ゆうすけの豪海倶楽部The Diving Junky Magazine

2年間ありがとうございました

2月は本当にいろいろ出すぎていて、常に焦っている状態が続いている大瀬崎。

フリソデウオやアカナナマダ、他にもアオイガイなど普段現れない生物のバーゲンセールとなっていました(笑)。

ナイトではホウズキイカ科の仲間などが登場しています。

ホウズキイカ科の仲間

日中は少しずづつ海藻類も生え始め、春が近づくのがわかります。草原のようなこの湾内の姿はこの時期ならではです。

草原のような湾内

また西風が強く吹くと靡く光景も見られました。

靡く光景

それと最後に通い続けた先端。

2月9日に大瀬崎のガイドさん達が集まり、釣り糸やルアーなどを取り除いてくれました、ありがとうございます。

今後もこの奇麗な光景が残ってくれることを心より願います。

先端

そしてご報告です、実は今回が最後の記事となります。

私は大瀬館マリンサービスを3月いっぱいで退職することとなりました。今回このゆうすけの豪海倶楽部は最後となります。たった2年という短い期間でしたが、今まで読んでいただき、写真を見ていただき皆様本当に感謝しております。

学生の頃は海洋生物を勉強する専門学校に通い、海洋生物を勉強していました。偶然海の生き物好きな友人たちと出会い、どんどんのその不思議な世界へとのめり込んでいきました。

当初は海にはあまり出ていなかったので水槽で生き物を見る日々が続いたのですが、生き物の勉強がおろそかにならないように必ずバックに入れていたのが日本の海水魚(山渓カラー名鑑)です。

まわりに負けないようにと生き物を覚えようと電車の行き帰りでは欠かさずに図鑑を開いていたのを覚えています。電車でデカい魚の図鑑なんか見ていると、周りにさかなクンかよと笑われたこともありましたが、あの図鑑のおかげで沢山の魚を覚えることができました。

ふと思い出すと、図鑑を見ていると生き物の後ろに撮影者の名前が書いてあります。特に多いのが吉野さんの名前。それからダイビング業界に入ると更に吉野さんの名前はいたる図鑑で見ることとなり、きっとすごい人なのだろうと思いを膨らませていた。

大瀬館に入社して時間が少し過ぎると、色々な方から吉野さんの名前を聞くこととなって、そして大瀬館を昔使っていたことも聞き、数年してからお会いすることができました。

一緒に話することもでき、潜ることもでき、そして今度はその図鑑に写真を載せていただきました。縁とは不思議です、まさかこんな事が起きるとは学生時代は思いもよらなかったでしょうね。

今後は考えた末に、カメラマンとして活動していこうと思っております。憧れていたゆうすけさんたちに負けないように努力していきたいですね。

今までご愛読ありがとうございました。

冬のバリエーション

早いもので今年も、もう二月。

一度は落ちるかと思われた透明度も巻き返しを見せ安定をしてよいコンディションを保ち、さらに年始から変わらずに沢山の浮遊生物がが登場しています。

先端やや深場の世界

透明度が良好な先端やや深場の世界は、少し濃いめの青と鮮やかな紫色のナガハナダイの相性が抜群。

前回のコラムでご紹介した、ヤエギスですが今シーズンは当たりのようで、登場して興奮したかと思えば、1月の後半には2m前後の超大型のヨウラククラゲの仲間に2個体の5cm前後のヤエギスが2匹ついているというものも見られたのです。

潜水して魚を探して狙っている鳥

また浅場では、急に目の前に現れ見ているこちらが驚いてしまう生き物も登場。

正体は魚などではなく鳥。海中ではウミスズメやウミウの仲間、アビ科の仲間などの渡り鳥などが潜水して魚を探して狙っているのが湾内や先端などで多く目撃されます。

求愛中のメバル

こちらは求愛中のメバル、湾内ではこの光景は常に見られています。

今始まっている生き物の生態行動はヤリイカの産卵、ハッチアウト、サビハゼの産卵などが見られます。絶好調な大瀬崎の海で様々な生き物が現れ、撮るバリエーションも増え楽しみが広がりますね。

締めくくりは…浮遊系の爆発!!

明けましておめでとうございます、今年もよろしくお願い致します!

いよいよ2018年になりましたね。

さて、話は少し戻り2017年のラストを締めくくる生き物たちが熱かったです。

えっ!?クリスマスプレゼント!?お年玉の前借り(笑)!?こんなにスゴイ生き物達が出続けていいのか!?っとひたすら驚きの連発!!12月の奇跡をお伝えいたします。

最初は他店ショップさんが見つけられたテンガイハタ。日中に現れた時にはニュースとなり、大瀬全体に情報が流れました。

そんな興奮が冷めぬままにしていると別の日の夜にも、またもや峯水プロカメラマンが別個体を発見!!

その日は他の撮影者も大勢いて、ナイト撮影会となりました。

この期間だけでもテンガイハタの情報は別にも入っていたので、数個体、数十個体?が入って来たのだと推測されますね。

日中のテンガイハタ
日中のテンガイハタ
ナイトのテンガイハタ
ナイトのテンガイハタ

12月の前半にここまで凄い生き物が出てきて、後半は落ち着くのかなぁと思いきや、スタッフの熊谷が見つけてきた稚魚にもまた驚かされました。

1枚目の写真がヤエギスの稚魚、親は200m〜1,000mの深海に住むのです。

さらに彼がナイトで見つけてきたのがトビハタの稚魚。

こちらも生態写真はほとんど出回ってないのではないかと思われる貴重な生き物です。

ヤエギスの稚魚
ヤエギスの稚魚
トビハタの稚魚
トビハタの稚魚

ここでご紹介できない生き物のほかにもソデイカやナガダルマガレイ、ハナダイの稚魚やハダカイワシの仲間の稚魚類などなど、どれも中々お目にかかれない生き物に目が離せない、そして一緒忘れることのできないであろう2017年の12月でした。

トラップは大漁!?

