銀塩カメラからデジタル一眼に変えて、早一年！使う度に従来の銀塩カメラと比べて、「俺は一体今まで何をやっていたのだろう？！」とほとほと思ってしまう。何よりもまず、ストロボである。銀塩にシンクロコードを使用したTTLはシビアなところで言えばほとんど効かず、やっぱりマニュアルでないとという想いは絶対だったが、デジタル一眼のETTLやSTTLは嘘みたいみ効く！！デジタル一眼に変えた当初は、撮影する度に「うそー！嘘であって欲しい！！そうじゃないと今までの苦労が馬鹿らしくてやってられない！！」などと画面を見る度に怒りで震えたものであった。

・・・・・が、しかし、But！！慣れと言うものは恐ろしいもので、今では「一本36枚のやりくりもしなくていいし、撮影データもある程度固定で考えなくていいし、補正はする事はあるけど、今までの事を考えれば全然楽だし、極端な話、ファイダーを覗きながら生物の動きに集中するだけいいし、こんなに楽勝なら撮るのが楽しくしょうがない！」てな具合で、今でも時折使用する銀塩カメラの20年慣れ親しんだデータさえ忘れてしまうほどなのです。

・・・・・が、しかし、But！！例え、たくさん撮れたって、あんまり連写（？）していると取り込み作業で、シャッターが押せなくなるのが歯痒い！！しかも「bussy」である！！カメラから「今、忙しいの！！」っと言われるのです。だいの大人が！！・・・・・・ゆっ、許せない・・・・（泣）？！

まあ、それでも確かに数段便利になって楽になったけど、何かフイルム時代の撮影時の狙って狙ってのヒリヒリするような渾身のワンショットが少なくなったような気がするのは僕だけなのかな〜？？？

数週間前、今のままだと纏めていないスリーブは、僕の性格上、きっとこのまま放置され、陽の目を見る事はきっとないだろうという人に自慢出来ない妙な自信から、少しずつ過去のフイルム整理を進めてる。そこから出てきた今回の写真です。二ヶ所の港内で撮影したもので、セグロチョウチョウウオの幼魚とヒメツバメウオの群れです。ポジフィルムをルーペで覗いているとその時の情景がありありと思い出されます。また、これが綺麗なんだな！ポジって！！