日本はすっかり秋！かな・・・？

コチラ「セブ島リロアン」でも秋のシーズンである。とは言え晴れるとゲキ暑な天候は夏と変わりないのだが、日差しの差し込む角度が若干変わってきたり・・・、朝晩意外なほど涼しくなっていたり・・・、そしてフィリピンの秋と言えば「フルーツの秋」、こちらは100％路地ものなので、その季節にしか食べられないフルーツが殆ど。マンゴスチン・ランブータン・ランソァネスなどなど・・・。とっても食卓が豊かになる季節なのである。 ってなこって、「オレもあ〜だこ〜だしている間にフィリピン在住暦10年以上を重ねていたことにに気付いた」と書き出したのがいつだったっけ・・・？ま、いいか。今月は「その手の話　パート4」である。

日本ではついこのまえ総選挙が行われたが、フィリピンでは来年に一斉選挙が予定されている。「一斉？」って何が？どのくらい？一斉なのかと言うと、フィリピン全土で行われると言う規模的なものも「一斉」ではあるが、“国会議員”から“村の村長さん”まで全ての代議員を一日で選挙してしまうのである！！！なので投票用紙はトイレットペーパーをちょっと長めに出しちゃった！？ってな感じの長さに！！さらに投票のシステムは記述式。スペルを間違えたら無効票？っつーか、何人の名前を書けばいいっつ〜んだよ！？！？ってな感じなのである。

前回の選挙の数日前。今回の市長選に立候補している人物からバランガイ（村の小さなもの）別に呼ばれていると言うので、仕事の途中でぞろぞろと皆投票所へ・・・。でも、何故かみんなちょっとお祭り騒ぎ状態！？何故かなと思っていたのだが、20〜30分もしたらみんな帰って来た。それも大盛り上がりで！？さらには、みんな何やらビニール袋を持っているうえ、「あの人（立候補者）は大変良い人だ！！！」とみな口を揃えて褒め称えている。どうしたの？と聞いてみて驚いた・・・。

「今回の立候補者は“お米”をくれたよ！こんなに沢山！ほらっ」と言って見せてくれた。

要するに「ワ○ロ（賄賂）」である。が、まさに堂々と潔いまでにあからさまに配っているのだ。それも本人が手渡しで、わざわざ有権者を自分ところに呼び出して・・・。で、皆に聞くと、明日は対立候補に呼ばれているそうな・・・。なるほど、だからお祭り騒ぎだったのかと納得していると、中に何故か不満を口にしているヤツもちらほら・・・。そいつの言い分がまたスゴイ。

「隣の町はいいよなっ！ここは“お米”と“お菓子”だけだけど、隣町なら“トウモロコシの粉”も貰えるんだからっ！」

どうやら隣町には候補者が3人いるようだ・・・。

（思わず、開いた口が塞がらないジョー君なのであった）

こんなこと考えながら魚（じゃなくて“彼ら”）と付き合ってるのってオレだけ？

と言うことでまた来月。