11月の大瀬崎は深海魚フィーバーとなった。

10cmに満たないリュウグウノツカイの出現からゴブリンシャークと知られるミツクリザメの死骸が打ち寄せられ、普段はお目にかかれないような生き物が次から次に入れ替えが起きている。

ライトトラップでは11月前半はとんでもないものが現れた。

前日の情報だとテンガイハタではないだろうかという魚類やユウレイイカ、ホウヅキイカなどのイカの仲間が確認されたがその翌日はサケガシラが現れた。

この個体は70cm前後と大型の個体であった。

サケガシラ

11月終盤になるとタチウオが登場。

面白いことにサイズは5cm前後の稚魚から30cm〜1mの成魚と幅が広い。

写真は5cm前後の個体。

昨シーズンはそこまで多く出ていなかったが調子がいい時は1ダイブで5〜6匹ぐらい確認できる夜もあった。

タチウオ

甲殻類やタルマワシの仲間なども多く出る日があった。

タルマワシは11月の最終週では実に1ダイブで様々な種類が40〜50匹は見れた。

写真の個体はオオタルマワシの可能性があるようだが、種類は完全には不明なようだ。

タルマワシの仲間

こちらも甲殻類のゾエアでヒゲナガモエビ科の仲間。

大瀬崎のライトトラップではよく見かける仲間なのだがサイズが少し大きく体長が2cm前後であった。

このサイズは初めてで何になるのか気になるところである。

ゾエアでヒゲナガモエビ科の仲間

大漁と言える11月のライトトラップ。このペースで行けば12月も深海性の変わった生き物が登場しそう。

次の記事では皆さんが驚くような面白い生き物の紹介ができることを願いたい。

Squid World

富士山は初冠雪が観測され徐々に冬へと季節は変わり始める。

今年は黒潮の蛇行の影響もあったのか海の生物も少し変わった感じがしている。特に季節のをいち早く感じることができるのは浮遊している生き物を見ている時だと私は思う。

早いなぁと思うのはイカの仲間や甲殻類が毎週潜るたびに入れ替わるように変わってくるからだ。

写真のホタルイカモドキ科の1種もその中のイカである。

ホタルイカモドキ科の1種

このホタルモドキ科の1種なのだが、形は全くそっくりな夏にみるナンヨウホタルイカだと思われる個体とはまた違うイカの仲間なのだ。

ナンヨウホタルイカだと思われるイカは目の下にある発光器は5つ。しかし、このイカは9つと多い。

以前、専門の先生に話を伺うと9つあると特徴や分布などで大瀬崎にいるのはホタルイカモドキの可能性が高いとお話を伺たったことがある。

ホタルイカモドキ科の1種

写真で確認するとこちらは目の下の発光器が9つと多いのがわかる。

また、腹側の発光器が、スジが入ったような模様なのも同定の一つだとお話を伺った。

10月の後半に現れたホタルイカモドキ科の1種

こちらは10月の後半に現れた個体。1.5cm前後の小さな個体である。

上の個体は5cm前後の大きさなので、このぐらい小さいと発光器が少ないようで同定が難しいようである。

アカイカ科の仲間

現れるイカはホタルイカモドキだけではない。秋、真っ只中から初冬に登場するイメージがあるのがこのアカイカ科の仲間。

撮影したこの日は、ライトの周りで動いている数個体を見ることができた。

思い出してみれば、昨年は11月に入るとTHE・ホタルイカだと思われるイカも登場した。こちらも発光器の数や触腕にも発光器がついていることで違いがわかるのだ。

黒潮の蛇行の影響は、どこまで面白いことを起こして変わったイカ達を連れて来てくれるのか、これからが期待できる。

秋口の桜の魅力に取り付かれて

この時期になると毎年恒例で見られるサクラダイの群れが綺麗に咲き乱れる。

透明度は20mオーバーと常に良い。外海と言えばもはや柵下以外ありえないだろうと自分で思えるほど、通いに通い詰めた。

この時間帯ならっ!とタイミングを見図り求愛をマクロで狙い、それ以外太陽の位置がいい時間帯はワイドで群れ全体を狙いに行ってきた。

柵下のサクラダイ大群
サクラダイの求愛
サクラダイの求愛
サクラダイの求愛
トゴットメバルとまじ合うサクラダイの群れ
透明度がいい時の太陽を入れたサクラダイの群れ

柵下のドロップ自体場所が深いので、求愛などがそこらじゅうで行われると見とれてしまい我を忘れてしまうこともありそこは怖さもある。

それでも秋口でしか見られない、サクラダイの魅力に取り付かれるような1カ月間であった。

なにかが違う、8月の大瀬

春には全く来なかったアオリイカでしたがここに来て急に多くのペアの産卵が見られ、今年の8月はちょっとここ数年と違ったような雰囲気の大瀬崎の海になりました。

そんな8月のライトトラップでは場を盛り上げてくれたのが何年ぶりに見るウナギギンポ!

ライトに向かってきて周辺をグルグルと周りその後離れて行き、その後再び姿を現しました。日中でも珍しいのに夜、光に集まってくることがわかり驚きました。

ウナギギンポ
ウナギギンポ

また、この時期からお馴染みとなったイカの仲間も登場。

このイカはナンヨウホタルイカ属の1種だと思われます。個体数は少ないですが、相変わず体につく発光器が魅力的で綺麗です。

ナンヨウホタルイカ属の1種

さらにカレイの仲間の稚魚も登場!!

