ガイドのつぶやき 海辺のエッセイ 豪海倶楽部  

第三話

さてさて、続きです。“泥に潜って、って〜も、心は錦〜”と歌にもありますが(ない!ない!)基本的に泥ンコダイビング好きな人は、心が綺麗(ホンマか〜?)なんです。ほら、子供の頃ドロンコ遊びとかしなかったですか?え?田舎モンと一緒にするな?(笑)

大人になってもドロンコダイブに勤しむダイバーって、やっぱりピュアーなんですよ。どうしても、話しをそっちに持って行きます。こんなに水が汚いのに・・・って、よく言われるんですけど、汚いんじゃありません!濁っているだけです(笑)。しかし、よくもま〜、この視界の悪さで、みなさんウマイ事写真を撮られますね〜? 濁っているだけならば、何とか写真にはなりますが、浮遊物はイケません!写真に写ります。この間隙を縫ってシャッターを押すのも快感なんですけどね?え?オカシイって?そうかな〜?

もともと水中撮影って、不確定要素の塊みたいな条件で、撮影を楽しむんだから、リスクが多い程、燃えるんじゃないの? なまじっか、水が綺麗だと目に飛込んで来る情報量が多くなり、処理するのに時間が掛かってしまい、集中力が落ちるので、適度に見えない方が被写体に集中できます。え?僕のオツムが弱いからだって?失礼な!確かに、水の綺麗な場所では良い写真を撮った試しがないですよ!(自爆)三保が、一部の(本当に極一部です)ダイバーの間で“魔性の海”と呼ばれているのは、いろいろな理由がありますが、最も正しい回答としては、1回で写真がうまく撮れない事にあります(笑)。

うそうそ、みんな生物が楽しいから通うんですよね?ある三保フリークのマッドダイバーは、こう語ります。“マッドダイビングは一日にしてならず&三保はやっぱりマッドダイビングのデファクトスタンダードだ!”と・・・。

ちょっとホメ過ぎの様な気もしますが、この励ましのメールを送ってくれた“泥の館”の主は、並み居るマッドダイバーズを唸らせる、マッドダーバーズ・オブ・ザ・イヤー(こんなんアリますの?)最有力候補なんです(笑)。

http://www007.upp.so-net.ne.jp/doronoyakata/


鉄
鉄 多加志

1965年生まれ
清水出身

生まれ育った環境が、都市部?の港湾地域に近く、マッドな環境には滅法強く、泥地に生息する生物を中心に指標軸が組み立てられている(笑)この業界では、数少ない芸術系の大学出身で写真やビデオによって、生物の同定や生態観察を行う。

通称「視界不良の魔術師」
静岡・三保

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