ガイドのつぶやき 海辺のエッセイ 豪海倶楽部  

分身

本当に短い梅雨があけました。大半の生命体はテンション上がって強烈な刺激を放ってます。内地に住んでる頃、もしくはダイバーでないころ、嫌いなシーズン第二だった梅雨。三十数年の中でもっとも短かった気がしてます。ただ、水不足は否めません。節水にご協力を!!

さておき胸躍る夏の到来です。たくさんのダイバーで賑わうこの時期は、幸いにも忙しい日々が続く・・・5倍の紫外線が意味する暑さが無条件に僕らを海へ誘うのだからしかたない。でも時折”BUNSHINの術が使いたい”などと、未だに妄想に頼りそうになる自分に嫌気がさし、おまけに、ここまでクリソツな顔ばかりなのはセコイな〜としょうもないことを考えてしまう。本当にいくつになっても甘えん坊〜だ。でも、やはり夏は楽しい、どんなに疲れてても瞬間瞬間を大事に全力で駆け抜けてこう!!

にしても全力疾走は魚や人に限ったことではなく、常夏の果物も出力は全快となります。ホントに同様にますますその華やかさは加速し、マンゴーにはじまりパイナップル等など、その味は僕らに頑張れと言ってくれてるのか?ささやかで強烈なリフレッシュを実らせてくれます。写真は、もう少ししたら店先に並びだすドラゴンフルーツの畑!園芸名は百連閣(ビャクレンカク)と呼ぶそうです。この果実の花は夜咲き朝には萎むのですが、それは大輪でかつ、あまい芳香と絢爛さを併せ持ちます。その様子は完全に夜の蝶???8月くらいまでが開花時期らしいので、虫の音色を聞きながら(ハブに注意して)見にいくのもたまには良いのじゃあーりませんか?お父さん諸君!?

この果実もビビッドな皮なうえ、実の色も赤と白があり、どこまでも見た目は派手なのですが、味はノーコメントにさせてもらいます。残念。。。でも、シークワァーサーとの併せ技もあるようですよ。ぜひお試しあれッ!


堅田
堅田 純平
(カタタ ジュンペイ)

1976年10月16日生まれ
高知県須崎市出身

海山県に生まれながら、クラゲが嫌いで故郷を出るまで海と向き合ったことがなく上京先のコンクリートジャングルの中で、不順な動機から最初のひと雫に出会う。しかし、純粋に海に秘められた様々の可能性を手にしたくなり、覚悟を背負って26歳で久米島へ、ガイド業へ、苗字の印象はあまりにも堅いが、どんな海にも、そして人にも柔軟に接し、海を背景とした生命体のlocus&miracleを(辞書を引いて背伸びしてます)やさしく伝えていきたい願う。

沖縄・久米島

DIVE ESTIVANT

〒901-3108
沖縄県島尻郡久米島町
比嘉160-69
Tel:098-985-7150
Fax:098-985-7151

www7b.biglobe.ne.jp/˜dive-estivant
estivant@mrh.biglobe.ne.jp