今まではライトトラップは夏が終わってひと段落してから出物が多い印象だったのですが、8月に来てここまで盛り上がったのは久々な気もします。

カレイの仲間の稚魚

そうなると、えっ!!8月の日中はイマイチなのか??っと思ってしまいそうですが、全然そんなことはなく、最初にお話ししたアオリイカの産卵は常に見られていたり、その近くでトラフカラッパが必死に2枚貝を割っている食事しているところが2日間にわたり見られたりと面白い世界が広がっていました。

アオリイカ
トラフカラッパ

次回はいよいよ9月の海、秋の海にへと変化が期待できますね。出物が沢山あり皆さんにお伝えできると嬉しいですね!!

抱卵!抱卵!!抱卵!?

予想以上に雨が少なかった気がする梅雨、晴れ間が続き気が付くとあっという間に夏を迎えておりました。

大瀬崎の海の中も浅場では27度とロクハンウエットスーツでは温いような水温となっております。生き物はまた活発的に繁殖行動が見られ1日たりとも海中観察は目が離せない状態となっております。

先端では稀に見かけるけど中々撮影させてくれない生き物がこの時期だけ撮影しやすい位置にいてくれます。

その生き物の正体はタナバタウオ、岩の天井に卵を産み付け孵化するまで守り続けます。卵を産んだ場 所からはほとんど、離れることはないのです。

抱卵中のタナバタウオ
タナバタウオの卵 拡大

今年はクマノミの抱卵も当たり年です!!

湾内・外海・先端でと卵とそれを守るペアのの姿が見られています。写真では先端のイソギンチャク畑で生活する、クマノミのペアになります。

これで産卵も2サイクル目で、撮影した日に産卵していたようでした。オレンジの卵は遠くからでもとても目立ちます。

当然ですが、近寄ると凄い形相で威嚇です。

抱卵中のクマノミ
抱卵中のクマノミ

夜の海になるとまた、生態行動は燃え上がります。

ネンブツダイやサツマカサゴなどなどあらゆる生き物たちが産卵などの生態行動を行います。

また水温が上がるとガザミなどの甲殻類は抱卵している姿が岩の隙間から見えたり、イセエビの抱卵個体があちこちでウロウロと動きまわる姿も確認できます。

拡大して見てみると目も出てきて凄いことになっています。

抱卵中のイセエビ
抱卵中のイセエビ 拡大
イセエビの卵 拡大

これからさらに生態行動は熱くなるので観察するものや楽しみがさらに増えてきますね、そんな夏の始めの生き物たちの生態行動でした!

ジメジメ・ドロドロ!?な梅雨の物語

雨の日が多い季節になりましたね。

ジメジメした日はつづきますが、あじさいの花がまた一段と綺麗で季節を感じます。

この時期を抜けたらようやく夏が始まりますね。

下田で撮影したあじさい

大瀬崎の海はゆっくりと水温が上昇してきて動きが活発になってきている生き物が沢山です。

昨年ひたすら、追いかけたホンべラやカミナリべラなどのベラ類の産卵は常に見られる状態が続き、岩の間ではマツバスズメダイなどのスズメダイの仲間が卵を張り付けるように産卵するシーンやネズッポの仲間やカレイの仲間は砂地でペアになっている姿も頻繁に見られます。

そして今回は、6月に入ってから私がひたすら追いかけている魚にスポットを当てていきたいと思います。大瀬崎の湾内では普通に見られる魚のハオコゼ。

日中はそこまでウロウロと動かなのですが、今の時期のハオコゼ達は夜になると繁殖行動を行うため、こんなに行動するのか!というくらい出歩きまわります。

動きまわるのは少し体の大きい雄で雌の方まで鰭を使い歩いているような感じ移動していきます。私が見た個体は最初は2匹で雄が雌にアタックをしていました。

最初に見つけたハオコゼのペア

このまま問題なく産卵にまで持ち込むのかっ!と見ていると急に横から別の個体が割り込んできました。

2匹の邪魔をするような感じで別の雄が割って入ってきたのです。

別の雄が割り込みする

急に割り込んで入ってきた雄にびっくりしたのか、慌てて、枯れた海藻の中へと雌が入っていってしました。今まで求愛してた雄は雌に枯れた海藻の中に向かい再びアタックをするも「今日はそんな気分じゃなくなったの!!」みたいな感じで威嚇され、周りをウロウロしだしました。

当然、数十分その個体たちはウロウロはしていたのですが、その晩の恋は終わったようでしたね。

枯れた海藻で悲しそうに待つ雄

また、その日に別ペアを見つけました。

ひたすら、求愛している雄がいたのですが、雌は無視を続けていました。

求愛にのってくれないで雌は無視

残念ながら雄は諦めましたが、スタスタと別のところに行くのです。

実はすぐ近くには別の雌の姿があり、「えっ!?」っと思いカメラを向けてファインダーを覗きました。

すると、すぐさま近づいて求愛を始めたと思った瞬間には産卵浮上していきました。

こっちの雌は雄待ちだったよう

結局は誰でもいいのか!っと突っ込みを入れたくなりましたね。

魚の世界はドロドロの恋は知っていたのですが、一晩でのこれだけのドラマが見られるとはですね。

魚のパパラッチで、おススメですよ!!っとは言えないですが…夜の海でこんな生態行動する生き物達を観察して行くと面白いですよ。

夜光虫光る海

先月の大瀬崎の一大イベントと言ったら、私の中では赤潮ですね。湾内全体一面が真っ赤になるような赤潮、ただ、水中でも写真を撮るのですが、まばらで薄い赤い色となり、何か思っていたイメージと違うので不完全燃焼って感じでした。

