八ック謎ナゾ生命体 豪海倶楽部  

レグルス動物園 犬編

2月は毎年海外ツアーに出かける時期です。

レグルスに来て以来、一度も欠かしたことのない海外ツアーと、個人的に出かける海外旅行が、この時期の私の楽しみ。しかし、この海外ツアー、ちょっとした問題が。

それは、誰が留守番をするのか?

今年初めて、私がその留守番役になりました。私達には、どうしても誰かが留守番として店に残らなくてはならない事情があります。店が年中無休だからではありません。店で飼っている動物が多すぎるのです!!

みんなで手分けして世話をしても大変な動物たち。予想はしていましたが、一人で面倒をみるのは、本当に大変でした。まさに、レグルス動物園。大型犬2匹、小型犬1匹、猫2匹、クサガメ1匹。この動物たちは、レグルスHPのスタッフ紹介のページで、役員として載せています。

手間のかかる役員たち、今月はこの上位3匹をご紹介しましょう!

トップバッターは会長のラッキーです。

部屋の中で賢い大型犬をはべらせ、優雅な生活をエンジョイしようとした元の飼い主が、大きくなるにつれて暴れん坊になっていくのに恐れをなして手放した、黒のラブラドール。親方が自宅で飼おうとして連れて帰ったのですが、庭の花壇をむちゃくちゃにしてしまったため、店に戻ってきました。店に来てからも、目を離すと脱走し、やみくもに走り回って通行人を突き飛ばし、すっかり町内の有名犬。

しかも大食いの食いしん坊で、小石まで呑みこんで腹膜炎をおこし、生死の境をさまよった経験の持ち主です。

最近では、太りすぎたせいと、良い加減おじさんになってきてしまったらしく、だいぶおとなしくなりました。正確にはわかりませんが、多分10歳くらいかな? 気持ちに体がついてこないようで、走り回るのは最初だけ。すぐにグッタリしています。

お次は社長のクゥー。

ラブラドールとゴールデンリトリバーの混血だそうで、混血じゃ売り物にならないからと里子に出されていたのを、1匹だけもらってきました。多分3歳くらい。

ラッキーと比べると賢いのですが、とんでもなく寂しがり屋の腕白坊主。もう、遊んでほしくて遊んでほしくて仕方がなく、誰もかまってくれないと寂しくて頭がおかしくなってしまうようです。食いしん坊なところはラッキーと同じで、散歩中にソテツの実を食べ、肝臓を悪くして1年間も投薬治療を受けた経験の持ち主です。

写真は親方の姿を見て喜んでいるところ。

いつも力いっぱい綱を引っ張って人のところへ駆け寄ろうとするので、首輪で首が絞まり、苦しくなってゲェゲェ吐いていたりします。

この2匹を散歩に連れて行くのが、どれだけ大変か…。お察しください。私は2日目から、タンクを背負って歩くのが困難になるほど、下半身が筋肉痛になりました。

最後はポメラニアンのチェリーです。レグルスの総務部長。

初めてみたゲストからは「かわいー!!」と絶賛されています。最初だけ。これは小さいし、室内犬だし、手がかからなそうだ…と思うでしょ!?

ところがどっこい。
こいつが一番の厄介者なのです。

チェリーは多分2〜3歳の頃に、レグルスに引き取られてきました。前の飼い主は引越しで犬が飼えなくなったのだとか。今は10歳を越える最年長のお婆ちゃん。しかも気位が高くて、最強の食いしん坊。

何が大変って、室内犬なのに、ちょっと目を離すと自分でドアを開けて、どっかへ行っちゃうんですよ。昔は本当にそのまま行方不明になり、保健所で保護されていたこともありました。どうも与えられた餌だけでは物足りず、自力で食料調達に出かけているようです。しかも道中、トラックが通りがかると必ず吠えかかって立ち向かっていくという習性があり、危険極まりません。

私に対しては従順なのですが、可愛いね〜と触りにきたゲストには必ず噛み付き、流血の大惨事を引き起こします。郵便屋さん、水道屋さん、保険のおばちゃん、用事があって事務所側の出入り口から入ってくる全ての人に吠え掛かります。

この3匹だけでも十分大変なのに、レグルス動物園にはまだまだ厄介な生き物達が。。。長くなったので、続きは来月。お楽しみに〜!!


水谷
水谷 知世

昭和40年代生まれ
兵庫県出身

一見、負けず嫌いで男勝りというイメージだが、実は繊細な女性らしい一面を持つ、頭の回転はレグルス一番!!の頼もしい存在である。(レグルス親方・談)

伊豆諸島・八丈島

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