ガイドのつぶやき 海辺のエッセイ 豪海倶楽部  

新学期

春のポカポカ陽気でとても気持ちいい日が続いております。

水中はというと、水温15度前後ととても気合が入ります(笑)。そんな2〜3月に、あえて繁殖活動をする生物も多いです。 サビハゼはよく知られているますが、今回のは同じくハゼのチャガラです。

人の感覚からしたら、何でま〜こんな寒い時期にね〜と思うのかもしれませんが…ざっと考えてみますと、

  • 寒い時期、魚が減るので卵が襲われる確率が減る。
  • 産まれ育つ時期には、春濁りで敵の目も欺ける?
  • 水温が上がりつつ、日照時間が長くなりプランクトン類がいっせいに増えるので、エサが豊富。

など、実はいろんな利点があるのでした。小さい脳みそで(笑)よく考えたものですね〜。

産卵してからハッチアウトまでは、約14日〜20日間。(水温などの影響もあると思いますので、前後はしますが…)しかも、同じところに産みハッチアウトを3回繰り返しました。見ていると、産み付けているのは同じ個体のように思えるのですが…その都度求愛しているのか? 別の個体なのか? はたまたナヌカザメたちのように貯蔵して間隔あけて産み付けるのか? あ〜謎がいっぱい。

まぁ〜なにはともあれ、新しい命が世に旅立ちます。元気で頑張れよ〜〜!! 海中も新学期の始まりのようですね〜。


八木
八木 克憲

1970年3月生まれ
川奈在住

むか〜し昔のことじゃった。岐阜の山奥に一人の若者がおったとさ。小さい頃は山や川で朝から晩まで駆けずりまわりよった。その若者は、都会さあこがれ名古屋へ出稼ぎに行き公務員になったとさ。何不自由なく暮らしていた中、どこで頭を打ったのか?若気の至りというものか?公務員をきっぱり辞めダイビングの世界さ飛び込んじまった。サイパンに渡りMOCダイブセンターヒロの元、丁稚奉公をしたとさ。帰国後、縁あって川奈という海に出会い、腰を据え一生そこで潜り続けるのじゃそうだ。自然と戯れるのがそれはそれは楽しいのだそうじゃ。あ〜めでたしめでたし!

伊豆半島・川奈
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