それから、その夜ですが奇跡が起こります。

大瀬崎湾内を散歩していると赤潮の影響で夜光虫が桟橋付近で不思議な感じで光っているのでした。

もうこの時は慌てて慌てて、店まで戻りカメラを取りに行き年に1度あるか、ないかの水色のグラデーションで輝く海を撮影することができました。

夜光虫の光る大瀬
夜光虫の光る大瀬 2日目

2枚目の写真は翌日。光っていたのですが風があまり当たらず光が弱かったですね。前日よりはやや控えめ?のような発光でしたが、その夜だけはいつも静かな大瀬崎の海がどこからか情報を聞いてなのか訪れた人たちで賑わっていました。

水中の生物は??っと聞かれると・・・前回の記事でマンボウを!!と意気込んでいたのですが、結局会えずじまい・・・5月は終わり。

まぁミズウオは打ちあがってきましたので、こちらで良しと自分に言い聞かせてます。でもマンボウ見たいなぁ・・・。

ミズウオ

得意のナイトのライトトラップはというと例年通り、いやそれ以上か、この季節はちょっと出物が少なく、普通に底にいる生き物を狙ってのナイトの方が生き物が多い感じですね。

そんな底物(普通)のナイトダイビングでは面白いくらい生き物に寄れるのでコンデジに魚眼レンズを付けて撮影するといつもとは全く違うような生き物の絵が撮れるときがあります。

1枚目はメガネウオ。

メガネウオ

こちらはアヒル!!

ホシノエソ

ではなく、言われないとパッとしないと思いますが、ホシノエソなのです。

普通種の生き物もナイトでは寄ってみると魚眼レンズの力で顔がいつもと違うような感じになり面白い姿をとらえる事ができるのです。

またワイドレンズなどでも日中とは違う面白い光景や寄ってみると生物の変わった姿が撮れたりすることもあるので、いつもと少し変わった感じで撮りたいのであれば、持って行っても面白いかもですね。

大切なのは瞬時の判断

今年の4月はここ数年とは全く違い透明度も上がったり下がったり、水温は14〜15度となかなか上がらず、例年よりもマンボウの情報などが少ないなどのお話も出てきています。

今日は透明度が15mだー!っとワイドレンズを持って次の日に海に入ると薄黒いグリーン色の海の世界になっていたり、また1週間が経過するとオヤッと思えるほど透明度が上がっていたりと、まったく読めない透明度に振り回されています。

まぁいろんな表情の海をみれるということはとても面白いので、個人的には楽しんでやっていますが。^^

外海、グリーンな海
外海、ブルーな海

そして生き物はスナビクニンが当たり年。湾内でわんさか出て来ていたりします。

黄金崎でも先にかなりの情報が出ていたので、西伊豆全体で入ってきたのではないでしょうか?

それと水温が上がりきらないせいもあり、キアンコウやミズウオ、さらにはユウレイイカなども目撃が多いです。

アンコウ

ユウレイイカは先端の深場に降りている途中で見つけることができました。別の日には湾内でも目撃られていてます。逆にこのままの水温が続くと他の深海生物が上がってくるのではないかとやや期待感が膨らみます。

ユウレイイカ

夜の海に関してはちょっと・・・うーん・・・という日が多いのが現状で、春はあまり期待ができない時もあるんですが、今年は特にというか・・・。

それでもスルメイカやカタアシクラゲモドキなどのクラゲ、ヤドカリのグラウコトエ幼生など各種見られていますので、完全なる切ナイトではないので、そこはホッとできています。

スルメイカ
カタアシクラゲモドキ

こんな感じで安定感がない海ですが、逆にカメラなどで撮影する人は瞬時の判断ができて練習になると思います。

次の豪海倶楽部では5月は安定してマンボウがいっぱいでした!!っと言うお話ができるとうれしいですね。

春の海を感じて

大瀬崎は今まで冬の澄んでいた空気が少しずつ霞んできて、富士山をバックに浜辺には海苔取りをしている、おばちゃんの光景が見られ、春の始まりました。

例年より早く春濁りも始まり、そして海藻類の成長がは早く感じます。浅場で太陽の光を浴びる海藻類は毎年見ますが実に素敵な光景です。

先端の海藻
先端の海藻

そんな海藻類を外海の浅場ではアメフラシが食べている光景が見られたり、うまく隠れているアナハゼ類やメバル、ドロメなどの魚の稚魚・幼魚なども段々と増えて水中での季節を感じられます。

アナハゼ類の幼魚

夜の海で、これだっ!!というものも出ないのですが…毎年恒例の不明種のイカの仲間の姿も見ることができています。いい感じですね。

不明種のイカ

春濁りの影響で透明度が悪い時期も増えるかもですが、この時期でしか見られない光景・生物の観察を楽しんで、春を感じてみてください。

冬の生態観察

大抵の生き物たちは水温が上がると活発に動き数多くの生き物の生態行動が見られると思いますが、逆に真冬になると活発的に動き出し生態行動を行う生き物達もいます。

今回はそんな2月に見られた生き物たちの生態行動を皆さん、お伝えしたいと思います。

去年は私自身があまり見てなかったのか、今年はサビハゼの卵を守る姿が当たり年のような気がします。卵を守るシーンや雄の喧嘩など様々な見どころがあります。

そして一斉にハッチアウトする卵を見送るサビハゼは見ている者に感動を与えます。

卵を守るサビハゼ
ハッチアウト

今年は全体的イカ類が少ないとも言われいますが、大瀬崎の卵は未だに順調に増えているところを見るとまあまあな数が来ているのだと予想されます。

今年は産卵を行うヤリイカも撮影できました。

ヤリイカの産卵

ナイトダイビングではヤリイカ以外でも面白いのが浮遊系。

大瀬崎浮き浮きナイトウォッチングことライトトラップではヒメイカがアミの仲間を捕食しようとしたところに別のヒメイカが現れ、アミを奪い取りに襲い掛かるという行動も確認できました。

