った事のなかった深場のアイドルの情報から撮影に来られました。

お目当ての生物はバッチリと2日間撮影いただき、ご本人も納得のお写真が撮れたのではないでしょうか。

深場ばかりではなく「夏らしい伊東の海も」とワイドも勿論撮影されてました!

タカベの群れと古見きゅうさん

最新の「Canon R5」+「RF15-35 F2.8L IS USM」を駆使しNauticamハウジングに超BIGサイズのとんでもないドームポートを装備し撮影されてました!

当日は結構な流れがある中で、ほぼブイ下から動かずタカベと40分間格闘されてました!

この大きさのドームポートですからその抵抗を考えると撮影の大変さが思いやられます。でも流石というか、全く集中力を切らさずタカベに紛れて撮影される姿は見惚れるばかりでした。

タカベの群れと古見きゅうさん

写真はそんな撮影中に構図や距離感をイメージしてる最中なのか、ふとカメラを下ろした瞬間を1枚撮らせていただきました。

カメラを下ろした瞬間も途切れない集中力と醸し出す雰囲気に、思わずシャッター切ってしまいました。

写真撮影ならこちらがストロボを発光しても大きな迷惑にはなりませんが、動画撮影中なら映像にフラッシュが写り込むので注意が必要ですね(汗)。

さて、今回お越しいただくに際して実はずっと気になっていたことがありまして・・・それは前回GWの撮影後、伊東の情報が全然アップされていなかったことです。

きっとガイドが足りずに、納得のいく撮影結果にならなかったのかと、内心ヒヤヒヤしながらその話をさせていただくと・・・驚きの回答が返ってきました!

「実は・・・前回の撮影は殆どが8Kの動画撮影で・・・」

どうやら、その8Kで撮影いただいた映像をとんでもない8Kモニターで近々流すことになるそうです!

そして、その映像の中に伊東で撮影された物も流されるそうです♪

一体どんな凄い映像が流れるのか・・・今から楽しみで仕方ないですね。

伊東の海は、浅場はイサキやタカベが連日「壁」のように「球」のようになっています。

そして、予測より早く秋のメインとも言うべき「サクラダイ」が産卵の気配を帯びて水深を早くも上げてきています!

夏前の予測では10月に入ってから位かと予測してましたが、これはもっと早い段階からスタートもあり得るかもしれません!

サクラダイ待ちの皆様、今一度スケジュールのご確認が必要かもしれませんよ!

30mm

海の日直前で梅雨も明けて、伊豆半島は一気に夏モードに突入しています。

夏になると急激に忙しくなるトップシーズンに入る訳ですが、唯一困る点が大きなカメラを持って入る機会が少なく事です。

自店のブログならお客様に頂いたお写真でいいのですが、この豪海倶楽部やその他の自分の表現が必要なブログなどはどうしてもどうしてもそう言う訳にもいかず、ご参加者様の状況に合わせてカメラを持ち込んだりさせてもらいます。

そんな中でも、できる限りカメラ装備をコンパクトにする努力をするのですが、ストロボやライトなどの装備を考えると結果的に少し大きくなってしまいます。

人気のTGシリーズなどを上手く使いこなせればいいのですが、それでも結果的に大きくなってしまう。

みなさんどうやってあんなに素敵な写真をガイド中に撮ってるのだろうか・・・

個人的に見た感じで許される限界をサブ機のGX7mk3で探ってみました。

INON社製のハウジングを使用していますが、マクロだと被写体に集中しないと撮れない、ワイドだとストロボ展開がどうしても大きくなってしまうと言う悩みから行き着いたのが「30mm」の画角。

※使用レンズ:Panasonic LEICA DG SUMMILUX15mm/F1.7 ASPH

コンデジでもカバーできるこの画角に、最小限の外部ストロボ装備でいけるのではないかとの算段。

INON社にはレンズ対応にないレンズですが、ワイド用のドームポートなら問題なく写ります。これがいいことなのか?わかりませんが・・・伊東らしい風景を最小限で表現するにはギリギリかなと個人的には合格点。

まあ、結果的にカメラ持って入ってる時点でOUTだ!って言われた元も子もありませんが・・・

そんな中、今人気が上がっている「伊東のソフトコーラル」達を可能な限り「30mm」で切り撮ってみました。

ソフトコーラル

少し遠目に絞って、ストロボを強めに出せばワイドっぽくも狙えます。

ソフトコーラル

ぐっと寄って、30mmらしい画角にソフトコーラルを敷き詰めてみました。

ソフトコーラルとダイバー

ソフトコーラルに水の空間を取り入れてダイバーも配置。個人的にはなんだか中途半端な気もしつつもお気に入りの写真です。

ソフトコーラルとオルトマンワラエビ

ソフトコーラルはそれ自体がとっても華やかですが、そこには必ず魚や甲殻類などの生活が絡んでいます。

そのシーンを華やかさと是非撮ってもらいたいな〜とガイドさせていただいています。

最近、カメラをステップアップされる際にご相談をいただくことが増えてますが、通常は「超ワイド」と「等倍マクロ」が挙げれれますが・・・個人的にはこの30mm〜35mmの画角を是非参考にとオススメすることが多い気がします。

難しい画角ですが、伊東の海ではハマるシーンも多いので、気になる方は是非潜りに来られた際にお声掛けくださいね。

五島根

夏季限定ポイント「五島根」がスタートしてから約1ヶ月。

今までは生物中心にご案内する事が多かったのですが、昨年からすっかり紹介するメインの物が変わりました。

今までは、この根に集まる「夏の魚影」と「ソウシカエルアンコウ」がそのメインだったのですが、最近は「ソフトコーラル」がメインに変わっています。

ソフトコーラル

このポイントには3つのブイ(北、中、南)があり、ソフトコーラルの咲き具合とそれに絡む魚達の状況を予測しつつご案内します。

それぞれの根、それぞれの場所によってベストタイミングが違い、まるで大物狙いのダイビングの様な一面があります。

五島根北

五島根北の代表的な場所。

この根には大小様々なクレパスがあり、そのクレパスの中に立派なソフトコーラルが群生します。

潮の向きで魚達の群れ方も変わりますので、美しいソフトコーラルにどう絡むのかが非常に重要な要素になります。

五島根南

伊東のダイビングポイントで最も浅い水深で美しい景観を楽しめるのが、五島根南。

伊東の中では水深コントルールがやり易いポイントなので、ビギナーから上級者まで楽しめるオススメポイント。

問題はこの美しい10mから25mまで群生する通称「お花畑」のソフトコーラル達がどれ位咲いてるのか大きなポイントになります。

これから夏になり、さらに魚影が濃くなるこれからが「五島根」の魅了がさらに加速される時期。

残り2ヶ月半、沢山の方にこの美しい場所をご案内できればと思います。

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