今年は暖冬ですね。

水温も例年に比べ1〜2度も高いです。ダイバー的には、嬉しい話かも知れませんが、水中生活にかなり変化が出ているようです。

例えば、サビハゼの産卵が遅れたり、少なかったり・・・
カサゴ・メバル・アナハゼの繁殖時期が遅れたり・・・
アジやキイロウミコチョウが巨大化したり・・・
この先どうなっていくのか？興味深々です！

先日、「海藻を撮りたい」とリクエストがあったので、海藻ワサワサポイント「NY」（自称）に行ってみました。例年なら、マメタワラをはじめホンダワラ科の海藻が足の踏み場もないくらい生い茂り、水面まで延びてアーチになってたりしていたのに・・・。

今やそんな姿はほとんどありませんでした。温暖化だけの問題ではないとは思いますが、眼に見えて変わっていく海を見ていると何やら感慨深いものがあります。

そんな厳しい現状の中で、1本の海藻が水面に向かって伸びていました。ちぎれた別の海藻に絡み付かれても負けじと頑張る姿に生命力の強さを感じる光景です。