ヒメイカの餌の奪い合い

このような感じで2月は生き物の生態がとにかく面白かったです。

まだまだ3月は水温が低い時期がまだ続くので今回ご紹介した生物たちの生態行動も見られる可能性は大ですよ。

寒い海ですが、それでこそ楽しめる期待感がありますよ。

真冬の海の熱い出会い

真冬に入り、とにかく寒い・・・道路などが凍る寒い日が続きますね。

大瀬崎の水中もアンコウなど深海から訪問してくる真冬ならではの生き物たちが増えてきました。寒いと言ってられないほど次々に見どころが出てくるのがこの時期です。

さらに透明度が上がり透き通った海になり、水深を少し深めにとれば先端のハナダイなどが一面に見れるとても綺麗な光景が広がり感動です。

そんなキンギョハナダイの群れの中を降りていくと、紫と赤い色彩が目に留まるナガハナダイの群れに出会うことができます。

ナガハナダイ

またこの時期に面白いのは水面で休憩をして浮かんでいる水鳥のカイツムリ科の仲間。

魚を狙いに急激に降下して潜って行くところも運がいいと見ることができます。浅いところの魚たちが水鳥が来ると怯えて、岩の中に一斉に隠れるので、あたりを見渡すと水鳥たちを見ることができるかもです。

カイツムリ科の仲間

こちらは別の鳥(アビ科の仲間)の捕食の瞬間(イワシの仲間を食べているところ)。

捕食中のアビ科の仲間

夜の海では、タチウオの稚魚に会うことができました。

昨年の12月も数回出会うことができたので、今シーズンはタチウオの稚魚は当たり年なのかもしれないですね。

タチウオ

顔を拡大すると、こんな感じに。

タチウオ

観察、撮影中に見られるタチウオの稚魚たちは銀色なのですが、角度かライトのあたりなのかで色が赤紫へと変化し、輝く姿を見ることもできます。

そんなナイトのライトトラップではここのところ個人的に初見のアカアマダイの稚魚や毎年お馴染みなスルメイカの幼体などの姿も見られています。冬の時期はまだまだ見たことのない未知の生物に出会えるかもですね。

寒い時こそ海の中で熱い出会いを期待して見てはいかがでしょうか?

夜の海は光のオンパレード

明けましておめでとうございます、いよいよ2017年になりましたね。今年はいったいどんな年になるのでしょうかね。

さて話は戻ります。昨年12月の大瀬崎は海以外もとても綺麗な光景が広がりました。富士山には雪景色が綺麗に見られ、外海からの大瀬崎もまた外海オレンジの夕焼け景色が綺麗です。

大瀬崎の海と富士山
外海からの夕焼け

ライトトラップでは去年の年末年始に似たような生き物たち がライトの周りに集まり、冬の海になったなぁと実感がわきます。そんな冬の海で10000ルーメン越えの大光量ライトを数個使い生き物をおびき寄せました。

ダイバーとライト

小型の生き物は多数出現、カイアシ類が集まる中、ホウボウ科の稚魚などやミズヒキガニの幼体などがぽつんぽつんっと現れます、群れになっている小型のジンドウイカ科のイカたちの姿も見に入ります。

ジンドウイカ科の仲間

少し時間が経つと40cmぐらいの中型のアカイカが登場!目の感度が良すぎるせいで大光量ライトの周りをウロウロして何度か飛び込んでくる姿が見られました。

アカイカ

ダイバーの近くでも混乱状態が続 き動きが止まります。40cmぐらいでも深海の不気味な感じの目をみると迫力があるのです。

ダイバーとアカイカ

このサイズの外洋のイカはたまにしか見られないので、こちらも興奮してしまいました。今年もまた未知との遭遇のような出会いに期待ですね、そして皆さんにご紹介できればと思います。それでは今年もよろしくお願い致します。

秋の桜が舞う

まずは、11月に自分の中では今年一番の大ニュースが起きました!

9日にリュウグウノツカイの稚魚が大瀬崎湾内にて登場したのです!

前日にも情報が入り、次の日に狙って水面を探してみると発見! その1日は現地ガイド達の撮影会となったのです。

リュウグウノツカイの稚魚

傷もなくとても綺麗な個体でした。

そんな、浮遊生物ブームが巻き起こっていた一方、もう一つここのところよかったことがあります。

それが抜群な透明度。

秋の前半は一時期パッとしない透明度が続いたのですが、11月からは外洋の潮?が入ったおかげかずっと良好な透明度が続いたのです。

柵下

とにかく青い!!

大瀬崎の柵下ではこの青い光景が一面に広がるのです。

さらに少し深場に降りていくとこのポイントではサクラダイの雄・雌の大きい群れを見ることができるのです。

柵下

夏の時期から秋にかけて大きい群れなのですが、今の時期になると群れは小さくなっていました。

その代わりにあたりを見渡すとそこらじゅうで求愛している雄がいっぱいでした。

サクラダイの求愛

深場ではこんな光景が広がります。

沢山のサクラダイたちが求愛していている姿は秋の桜が舞うようでしたよ。

イカ集まりし秋の夜

今年は10月は例年以上に暑い日々が続きそして、急に寒くなったり、また戻ったりと気温の変化に悩まされる日々でしたね。

海の中は10月の後半から少し潮が変わったようで、いつもは見かけないクラゲなどの仲間が大瀬崎の湾内へと入ってきました。ほかにも甲殻類の幼生・浮遊するイカなど秋の前半に比べると夜の生き物も少しづつ変化が見られ始めています。

今年の3月に浮遊するイカの仲間の紹介をしましたが、秋に見られる個体はまた少し違うイカも入っているので再度皆さんにご紹介していきます。この時期から春の始めまで毎年見られるようなイカ達は色素細胞や発光器、透明感がとてもきれいな個体が多いです。

ホタルイカモドキ科の仲間
イカの仲間の幼体
スルメイカだと思われるイカの幼体

1枚目はお馴染みのホタルイカモドキ科の1種(ナンヨウホタルイカではないかと思われます)ライトのみでの撮影だとより発光器が輝いて見れました。2枚目のイカの幼体は不明種。透明な体が綺麗ですね。なにより、ほとんどのイカの幼体は同定が難しいです。

最後はスルメイカの幼体だと思われる個体、この時期から登場します。今年の頭には20匹〜30匹の小さな群れを作り見ている人たちを感動させてくれました。これから冬にかけてまたその感動を再び蘇らせてほしいですね。

クサハゼファイト

去年よりも遅めですが南方種もだんだんと増えてきている大瀬崎。浮遊生物もだんだんと熱気が出てきました!

得意とする夜の海のご紹介より、皆さんに今回は見てもらいたい・なにより知ってもらいたいと思った海の生き物がいます。

大瀬崎の湾内の小さな自然の世界。

大瀬崎の湾内を移動中にいきなり何かの魚がぶつかり合っている光景が目に入った。正体は2匹のハゼ。

2匹のクサハゼ

クサハゼである。

大瀬崎ではやや泥地にいる普通種の個体だが、喧嘩しているところを見るのは実は初めてなのである。

まず、A(オス)とB(オス)の喧嘩が一時中断したところで登場したC(メス)、この喧嘩を招いていると思われる張本人。喧嘩が中断するとAの巣穴に入り込むC。

Aの巣穴に入り込むC

なるほど、このCを取り合っての喧嘩なのだなぁと思い込んでいるとそこから、いきなり今度はBの巣穴にへと移動。

Bの巣穴にへと移動したC

「何やっているんだい」っとツコッみを入れたくなる。

そんなAは当然のように怒り出す。

怒り出すA

そこから威嚇。

威嚇するA

ひたすらお互いが噛みつき、お互いが傷つき、生死を分けた攻防戦が続く。

生死を分けた攻防戦

Cは「強いオスならどちらでもいいわ」と思っているのだろうか。それとも、ボロボロになるお互いを真のパートナーをと見きわめているのだろか。それはCの立場にならないとわからないであろう。

3匹のハゼが小さな世界で自然の厳しさを久々に目の当たりにするのでした。

ただ、このクサハゼが今まで見たどのクサハゼよりも綺麗に輝いて見えてしまう。

ボロボロになった2匹のオス

その後は近くにミノカサゴが通りかかり、喧嘩はまたもや一時中断でこちらも時間切れ。

数日後、この巣穴を見に行くと単体のクサハゼがいた。

鰭も綺麗、違う個体のハゼなのであろうか。あの戦いの結末はどうなったのであろうか・・・

なにかこみ上げるものを思いながらもう2匹がいない、その場を離れた。

以上 クサハゼファイトでした。

夏の見どころ2・浮遊生物の登場

8月は浮遊生物が盛り上がってきました。

秋から夏の前半まではさっぱり来なかった生き物たちもいい潮が入ったのかここにきて増え始めています。魚の稚魚は例年以上に多いような気もします。

8月の中場からはゾエアなどの小型の甲殻類の幼生などは今まで以上に増えてきました。写真でご紹介するのはシャコの幼生などもだんだんと見かける事が増えてきました。

シャコの幼生

また、今まで来なかった外洋性のイカ達もここにきて登場。毎年見ることのできているホタルイカモドキ科の1種です。

ホタルイカモドキ属の1種

この種類のイカたちはここからどんどん増えてくるので楽しみです。

こちらは7月の後半と少し前に遡りますがタコの仲間の幼体。何かわからない幼体ですが、形からヒョウモンダコのような仲間にも見えます。

タコの仲間の幼体

そして9月。

秋に入るとより一段と浮遊生物の出も増えてきて楽しめるはず!!

いよいよ浮遊シーズン到来ですね!!

夏の見どころ・水面と生態観察

暑い日が続きますね、大瀬崎も完全に夏の海に変わりました。

腰の浸かるぐらいの位置にはオキザヨリが群れになって泳いでいたり、夜になるとさまざまな種類のトビウオの幼魚、黄色い鰭が綺麗なギンポの仲間の稚魚など水面付近ではまさに夏だなぁと思えるさまざまな生き物に出会います。

あおって撮影すると空に浮いているように見える、アオリイカの小型個体は湾内の水面付近各所で観察できています。

水面付近の小型アオリイカ

また今の時期に面白いのは活発的に行われえる普通種の生態行動。

スズメダイ類は岩の隙間や裏に産卵していて、鰭を動かして卵に海水を送っているソラスズメダイの姿も確認できます。

ソラスズメダイと卵

ベラ類も面白くホンべラとカミナリべラの2種類を2週間、追って追って追ってを繰り返していました。

早朝に海に入ると浅場の1か所にカミナリベラが300匹以上の大群になっている。。。

そこから一瞬カミナリベラが玉のようなになり浮上。さらにその浮上した個体の中から数匹が産卵を行う。

産卵浮上前に集まっているカミナリべラ

そこで数日に渡り撮影を続けるとあることに気が付いたのです。

夕方にも大群になり産卵をしている。

早朝〜9時前ぐらいの時間に合わせるのでは?と思いよく見てみると・・・。別のベラでした、そのベラとは似て異なるホンべラ。

産卵エリアは同じなのにうまく時間帯で産卵を分けているように思えました。

産卵浮上中のホンべラ

さらにこの2種類見ていて面白いことに気が付きました。産卵浮上を始める瞬間オスがメスのことを刺激するのです(噛みついているのか、ぶつかっているのかは不明)。

普段見慣れている普通種ですが観察してみると意外な発見がありますね。

ギンタマ!?の成長記録!?

今年は昨年よりも早い水温の上昇。生態系もどんどんと産卵行動に移っています。そんな中で今回お見せしたいのが2週間かけて撮ったニジギンポ。ギンポのタマゴなので略してギンタマ(笑)発見からハッチアウトまで1日ごとに成長の記録をお見せしていきます。

5月23日

竹が落ちてると思いきや中にはニジギンポ&生んで間もない卵が!!

ニジギンポ&生んで間もない卵

観察開始です。

5月24日

5月24日のニジギンポの卵

5月25日

拡大してみると・・・。

5月25日のニジギンポの卵

うっすらと目ができている。

5月26日

5月26日のニジギンポの卵

奥の方は目がわかるぐらいになったぞ。

5月27日

5月27日のニジギンポの卵

拡大すると卵に黒い斑な模様が出始めた。

5月27日のニジギンポの卵

体が着々とできているのであろう。

5月28日

異変があり奥の目が変化。

5月28日のニジギンポの卵

5月29日

5月29日のニジギンポの卵

銀色から金色へと変化。

5月29日のニジギンポの卵

黒目もはっきり。

5月30日

5月30日のニジギンポの卵

なくなってしまった卵も。。。

何かのはずみで早めに生まれてしまったのだろうか?

5月31日

5月31日のニジギンポの卵

ここで異変が成長が続いている卵のほかに新しい卵が!!

まばらになくなった卵のほかにもきれいに生んでいる。

いつ生んだのだろうか??

拡大

5月31日のニジギンポの卵

6月1日

6月1日のニジギンポの卵

6月2日

6月2日のニジギンポの卵

6月3日

6月3日のニジギンポの卵

6月4日

夕方、見るといい感じ栄養部分がなくなっている。

6月4日のニジギンポの卵

拡大

6月4日のニジギンポの卵

しかし夜に少しハッチしてしまったよう。。

6月5日

いよいよハッチアウトって言っても昨日かなり出てしまったよう。

それでも夕方粘りました!

6月5日のニジギンポの卵

拡大で見るとなんとか証拠写真的には撮れました!

6月5日のニジギンポの卵

2週間のニジギンポ観察生活は終了。

しかし、6月24日時点ではいまだに卵はあります。

一カ月以上卵を産んでは見をくりを繰り返しています。

今度はいつまでこのニジギンポが産卵を続けるかを見ていきたいですね。

五月に会えた大瀬のアイドル

5月はゴールデンウィークもあっという間でしたね。大瀬崎は例年よりも海藻が伸びるのが遅かったのです、ここのところ生き物たちは着々と春の生態に変化していきました。

そんななか、今回は5月の間見ることのできた、大瀬崎の摩訶不思議なアイドル??達をご紹介していきたいと思います。

まずはゴールデンウィーク中の一番の見ものと言ってもいいぐらいだった、色白に輝きヒレをきれいに動かすアオリイカたち。

今年の産卵に訪れるアオリイカは、産卵床へと卵を産み付ける光景がより多く見られました。ホンダワラが例年よりも伸びず、一か所の産卵床へと集中したからのようです。

産卵に来た集団のアオリイカ

時間帯によってかなりの数のペアが確認できました。

ピーク時には卵を産みにきたいアオリイカは、グイグイ撮影者の前で産卵を始め、大迫力!!

撮影者を無視して産卵をするアオリイカ

そして5月になって、水温がやや上がり気味でしたが季節外れのアンコウが登場!

アンコウ

人気のライバル的存在、マンボウ出現情報で外海へと期待が寄せられるなかでの登場。

撮影者心を掴み、湾内へと気持ちを呼び戻したという、なかなかなことをやってくれます。

ウサギトラギス

最後は、ここのところ人気の生き物ウサギトラギス。

今まで私が見ていた個体は、鰭が開くまでの間がとても長くかなり粘りましたが、ここのところ出現している個体は鰭を立てるインターバルが短く5分に1回と短い。

鰭を広げた瞬間が撮りやすい!!ファンサービスはトップクラス!?

っと、どれもアイドルのような顔じゃないけど人気者が登場の5月でした。

生き物は顔じゃない!!

ってことですね(笑)

大きい魚と小さな魚

今年は3月にいつもより早めにマンボウが登場、4月の中半でもシラコダイにクリーニングされのんびりしている2匹を見ることができました。

普段は小さい生き物を見ていることの多い私は、久々のマンボウに興奮してしまいました。スタートが早いぶん、狙い続けたら今シーズンも見れるか楽しみですね。

マンボウ

ここからもう一つマンボウ並み??に面白い生き物が私の中では話題になっています。

それがここのところ、夜中ライトの周りを駆け巡っています。ライトを付けて30分ぐらい経つともうライトの光が覆われて見えなくなるのではと思うほどの無数の稚魚たち。

ライトに集まるシラス

だんだんだんだんと近寄るとこんな感じ、そうこれはイワシの仲間の稚魚(シラス)です。大瀬崎では年に数回このようなシラスの群れを確認でいます。

シラスの群れ

光に驚いたのか、稀にこのようなことがおきます。一匹丸まった個体。数十秒すると体制を整えてまたも泳いでいきました。

一匹丸まった個体

この後は時間の経過ごとにまだまだ群れが大きくなり、一晩中灯りを照らしていたらいったいどのようになるのでしょうかね??

まだまだ目撃例が増えるマンボウ、そして年に数回の神秘、シラス。大き さがかけ離れた両者、大きい魚と小さな魚、観察するとまったく違う世界が大瀬崎では楽しめています。

1カ月間浮遊生活

季節の変わり目、キアンンコウなどの姿は見えなくなり、いつもより少し早めにマンボウが目撃されるようになりました。

ここ1カ月間は浮遊生物は毎日のように生き物が入れ替わりするように登場。

前回お見せした写真に浮遊性の各種類のイカが姿を現しましたが、今思うとあれが序章にすぎないような感じに思えたぐらいなのです。それでは2月から遡ります。

まずは2月21日。

スルメイカは変わらずに集団で泳ぎ回ります。その途中で別の生き物が3個体、現れました。

おそらくは外洋性のタコの幼体ではないかと思われます。

外洋性のタコの仲間の幼体

その1週間後の2月28日は普段はまずお目にかかれない、深海系の稚魚の登場。

ハダカエソ科の一種クロナメハダカ属の可能性があるとのことです。

ライトの光に何か透明な楊枝のようなものがゆっくりと寄ってきたなと思ったらこの稚魚でした。

他にもカンテンダコだと思われる幼体も出たようです。

ハダカエソ科の一種

3月2日、数日前から少し潮が変わり水温も上昇(一時は17℃まで!)

そこからはガラッとライトに寄ってくる生き物が変化しました。

スルメイカは今まで見た群れはいなくなり、稀に現れるくらい。この日はオオバウチワエビのニスト幼生を写真家の阿部秀樹氏が発見!

着底する前の浮遊生活のラストのステージ、何十年に一度見れるか見れないかくらい珍しいステージなのです。

セミエビ科の一種のニスト幼生

3月5日、浮遊生物ではお馴染みなレプトケファルス幼生やタルマワシの仲間が続々登場。

個人的なヒットは他店のお客様が発見した1cm(1センチ)に満たないホウボウ科カナガシラ属一種の稚魚。

カナガシラ属一種の稚魚

3月9日、2日にニスト幼生を見た後、まさかのその前のステージのフィロゾーマ幼生(種類は不明)をまたしても阿部秀樹氏が発見です。

種類にもよると思いますが個人的に秋〜冬にかけて見かけるのですが3月に見るのは初めてなのです。

フィロゾーマ幼生(種類は不明)

3月13日、ダンゴイカの仲間が大・中・小とさまざまなサイズがライトにゆっくりと向かってきます。

ツメイカ科の1種の幼体や3〜4個体で群れになるスルメイカも見られ、久々のイカフィーバーとなりました。

ダンゴイカ科の一種

3月16日、3日前と比べるとイカなどの姿は全く見えない。

今まであまり姿が見えなかった甲殻類の幼生が目立ち始めました。

不明種のゾエアやメガロパ、ミズヒキガニのゾエアなど。

写真はライトトラップ中によくは見かけるのですが不明種のゾエアです。

ゾエア(種類は不明)

毎回潜るたびに変わる浮遊生物たち、ここ1カ月の変化は実に面白かったです。

4月からもまた変化が出てきそうで、春の浮遊生物たちも目が離せないですね。

冬の浮遊するイカたち

皆さま、初めまして。

今回から大瀬崎より大瀬館マリンサービスの堀口が豪快倶楽部に参加させていただきました、よろしくお願いします。

ここのところ大瀬崎ですが、水温はガクッと下がりピーク時は毎年通り、13度台まで下がりました。

1月は透明度が最低で3〜5mと冬なのにこの透明度は何なんだろと思ってしまうぐらいでしたが、2月に入ると徐々に上がり湾内でも最高で15mぐらいと冬の透明度だっ!っと喜べるくらいに上がりました。現時点では10m前後をキープしています。

水温が下がるのは寒い・・・っと、喜べない人も多いと思いますが、低下とさらに外洋の良い潮が入ると数種類のイカの幼体が大瀬崎湾内では観察することができるのです。

そのイカ類は昼間は観察するのが難しですが、ライトラップという方法を使って夜におびき寄せます。

それでは、最初にお見せしたいのはスルメイカだと思われるイカの幼生。

このイカの幼生、多いときは20〜30匹ぐらいの群れを作るのです。大きい個体は大瀬崎では見ることも少なくなりますが、稀に確認することもできます。

スルメイカだと思われるイカの幼生

ライトの周りに寄ってくる小さい群れ。

ライトの周りに寄ってくる小さい群れ

また、毎年登場するも、なんのイカの仲間かもわからない不明種もこの時期に登場するのです。

まれに膨らんだりするのが特徴の一つです。

膨らんだ不明種

ほかにも輝きがきれいなイカたちは続々と現れます。

ただ、ほとんどが同定が難しい不明種ばかり・・・。

輝きがきれいなイカ
輝きがきれいなイカ

また、ただライトに寄ってくるだけではなく、ここのところ生態シーンも見られてます。

昼間は海藻やロープなどにくっついて身を潜めているヒメイカですが、エサの取り合いや交接などで2匹がくっついているところが2月中は何回も確認されています。

ヒメイカ
ヒメイカ

腹側や足につく無数の発光器がきれいに輝きくホタルイカモドキ科の1種です。

光を放つのは隠れたり、脅かすため。このイカ達はうまく発光器を使い分けしているようです。

ホタルイカモドキ科の1種
ホタルイカモドキ科の1種

ここから季節は春に変わっていきますが、水温が低い時期はまだ続くので、浮遊するイカはまだまだ光を求めて姿を見せてくれるでしょう。

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